今日は曇りときどき晴れ。今朝は暗い空に薄いベールのような雲が所々にかかっていて、西の空に浮かんだ半月が淡い光を放っているのが見えた。朝の気温は-1℃で10日ぶりに冬日となった。昨夜降った雨で濡れた路面はまだ乾ききっておらず、湿り気のある空気が冷たく感じられる。弱い北よりの風が吹いていて、まるで冷凍庫の中にいるような陽気である。
日中は上空に雲が広がって、スッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は11℃で湿度が低く、冷たい北よりの風が吹いている。雲の合間に青空が見えるものの、日射しが少なくて気温よりも寒く感じられる。風が冷たくて凍えるように寒い1日となった。
夕方になって、少し雲が切れて青空も広がってきたものの、日が沈むとぐっと気温が下がってきた。
今日も1日仕事をした後、定時を少し過ぎたところで、机上の整理をすると職場を出た。新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。夕方の混雑時間帯に帰宅してしまったので、車内はかなり混んでいて、吊革にも掴まれず、ひたすら混み合った車内で我慢を強いられた。電車が立川駅に到着したところで、ホームに乗客が吐き出されて、一緒にホームに降りた。
帰りに気分転換と糖分補給を兼ねて、お茶をして帰ることにした。立川駅で電車を降りると、改札を抜けて駅北口にあるルミネ立川1階に降りた。クリスピークリームドーナツ ルミネ立川店でお茶をすることにして、店に入る。いつものように外に面したカウンター席の1つを確保すると、レジ横のショーケース前に行って、ケースの中を覗き込んだ。
ショーケースの中には今月15日に発売になった期間限定ドーナツ「SWEET SUPRIZE」の3種類のドーナツが並んでいる。
今日はこの期間限定ドーナツ「SWEET SUPRIZE」の中から「ハッピーチャンキーチョコ」と「ホワイトキャラメルカーニバル」の2種類のドーナツを食べることにした。レジに進んでドリンクを注文する。ドリンクは期間限定ドリンク「ホット キャラメル バナナ」を注文することにした。
代金を払って、ドーナツの載ったトレーを受け取り、ドリンクカウンターでドリンクを受け取ると、トレーの上にプラスチックのスプーンを載せて、確保したカウンター席に運んだ。
席に着くと、紙おしぼりで手を拭き、最初に「ホット キャラメル バナナ」を飲むことにする。「ホット キャラメル バナナ」はバナナソースとキャラメルソースをミルクと一緒に温めたドリンクで、表面に浮かんだ泡の上から更にキャラメルソースをかけて、プレッツェルをトッピングしている。
まずはカップを持ち上げて、そのまま「ホット キャラメル バナナ」を飲む。鼻腔にバナナとキャラメルの香りが広がって、温かいドリンクにホッとひと息つけた気分である。バナナのフルーティーな甘さの中にミルクの優しい甘さとキャラメルソースのコクが感じられる。表面に浮かぶ泡は、優しい口当たりで、泡の表面に浮かんだサクッとした食感のプレッツェルが食感のアクセントを与えている。
「ホット キャラメル バナナ」がカップの半分くらいにまで減ってしまったところで、ドーナツを食べることにした。最初に手に取ったのは「ハッピーチャンキーチョコ」である。「ハッピーチャンキーチョコ」はリング状のドーナツの表面にビターチョコをコーティングし、3個の大きなチャンクチョコや2種類のチョコチップ、チョコパフ、砕いたココアビスケットをトッピングしたチョコ尽くしの贅沢なドーナツである。
どこからどうやって食べるか悩みつつ、結局はシートでドーナツを挟んでかぶりついた。ふわふわの食感のリング状のドーナツにコーティングしたチョコはほろ苦で、さまざまなトッピングの甘さやビターな味わいを引き立てているかのようである。ごろっと大きなチャンクチョコはビターでほのかな甘さが感じられる一方で、チョコチップのミルキーな甘さと軽い食感のチョコパフ、ビターな中にチョコのスイートさが感じられるココアビスケットがそれぞれに存在感を主張していて、なかなか楽しい。ボリュームもあって、美味しかった。
ドーナツを1個食べたところで、少し「ホット キャラメル バナナ」を飲む。続いて「ホワイトキャラメルカーニバル」を食べることにした。「ホワイトキャラメルカーニバル」はリング状のドーナツのドーナツ生地にホワイトチョコクリームを載せて、3粒のキャラメルポップコーンと1個のプレッツェル、2種類のホワイトチョコチップ、ホワイトチョコパフをトッピングしたホワイトチョコ尽くしのドーナツで、表面にはキャラメルソースでラインを描いている。
このドーナツも半ば観念した気分で、シートで挟んでドーナツにかぶりつく。さまざまなトッピングを載せたドーナツは見た目以上に重く感じられる。ふわふわの生地にトッピングしたホワイトチョコクリームは舌触り滑らかな食感で、さまざまな食感のトッピングをしっかりと受け止めている。
サクサクとした食感のキャラメルポップコーンはやや堅くて、芯が残っている感じがするが、軽い塩味のプレッツェルはアメリカンテイストな美味しさで、食感と見た目のアクセントになっている。軽い食感のホワイトチョコパフに、ごろごろとした食感のホワイトチョコチップはミルキーな甘さで美味しい。キャラメルソースのほろ苦くスイートな味わいとコクがアクセントになっていて、このドーナツもボリューム感があり、なかなかに楽しめた。
ドーナツを2個食べると、再び「ホット キャラメル バナナ」を飲む。ドーナツの甘さが「ホット キャラメル バナナ」の甘さに絡み合う。その余韻を楽しみながら、窓の外をぼんやりと眺めた。
少し気分も落ち着いたところで、いつものようにカバンの中から読み物を取り出し、「ホット キャラメル バナナ」を飲みながら記事に目を通す。カップの中の「ホット キャラメル バナナ」が残り少なくなってくると、カップの底にバナナソースの中の果肉が沈んでいるのが見えた。果肉をスプーンで掬って口に運ぶ。
ミルクの熱で温められた果肉はイモのような食感である。熱の入ったバナナはほのかに甘く感じられるものの、いつも食べているバナナとはまた異なった味わいである。バナナを食べてしまうと、カップも空になった。
その後もしばらく記事を読んでいたが、目が疲れたところで、帰宅することにした。食器を返却して、店を出る。
外は冷たい北よりの風が吹いていて、気温以上に寒く感じられた。