今日は曇り時々晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い生憎の空模様となった。朝の気温は21℃で北よりの風が吹いていて、湿度が高く、空気がシメシメと感じられる陽気である。
今日は夏休を1日取って、実家に顔を出すことにした。ついでに髪も伸びたので、散髪もしてしまおうという予定である。午前中は自宅でパソコンを起動し、写真の整理などをしたり、カメラの手入れなどをしたりして過ごした。
日中は青空も垣間見えるものの、雲が多くてすっきりしない空模様となった。昼間の最高気温は29℃で、今日で6日連続の夏日である。日射しは強くないが湿度が高くて、動くと汗ばむほどの陽気となった。午後になって南よりの風が吹いてきた。
午後になって、出かけることにした。日野駅から電車に乗って八王子駅に出て、横浜線に乗り換えると町田駅で下車する。町田でお昼を食べていくことにして、JR横浜線町田駅ターミナル口改札を出た。改札と直結しているまちだターミナルプラザ2階の奥にラーメン屋「パパパパパイン」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。奥に細長い店内は入口の扉を入ってすぐ右手に券売機があり、ここで食券を購入する。メニューは「パイナップル海老塩ラーメン」「冷やしパイナップルラーメン」「パイナップル塩ラーメン」「パイナップル塩つけめん」「パイナップル醤油ラーメン」「パイナップル醤油つけ麺」「パイナップル辛ラーメン」「パイナップル辛つけめん」の8種類の麺類を基本として、「パイナップル味付玉子」「チャーシュー」「パイン増し」「ノリ増し」「いっぱいん(全部乗せ)」「大盛り」といったトッピング類、「チャーシューごはん」「黄色いごはん」「黄色いごはん(小)」といったご飯もの、「パイナップルエール(春夏限定)」「パイナップルワイン」「パイナップルビール」といった飲み物で構成されている。
食券を購入すると、店の奥に進んだ。店内は入口からみて左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席がL字形に10席配されている。一番奥のカウンター席に座ると、カウンターの上に食券を並べて料理を注文する。
注文したのは「パイナップル冷やしラーメン」と「チャーシューごはん」である。更に、先日購入した雑誌に付いていたクーポンを店員に渡して、「パイナップル味付玉子」を1個トッピングしてもらうことにした。なお、無料のトッピングとしてニンニクも用意されているようだが、これから実家に行くことも考慮して、ニンニクのトッピングはあきらめた。
料理を注文するとカウンターの上に重ねられたコップからコップを1つ手に取り、同じくカウンターの上に置かれた冷水のポットから冷水をコップに注いだ。コップはパイナップルラーメンの店のイメージなのか、黄色いコップである。喉が渇いていたということもあり、一気に一杯飲んでしまうと、再びコップに冷水を満たして卓上に置く。卓上にはミル付きの容器に入った黒コショウの他、箸と楊枝、紙ナプキンが置かれている。カウンターの上には台ふきんが置かれている。
しばらくして最初に「チャーシューごはん」が運ばれてきた。「チャーシューごはん」は黄色いお碗にパイナップルジュースで炊かれた黄色いご飯が盛られ、その上に刻みネギを載せてパイナップルの小片を2切れ載せ、その周囲に大小8切れのチャーシュー片を載せて、糸唐辛子をあしらっている。
続いて「パイナップル冷やしラーメン」が運ばれてきた。逆円錐台の白い丼に入れられた「パイナップル冷やしラーメン」の麺は細麺で、刻みネギの浮いた澄んだスープに浸かっている。麺の上にはトッピングのパイナップル味付玉子と鶏チャーシューが2切れ、パイナップルの小片が2切れ、ほうれん草、海苔が1枚載せられていて、糸唐辛子があしらわれている。「パイナップル冷やしラーメン」の丼にはレンゲが添えられた。
さっそくレンゲでスープを掬って口に運ぶ。スープは水出しで旨みだけを抽出した煮干しスープにパインジュースを合わせたスープで、表面にネギ油が浮いた塩ラーメンのスープを冷やしたようなスープである。1/4はパインジュースというスープは、フルーティーでちょっと酸味のあるスープである。黒コショウがピリリと効いていて、少々刺激的だが、さっぱりとした味わいで美味しい。
麺を食べる。三河屋製麺製の細麺はシコシコとした食感ながら、もちもちとした歯ごたえで美味しい。麺を食べていると、麺の上に載せられた具やスープに浮かんだ刻みネギが、スープと共に絡まって口の中に入ってくる。
まずはパイナップル味付玉子にかぶりつく。黄色く染まった味付玉子は中の黄身もパイナップルの甘いフルーティーな風味が微かに感じられる。味が濃くて美味しい。
脂身が無い鶏チャーシューは柔らかく、淡泊な味わいで美味しい。チャーシューのボリュームはそのままに、ラーメンの風味を損なわずに、存在感を発揮している。糸唐辛子のピリッとした辛さにパインの甘みと食感がアクセントになっている。
麺をあらかた食べ終えたところで「チャーシューごはん」を食べる。「チャーシューごはん」の上に載せられたチャーシューは豚バラチャーシューで、見た目、チャーシューというよりも肉の塊に見える。チャーシューを食べながらご飯をかき込む。
ご飯はその色に目を奪われるが、決してパイナップルの存在感を主張せずに、ほんのりとしたパイナップルの甘みが隠し味程度に感じられる。香ばしい香りのするチャーシューは良く味が染み込んでいて、濃い味が美味しい。脂身は甘く、肉の味わいと歯応えを楽しめる。
「チャーシューごはん」を食べてしまうと、最後はラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。お腹もいっぱいで、満足である。
コップに残ったお冷やを飲み干すと、空になった丼とお碗、コップをカウンターの上に置いて、店を出た。
店のあるまちだターミナルプラザから小田急線町田駅に行かなくてはならないが、JR町田駅を挟んで反対側にあるので、少し歩くことになる。ただ、冷たいラーメンを食べたので、それほど汗は出ず、風が心地よく感じられた。
小田急線町田駅から小田急線に乗って藤沢に向かう。やはり湘南は南から吹き寄せる海風が心地よい。湿度は高いが、海の香りが感じられて、リラックスすることができる。
実家に行ったついでに、近所の馴染みの理容店で散髪してスッキリした。これで暑い夏を乗り切ることができそうだ。
夜になって、日野の自宅に帰宅する。上空には雲が広がってきたようである。