今日は晴れ。今朝は上空に雲が広がっていたが、朝日が昇るにつれて、次第に雲が取れて青空が広がってきた。今朝の気温は24℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。日射しが強く降り注いでいるが、風が幾分涼しく、心地よい陽気である。
今日は1日夏休を取った。どこに行く予定も無いが、夏休が余っているのと、一昨日の現場調査で疲れ果てたので、今日は1日ゆっくりと過ごすつもりでいる。とりあえず、目覚まし時計のアラームをセットしておいたので、一旦、朝起きたものの、朝食を済ませると、再び布団に潜り込んで惰眠を楽しんだ。2時間ほど寝た後、再び起床する。
今日は特に予定も無いので、家で机上の整理をしたり、パソコンを立ち上げて写真の整理をしたりして過ごす。昼過ぎになって、お昼を外に食べに行くことにした。テレワーク中は日野駅前の飲食店でお昼を食べたが、休みの日くらいは少し遠くに行きたいところである。そこで、電車で1駅乗って、立川に行くことにした。
外に出ると、上空には大きな綿あめのような雲がいくつも浮かんでいて、北よりの風が吹いている。日中の最高気温は35℃を若干下回るくらいで、猛暑日とはならなかったが、4日連続の真夏日となった。湿度が高く、日が雲に隠れていると蒸し暑く感じられるが、太陽が雲から出てくると、強い日射しがじりじりと照りつけて、体に堪える暑さである。歩道に植えられたサルスベリの街路樹の木陰が涼しげに見えた。
電車に乗って隣駅の立川に到着した。駅改札を抜けると、ペデストリアンデッキを歩いて立川高島屋S.C.に入る。エレベーターで9階に上がり、立川ガーデンテーブルズフロアに到着すると、今日はこのフロアの中にある焼肉屋「牛兵衛 草庵 立川ガーデンテーブルズ店」に入店することにした。
入口のコールボタンを押して、店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにして4人掛けのテーブル席が12卓ある他、4人掛けのテーブル席の個室が6室設けられている。出てきた店員に1人であることを告げると、テーブル席の1つに案内された。
中央に網のかかったコンロが付いたテーブルの上には箸と紙おしぼりの入った籠が置かれ、タレ用の小皿が重ねられている他、テーブルの脇には焼肉用の「あっさりだれ」「濃厚だれ」の2種類のタレと塩、小袋に入ったコチュジャンの他、紙ナプキン、楊枝、コールボタン、メニューが置かれている。席に座ると店員がお冷やを卓上に置いていった。お冷やを飲みながらメニューを開く。
ランチメニューは「和牛あぶり重ランチ」「特選和牛あぶり重ランチ」「そぼろ&しぐれ重ランチ」「ビビンバ肉重ランチ」「和牛あぶりにぎり」「特選和牛あぶりにぎり」「和牛あぶりにぎり味比べ」「和牛カルビ&牛ハラミ焼肉ランチ」「バラエティ焼き肉ランチ」「和牛カルビ焼肉ランチ」「和牛焼肉&石焼ビビンバランチ」「和牛二種焼肉ランチ」「特選和牛四種秋肉ランチ」「和牛一頭六種焼肉&お食事が選べるペアランチ」「焼肉会席」といった各種セットメニューに加えて、「和牛一頭コース」「特選和牛一頭コース」といった各種コース料理、「ウーロン茶」「コカ・コーラ」「緑茶」「オレンジジュース」「リンゴ酢ドリンク」「ぶどう&ベリー酢ドリンク」「グレープフルーツジュース」「生ビール」「ハウスワイン(赤・白)」「ハイボール」といった各種ランチドリンクで構成されている。
注文したのは「ビビンバ肉重ランチ」である。このセットには「ビビンバ肉重」の他、スープと小鉢が2種、サラダが付く。ランチのライスは大盛り無料とのことなので、ライス大盛りで注文した。
しばらくして料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「ビビンバ肉重」とスープ、サラダ、キムチ、小鉢が載せられている。
「ビビンバ肉重」の蓋を開ける。四角いお重の中にはご飯が敷き詰められた上に焼いた牛ロース肉が4枚と牛バラのしぐれ煮、豆モヤシ、ほうれん草、ゼンマイの3種類のナムルが載せられている。
まずは紙おしぼりで手と指を拭くと、あらためてお冷やで喉を潤し、スープを飲むことにした。スープはテールスープだろうか。濁ったスープにはネギと白ゴマが浮かんでいる。
スープを飲むと、牛肉の旨みが口の中に広がった。空腹の胃袋に染み渡るようなスープは、少し濃いめで美味しいが、具が少ないので、少々物足りない気がする。
続いて箸を取ってサラダを食べる。サラダは千切りのダイコンとニンジンを小鉢に盛り、更に刻んだ水菜とカイワレをトッピングして、青じそドレッシングをかけている。
シャキシャキとしたサラダはみずみずしくて美味しい。ドレッシングの酸味にダイコンの水分が絡んで、さっぱりと爽やかな味わいである。しかもダイコンがサラダにボリューム感を与えている。サラダをかき込むようにして食べてしまった
いよいよ「ビビンバ肉重」を食べる。最初にお重の一番左にある牛しぐれ煮を食べる。薄くカットされた牛バラ肉はやや脂の多く、柔らかい食感に甘辛い味付けでご飯が進む。肉の下に盛られたご飯は量が少なく、肉の方が多い感じである。
一方、牛ロース肉は見た目は小さいが、歯応えが感じられるほどに程よい厚みがあって、ボリューム感がある。ミデディアムの焼き加減で、弾力のある歯応えにほどよい肉汁が口の中に広がった。1枚の肉でご飯が何口も食べられてしまう。
肉を食べながらご飯の上に載せられたナムルを食べる。ナムルは野菜の甘味にシャキシャキとした食感が美味しい。ナムルを食べながら、お重をかき込んだ。
時折、箸休めに小鉢を食べる。小鉢は酢レンコンで、鷹の爪が添えられている。サッパリとした味わいにシャキシャキとした食感のレンコンが美味しい。
キムチは白菜と千切りのダイコン、ニラが入っている。かなり辛いが、辛美味い。これだけでご飯が軽く1杯食べられそうだ。ご飯のお替わりサービスはメニューに無かったので、牛肉にキムチを添えて、ご飯をかき込む。これがやばいくらいに美味しい。
小鉢を食べながら、ビビンバ肉重をかき込んでいると、やがてご飯が無くなってしまった。小鉢を片付けて、最後に残した1枚の牛ロース肉をゆっくりと味わうようにして食べる。最後にカップに残ったスープを飲み干して完食。美味かったが、もう少しご飯を食べたかった気分である。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って店の入口脇のレジに進んだ。代金を払うと店を出る。そのままエレベーターで2階に下りて、立川高島屋S.C.の外に出た。いきなり目も眩むような強い日射しが襲ってきた。
立川にはこれ以上用も無いので、電車に乗って帰宅の途につく。家に着く頃には汗だくになっていた。急いで冷房の電源を入れると、冷たいコーヒーを淹れて涼んだ。
午後になって南よりの風が吹いてくると、次第に湿度が高くなってきて、蒸し暑くなってきた。午後は自宅でゆるゆると過ごす。気がつくと、外は薄暗くなっていた。
夜、ゴミを出すために外に出ると、メガネが一瞬曇った。自宅の室内は冷房を効かせている上に湿度も低い一方で、外は気温が高く、湿度も高い。まるで蒸し風呂に入ったような陽気である。
西南の空には上弦の月が薄雲に隠れて、淡い光を放っていた。