今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に夜明け前の澄んだ空が広がっていて、白々と明るくなってきている。今朝の気温は16℃で湿度が高く、弱い西よりの風が吹いていた。シメシメとした空気がヒンヤリと感じられる。団地の前庭からは虫が鳴いているのが聞こえた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。天気予報では日中は暑くなるとのことだったので、今日も上着を省略して出勤する。外に出ると風が涼しく、肌寒いほどである。東の空には細く白い月が浮かんでいる。
日野駅から乗った電車の車内を見渡すと、だいぶ上着を着ている通勤客が多くなってきたようである。電車が新宿駅に到着すると、改札を抜けて外に出た。上空を見上げると、空を雲が覆っている。やがて雲の隙間から朝日がこぼれ出して、東の空が明るくなってきた。
午前中に強い南よりの風が吹いてくると、次第に雲がばらけるように広がり、その隙間から青空が広がってきた。日中は上空に雲が浮かんでいるものの、青空が広がっていて強い日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は30℃を僅かに下回って、2日連続の夏日となった。湿度が高めで、外に出ると風がムシッと感じられる。今日も暑い1日となった。
今日は1日デスクワークをして過ごす。先週、ほとんど席にいなかったこともあって、仕事が山積している。メールはチェックしていたこともあって、パソコンでできる仕事はすぐに終わったが、書類の処理に1日を費やした。午後になって日が傾いてくると、少し気温が下がってきた。西の空には薄いカーテンのような雲がかかり、オレンジ色の夕日が街を照らしている。西の方角を見渡すと、市街地の向こうに富士山のシルエットがうっすらと浮かんだ。
夜、仕事を終えて職場を後にする。後ろを振り返ると、ピンク色に染まった都庁の第一庁舎が目に入った。
毎年10月は「乳がん月間」ということで、乳がん月間にあわせて実施する「ピンクリボンin東京2021」の一環として、実施しているピンクライトアップである。ちなみに点灯期間は今月1日から31日までとなっており、点灯時間は18時~20時の2時間となっている。
10月に入り、日没の時刻がだんだんと早くなってきて、午後6時には既に空は暗くなっている。暗闇に浮かぶピンク色の都庁舎は少しあやしげに見えなくもない。行き交う人も都庁を見上げては、スマホで写真を撮っていた。
しばらく写真を撮った後、帰宅の途につく。新宿駅からは混雑を避けて、中央線快速電車に乗った。車内は比較的空いていたが、それでも座ることはできない。
吊革に掴まって読み物を読んでいると、しばらくして前の席が空いた。シートに腰を下ろすと、疲れがどっと押し寄せてきて、瞼が重くなってきた。眠気に身を任せると、寝落ちするのも早かった。瞼が開いた時には、電車は日野駅に到着するところだった。
電車を降りると、改札を抜けて甲州街道沿いに自宅を目指して歩き出した。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、星が瞬いて見える。空気が湿っぽく、風が少しシメシメと感じられた。近くの都営住宅の草むらからは、秋虫が甲高く鳴いているのが聞こえた。