今日は曇り時々雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、弱い雨が降っている生憎の空模様となった。朝の気温は23℃で、雨で濡れた空気がシメシメと感じられる。
今日は朝、テレワークのため、起床するとさっそく昨日職場から持って帰ってきた端末に電源を入れ、自宅のWiFi環境に接続して、業務を開始した。テレワークは1時間で終了し、端末を持って新宿の職場に出勤する。9時過ぎの上りの電車はいつも乗る朝の電車よりは混んでいたが、運良く空いた席に座って新宿に到着した。
昼過ぎに雨は一旦止んだ。昼間の最高気温は27℃で湿度が高くムシムシとした陽気である。南の空に青空も見えているが、総じて上空には雲が広がっていて、弱い南風が吹いていた。暑くはないが、水分をたっぷりと含んだ空気が重く感じられて、不快な陽気である。
今日は午後に現場視察のため、外出する。新宿駅から京王線で仙川駅で降りると、現場に向かった。
1時間ほどの現場調査を終えて、仙川駅まで戻り、ここで職場に連絡を入れる。特に職場に戻る用も無く、既に自分の定時も過ぎているので、直帰することになった。とはいえ、全身汗だくで、少々疲れた気分であるので、休憩と水分補給を兼ねてお茶をして帰ることにした。
仙川駅改札前のロータリーを左手に見ながら、駅前から南に延びる商店街を南に向かって歩いて行くと、正面突き当たりに猿田彦珈琲店の青い2階建ての建物があり、その右手のビルの2階にカフェ「星乃珈琲店 仙川店」がある。今日はこの店に入ることにした。
ビルの裏手の階段を昇ると、店の入口がある。店に入ると、店員が出てきてタバコを吸うかどうか聞いて来たので、禁煙席を希望した。店内は間仕切りをされた喫煙席の中に4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が3卓配されている他、禁煙コーナーには4人掛けのテーブル席が6卓と2人掛けのテーブル席が12卓配されている。奥の2人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
席に座ると店員がスプーンとナイフ、フォークの入った籠とお冷や、紙おしぼりを運んできた。卓上にはメニュー、シュガーポットがあり、お冷やを飲みながらメニューを眺める。
注文したのは「生チョコレートのスフレパンケーキ」「ダブル」である。セットドリンクをつけてもらうことにして、セットドリンクは「Lサイズ アイスコーヒー」とした。店員に「スフレパンケーキは焼きあがるのに20分かかるが良いか」と聞かれて了承した。
お冷やを飲みながらパンケーキが焼きあがるのを待つ。店頭に置かれている雑誌を読みながら待っていると、最初に「Lサイズ アイスコーヒー」が運ばれてきた。アイスコーヒーにミルクとガムシロップが必要かと聞かれて、両方とももらうことにした。アイスコーヒーにはストローが添えられた。
続いてパンケーキも運ばれてきた。二段に重ねられたパンケーキの上面には生チョコレートソースがたっぷりとかけられていて、ホイップクリームとチョコレートアイスが載せられ、ミントの葉が添えられている。パンケーキの上からはココアパウダーが振られていて、チョコレート感満載のパンケーキである。
まずはおしぼりで顔と手を拭いて、「Lサイズ アイスコーヒー」にストローを挿して、アイスコーヒーを少し飲む。爽やかな苦みのアイスコーヒーはスッキリとした飲み口で美味しい。このアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れて、ストローでかき混ぜると、また少しアイスコーヒーを飲んだ。
続いてパンケーキを食べる。既に、ほんのりと温かいパンケーキの上面にトッピングされたホイップクリーム、チョコレートアイスは溶けかけていて、溶けたクリームがパンケーキの上面から滴り落ちている。まずはチョコレートアイスをスプーンで掬って口に運んだ。チョコレートアイスはビターな甘さで、冷たくて美味しい。ねっとりとした舌触りで、濃厚な味わいである。
続いてパンケーキにナイフを入れ、フォークでパンケーキにホイップクリームを載せて口に運ぶ。濃厚なホイップクリームは溶けてチョコレートクリームを合わさり、マーブル状の模様を呈している。しっかりとしたホイップクリームは弾力のある歯応えで、存在感を示している。溶けたチョコレートクリームにミルキーな甘さのホイップクリームが加わって、ソースだけでも美味しい。
厚みのあるパンケーキの生地にたっぷりとチョコレートソースを擦り、口に運んだ。パンケーキのふっくらと焼き上げられた生地は舌触りが滑らかできめが細かく、口の中で溶けていくような食感が味わえる。パンケーキの生地のバターの甘さにチョコレートソースが合わさって、食べ応えがある。パンケーキの上に載せられたミントの葉がパンケーキに彩りと風味のアクセントを与えている。
ひたすらパンケーキを食べる。皿に溜まったチョコレートソースをパンケーキの生地で拭うようにして口に運んでいると、時間が過ぎていくのを忘れてしまうかのようである。パンケーキを食べ終えた後は、高ぶった気持ちを鎮めるようにしてアイスコーヒーを飲んだ。冷たいアイスコーヒーを飲むと、少し落ち着いた気分になった。
アイスコーヒーを飲んでしまうと、アイスコーヒーのグラスに冷水を注ぎ、お冷やを飲みながら手元の雑誌を読む。冷水も無くなってしまうと、氷を口に含んで、舌の上で転がしながら、雑誌を読んだ。
窓の外は既に暗くなっている。グラスの中の氷が無くなったところで、伝票を持って席を立った。
入口のラックに雑誌を返し、レジで代金を払うと店を出る。
仙川駅から電車に乗って帰宅の途についた。夜になって、風も収まってきたが、湿度が高くて空気がシメシメと感じられる。日が沈んだ西の空は雲の合間からオレンジ色の光が見えていたが、それも次第に暗くなってきた。