今日は晴れのち曇り。今日は10時半に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には青空が広がっていて、薄い雲がかかっている。日射しが燦々と降り注いでいて、空が眩しく見えた。
ベランダに出てみる。空気が少しヒンヤリと感じられるものの、日射しが暖かく感じられた。湿度があるせいか、少しムシッとしている。昨日、団地の前庭の芝刈りがあったこともあって、濃い緑の匂いが鼻腔に広がった。時折木々の枝から、落ち葉が風に舞って行くのが見える。遠くから鳥のさえずりが聞こえていた。
青空が見えていたのも束の間で、昼前には南から広がってきた厚い雲が上空一面を覆ってきた。昼間の最高気温は23℃で湿度が高く、南よりの風が吹いている。午前中は時折薄日が射すことがあったものの、午後になって雲の厚みが増してくると、日も射さなくなった。
午後になって、衆議院選挙投票のため、近くの投票所となった近くの小学校に足を運んだ。時折、冷たい水滴のようなものが額にかかり、雨が降るのかと空を見上げてみたが、西の空の雲が切れて青空が顔を出していた。湿度が高く、空気が涼しく感じられるものの、動くと汗ばむような陽気である。投票を終えると、電車に乗って立川に行き、ウィンドウショッピングをして帰宅した。
家に帰ると、パソコンを起動してインターネットに接続した。
ウェブブラウザを起動すると、OMシステムのオンラインストアにアクセスする。ちなみにこれまでOMデジタルと表記していたのをやめて、今日からOMシステムと表記することにする。会社名がOMデジタルソリューションだったので、OMデジタルと表記していたが、ブランド名がOMシステムになっているので、これに合わせることにしたものである。
ところで、以前から魚眼レンズが欲しいと考えていた。
ボディーキャップレンズ「OMシステム BCL-0980」を購入したが、実はあまり持ち出せていない。忙しいからということもあるが、何を撮るかという問題もある。
購入検討対象の魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」は超広角レンズの一種であるが、画角は180度と、現在持っている超広角レンズ「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」の画角(114度~75度)と比べて格段に広い。ちなみに先日購入したボディーキャップレンズ「OMシステム BCL-0980」の画角(140度)も上回っている。
魚眼レンズは通常のレンズでは捉えることが難しい広範囲の景色や全景を一度に撮影することが可能である一方、その特性から中心から外側に行くにつれて歪みが強くなる。像が樽状に歪むため、周囲の物体や景色が引き伸ばされたり、縮んで見える。非常に面白いレンズで、特に被写体によっては非常にインパクトのある写真が撮れる。
ただ、高価である。
ところが、最近そうでもないレンズを見つけた。
サブカメラとして使用しているデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」の交換レンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5 ED」である。レンズの大きさや重さを比較してみると、魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」の大きさ及び重量がφ62mm×80mm、315gであるのに対し、魚眼レンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5 ED」は約φ67.5mm x 約70mmとあまり変わらず、重量も317gと、あまり変わらない。
画角も「180度~100度」で最大画角はOMシステムと同じであり、OMシステムが単焦点レンズであるのに対して、PENTAXはズームレンズと被写体によって焦点距離を変えることができる。価格はOMシステムのものと比べてかなり安価である。通常のズームレンズに比べると持ち出す頻度が低く、またOMシステムのミラーレスカメラにはボディーキャップレンズ「OMシステム BCL-0980」があることを考慮すると、かなり有効な選択肢に思える。
思い悩んで、写真部の講師の先生に伺ってみた。その結果、当然といえば当然のことだが、あらためて思い知らされたのは魚眼レンズは魚眼レンズだということである。どういうことかと言うと、焦点距離が変わってっも画像が歪むのは仕方ないということである。
では魚眼レンズで何を撮るのか考えてみた。自分の撮影したい被写体の中で、魚眼レンズがその真価を発揮するのはやはり夜空の撮影だろうか。そうすると暗い空で写真を撮る以上、明るいレンズが欲しいところである。魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」はF1.8であるのに対し、魚眼レンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5 ED」はF3.5-4.5と暗い。夜空を撮るのであれば、魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」の方が断然いいということになる。
更にOMシステムの魚眼レンズには面白い機能がある。「フィッシュアイ補正による超広角撮影」というのがそれである。焦点距離11mm、14mm、18mm相当(いずれも35mm換算)から画角を選び、モニターで補正効果を確認しながら撮影可能というもので、単焦点の広角レンズとして使用することもできる。ちなみに超広角レンズ「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」のワイド端の焦点距離は7mm(35mm換算焦点距離14mm相当)であり、焦点距離11mmというのは、これよりも焦点距離が短いということになる。なお、自分の持っているミラーレスカメラ「OM-D E-M1X」「OM-D E-M1 MarkⅢ」の2機種はフィッシュアイ補正機能が使えるが、ミラーレスカメラ「OM-D E-M10 MarkⅡ」では利用できない。
とにかく、この機能を考慮すると、一度はPENTAXの魚眼レンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5 ED」に傾きかけていた自分の心が、再びOMシステムの魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」に戻りはじめた。
そこで、意を決してOMシステムの魚眼レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」を買うことにした。OMシステムのオンラインストアにアクセスすると、購入の手続きをする。
ちなみにオンラインストア「OM SYSTEM STORE」ではオープン2周年を記念するセールを今月7日から開催しており、全品10%OFFとなるクーポンが配付されている。OMシステムオンラインストアでは自分はプラチナ会員となっており、通常割引率が10%OFFとなっているので、このクーポンを使用すると、販売価格の81%で購入することが出来る。
品物は今度の週末に自宅に届くようである。
夜、ゴミを出すために外に出た。上空一面を雲が覆っていて、空が白っぽく見える。夜風が涼しく感じられた。