今日は曇り。今朝は上空に暗い空が広がっていて、薄く綿を広げたような雲が所々に広がっている。雲の合間には星が煌めいているのが見えた。今朝の気温は０℃を下回るくらいで湿度が低く、北よりの風が吹いている。出勤のために玄関の扉を開けると、涼しい風が室内に流れ込んできた。この数日、厳しい冷え込みの日が続いていたこともあって、少し寒さが緩んだような朝である。ただ、空気が乾燥していることもあって、風が肌を刺すように冷たい。気温以上に寒く感じられた。
家を出ると、日野駅まで歩いていく。道路わきの用水路を流れる水の音が耳に響いてきた。寒い日が続くが、春の近づいてくる気配が何とはなしに感じられるように思われる。冷たい空気が朝の眠気を吹き飛ばして、目が覚めるように感じられた。甲州街道に出ると、駅に向かう出勤客の姿が増えていることに気付く。日野から乗った電車の車内も、昨日にもまして多いように感じられた。
新宿駅に着く頃には、空が白々と明るくなっている。電車を降りると、ホームを通り抜ける風が凍えるように冷たかった。職場に着いて窓から外を眺めると、薄藍色の空に薄い雲が広がっているのが見える。雲の下に山々の淡いシルエットが鎮座している。日が昇ってくると、東の空に広がる雲がオレンジ色に染まってきた。
日中は曇りで、上空一面を白い雲が覆うスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は９℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。薄日が射しているものの、北風が強く吹いていて、容赦なく体温を奪っていくかのような凍える寒さである。日射しの温もりは無く、冷たい空気がカラカラに乾いていて、身を切るように寒い１日となった。
昨日に引き続き、今日も帰るのが遅くなってしまった。夜になって仕事を終えると、外に出る。後ろを振り返ると、都庁が赤と白の２色でライトアップされているのが目に入った。
東京都は世界共通の都市課題を克服する「持続可能な新しい価値」を生み出すため、「Sustainable High City Tokyo」をグランドコンセプトに掲げて、取り組みを進めるとのこと。このグランドコンセプト「Sustainable High City Tokyo」を略して「SusHi Tech Tokyo」として、今月からイベントを開催するとのこと。
今月27日と28日に東京国際フォーラムで、スタートアップとのオープンイノベーションで持続可能な社会を実現するためのイベント「City-Tech.Tokyo」を開催する他、27日から３月１日に国際会議「Global City Network for Sustainability（略称：G-NETS） Leaders Summit」を東京で開催するとのことである。
これらの取り組みの一環として、「SusHi Tech Tokyo」のロゴマークにちなみ、第一本庁舎を赤と白にライトアップしている。紅白にライトアップした都庁を見るのはラグビーワールドカップ2019日本大会の開催に際して、ラグビーワールドカップ2019日本大会マスコット「レンジー」をイメージしたカラーにちなんだライトアップを行って以来だが、その時のライトアップとは赤と白の位置が左右で異なる。今回は赤は左で、白は右にライトアップされてる。
ちなみにラグビーワールドカップ2019日本大会ライトアップの時は、都庁を新宿中央公園側からは見なかったが、今回は都庁の西側に廻って、新宿中央公園側から都庁を眺めてみた。すると、やはり、赤を左に、白を右に配置したライトアップを行っている。なかなか芸が細かい。
ライトアップの期間は２月１日から３月１日までの１ヶ月間で、点灯時間は18時から22時までの４時間となる。22時以降はウクライナ国旗色にライトアップされる。
紅白にライトアップされた都庁を背に新宿駅に向かった。新宿駅に到着すると、中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。
電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて甲州街道を渡った。上空には薄い雲が広がっているものの、雲が塊上に割れて、その隙間から暗い空が顔を出している。天頂付近に浮かんでいる雲の一隅がぼうっと明るく見えるかと思うと、雲を透かすようにして明るく光る月が姿を見せた。東の空に広がる雲の下を横田基地に向かうのであろう飛行機の航空灯が横切っていくのが見えた。
冷たく乾いた北よりの風が吹き付けて、顔がこわばるように感じられる。吐く息が白く見えて、マスクから漏れる吐息でメガネが曇ってしまった。
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