今日は晴れ時々曇り。今朝は上空に青空が広がっているものの、うっすらと薄雲が広がっていて、東の空に上ってきた朝日がヴェールのに隠れたように、柔らかな日射しを降り注いでいる。今朝の気温は24℃で弱い北よりの風が吹いていた。湿度が高くて、朝から蒸すような陽気である。
今日も朝から出勤のため、電車に乗って新宿駅に向かう。新宿駅に到着すると、上空には雲が多く浮かんでいたが、次第に日射しが降り注いできて、街が明るくなってきた。朝から街路樹のセミが、やかましいほどに鳴いている。夏がなかなか来なかったことに抗議をしているかのようである。
午前中に雲の合間から青空が広がってくると、日射しが次第に強まってきた。日中は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、青空が広がって真夏の太陽が照りつけている。昼間の最高気温は32℃で、4日連続の真夏日となった。強い南よりの風が吹いていて湿度が高く、蒸し暑い陽気である。
今日は1日事務所で仕事をしていたが、定時を廻る頃には精神的にかなり疲れてしまった。明日は朝、テレワークをしてから、出勤することにしている。早めに仕事を切り上げると、端末をカバンに入れて職場を出た。昼間からは気温が下がっているとはいえ、まだ外は明るく、しかも蒸し風呂の中を歩いているかのように空気がムシムシと感じられる。汗だくになりながら、新宿駅まで歩いた。
新宿駅から中央線通勤快速電車に乗って帰宅の途につく。途中、立川駅に着いたところで、電車を降りた。久しぶりに冷たい物でも飲んで行きたいところである。改札を抜けると、駅北口にあるルミネ立川1階のドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ ルミネ立川店」に入った。
7月9日にリニューアルオープンしたこの店は、ルミネ立川1階のフロアの奥にあって、以前よりも店が狭くなってしまった。L字形の店内は4人掛けのテーブル席が5卓と2人掛けのテーブル席が6卓配されている。先に4人掛けのテーブル席を確保すると、入口のショーケースの前に立って、ドーナツを品定めする。
クリスピークリームドーナツでドーナツを食べるのは久しぶりだ。結局、この店が4月1日から休業して、今回この店を利用するまで、クリスピークリームドーナツを全く利用しなかった。ショーケースの中のドーナツを眺めて、注文したのは季節限定ドーナツ「トロピカルマンゴー」と「ホワイトスマイル」である。ドリンクもあわせて注文することにして、「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」のトールサイズを注文する。
店員から閉店時間が午後8時であることを告げられた。まだルミネ立川は新型コロナウイルス感染症対策のため、営業時間を短縮している。一瞬迷うものの、時計を見ると閉店までに1時間弱あることを確認してレジに進んだ。スマホアプリに配信されているクーポンを利用して、代金を支払う。
現在はスマホアプリのキャンペーンをしているとのことで、「ロータス ビスコフ」を1個トレーの上に載せてくれた。レジでドーナツとドリンクの載ったトレーを受け取ると、確保したテーブル席に運ぶ。
紙おしぼりで手を拭くと、最初に「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」にストローを挿して飲む。「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」は淡い白桃色のドリンクで、カップの底が乳白色に染まっていて、ピンクから白へのグラデーションが目を引きつけるドリンクである。
ストローを勢いよく吸い込むと、チュルンとした舌触りのレモンジェリーが口の中に飛び込んできた。甘酸っぱいレモンジュリーの味わいの後から、白桃と乳酸菌のやさしい甘さが口の中に広がる。微炭酸のソーダが舌にほどよい刺激を与えていて、冷たく爽やかな甘さが美味しい。
ドリンクがカップの半分くらいまで減ったところで、ドーナツを食べることにした。最初に手に取ったのは「スマイルリング」である。このドーナツのミニドーナツを以前食べたことがある。その時のドーナツの名称は「ホワイトスマイル」だった。目の前にあるドーナツは通常の大きさのイースト生地のリング状ドーナツの表面をホワイトチョコでコーティングし、ビターチョコでスマイルを描いたドーナツである。
ドーナツにかぶりつく。歯に絡みつくようなドーナツ生地はふんわりとしていて美味しい。ホワイトチョコのミルキーな甘さがアクセントになっている。ドーナツを1個楽しむと、「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」を少し飲んで、口の中をサッパリとさせた。
続いて「トロピカル マンゴー」を手に取った。このドーナツはアルフォンソマンゴーのピューレ入りクリームを詰めたイースト生地のドーナツの表面をマンゴーチョコでコーティングし、ホワイトチョコでラインを描いたドーナツである。
ドーナツにかぶりつく。味わい豊かなマンゴーチョコをまとったドーナツの中からはトロピカルで爽やかな甘さのクリームが口の中に溢れ出してきた。コクのあるピューレ入りクリームはアルフォンソマンゴーが濃厚に香り、表面のマンゴーチョコの甘さとあわさって、マンゴーをまるごと食べているようなドーナツである。ふんわりとしたイースト生地がドーナツにボリューム感を与えていて、なかなかの食べ応えである。
ドーナツを2個食べてしまうと、再び、「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」を飲む。少し気分転換出来た気分である。最後に添えられた「ロータス ビスコフ」を食べることにする。「ロータス ビスコフ」はベルギー生まれのビスケットである。
袋からビスケットを取り出してビスケットをかじる。ほど良いカラメル風味の甘さにほのかなシナモンの香りが鼻腔に広がった。このビスケットを食べるなら、コーヒーがもっとも合うように思う。残念ながら目の前のドリンクは「ジェリー in ソーダ ホワイティー ピーチ」だが、その組み合わせも悪くは無い。小さいビスケットを食べてしまうと、ドリンクを飲んだ。
閉店時間までには、もう少し余裕がありそうだ。さっそくカバンの中から読み物を取り出すと、ドリンクを飲みながら記事を読んだ。やがて、ドリンクのカップの中が空になると、カップの中の氷を口に含み、舌の上で転がしながら記事を読み進める。カップの中の氷が無くなる頃になって、ルミネ立川の閉店の時間を迎えた。帰り支度をして席を立ち、食器を返して店を出る。
立川駅から再び電車に乗って日野駅に着いた。駅改札を抜けたところで、携帯電話を職場に忘れてきたことに気付いた。携帯電話は目覚まし時計にも使っているので、無いと不便だが、さすがに職場に戻る気にはなれない。あきらめて、このまま帰宅することにした。
それにしてもひどく精神的に疲れてしまっているようだ。明日は朝、テレワークをしてから出勤する予定にしているので、少し遅くまで寝ることも出来るだろう。休みが取れない以上、テレワークを組み合わせて、睡眠時間を稼ぎたいところである。今週末は3連休なので、少し寝られそうだ。
夜になっても気温はあまり下がらず、蒸し暑い。体力が次第に奪われていくような感覚に襲われる。カバンの中からタオルを取り出すと、額に滴る汗を拭いながら家路を急いだ。空を見上げると、東の空には満月が浮かんでいて、明るい光を放っていた。