今日は曇りのち雨。今朝は上空に雲が広がっていて、薄暗い朝である。今朝の気温は10℃で昨日よりもぐっと冷え込んだ。北寄りの弱く冷たい風が吹いていて、空気がヒンヤリと感じられる。朝の通勤電車の車内の暖房が暖かくて、心地よい。
雨は午前中に降り始めた。雨が降り出すと同時に気温も下がりはじめ、日中の気温は8℃と朝よりも寒く、真冬並みの陽気となった。外に出ると、冷たい北風が容赦なく体温を奪っていくようで、かなり寒い。日が沈むと寒さが増して、凍えるように感じた。
今日は夕食を食べて帰る。職場を出て、カレッタ汐留地下２階に降りた。イルミネーションを横目に館内に入り、進んでいくとカレー屋「インド定食 ターリー屋 カレッタ汐留店」がある。今日はここで夕食を食べていくことにした。
店内に入る。店内は広く、６人掛けのテーブル席が２卓と４人掛けのテーブル席が８卓、２人掛けのテーブル席が３卓配されている。どこでも好きな席に座って良いというので、４人掛けのテーブル席に座った。
さっそく店員がお冷やのポットと紙おしぼりを持ってきた。テーブルの上には辛スパイスと塩の他、楊枝、コップ、スプーン、紙ナプキンが置かれている。コップを手に取り、お冷やのポットから冷水をコップに注いで、これを飲みながらメニューを眺める。
実はこの店の入口に看板があって、ライス特盛（500ｇ）無料という文字に釣られて入ったのだが、ライス特盛が適用されるメニューが少ない。ライスよりもナンお替わり自由の方がコストパフォーマンスが良さそうだ。などと考えて、結局注文したのは一番人気メニューの「ターリー屋定食」である。このセットはカレー２種と目玉焼き、ヨーグルト、ナン、ライスがセットになったワンプレートメニューである。
カレーは「本日のカレー」５種類からプレミアムカレーの「パラク・パニール」と「ビンディ・ベイガン」の２種類を選んだ。プレミアムカレーの「パラク・パニール」は100円増しとなっている。どちらも中辛のカレーである。
ライスが中盛（150g）と大盛（250g）のどちらかを選べるということで、大盛にしてもらう。ナンは食べ放題となっている。
お冷やを飲んで待っていると、しばらくして一式の料理を載せた金属製のプレートを店員員が持ってきた。金属製のプレートの中央にはターメリックライスが山盛りに盛られていて、その脇に目玉焼きが添えられている。
ターメリックライスの脇には２種類のカレーとフルーツヨーグルトが小さな金属製の容器に入れられており、大きなナンがターメリックライスと目玉焼きに覆い被さるように置かれていた。
最初にナンをちぎって食べる。バターが塗られたナンは熱々でもちもちとした食感である。ほんのり生地の甘さが感じられる。
まずはナンを「パラク・パニール」に漬けて食べる。
「パラク・パニール」はほうれん草をベースト状にしてじっくりと煮込んだインドチーズの入った緑色のカレーである。表面に生クリームで渦を描いている。カレーの中に入っているインドチーズは３切れくらいあって、口に含むとふやけたパンのような食感である。それを飲み込むと、後味はチーズに感じるからおもしろい。中辛ということなのだが、あまり辛く感じられなかった。ほうれん草の風味が濃いからだろうか。
ナンをある程度食べたところで、「パラク・パニール」をターメリックライスにかけて食べる。サラサラとしたカレーはライスに染み込んでライスの山を崩した。崩れた山をスプーンで掬うようにして口の中に放り込んだ。
続いて「ビンディ・ベイガン」をライスにかけて食べる。茄子とオクラの入ったトマトベースのカレーは後味がほんのりとスパイシーで美味しい。オクラのネバネバした成分がカレーに染み出して、ドロリとしたカレールーになって、ライスともよく合う。茄子はジューシーで美味しい。
ターメリックライスはあっという間になくなってしまった。やはり、もう少し食べたい気分である。今度はナンを食べるのをあきらめて、ライスを食べる定食を食べることとしよう。
残ったカレーをナンで皿を拭うようにして食べる。ナンを１枚食べ終えたところで、ナンをお替わり。再びナンをちぎって、カレーに漬けて食べた。ナンを２枚も食べると腹一杯になった。
最後にフルーツヨーグルトを食べる。
ヨーグルトの中には柑橘系のゼリーが入っているようだ。口の中がさっぱりとするようである。
食事を終えて、コップに残ったお冷やを飲み干すと、入口のレジで代金を払って、店を出た。
地下道を歩いて新橋駅に出ると、電車に乗って家路を急ぐ。電車を降りて駅の外に出ると、外は弱く冷たい雨が降っていた。
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