なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

不器用

2024-10-24 07:47:49 | 雑感

玄関収納に、キャスター付きの棚を2つ購入した。

組み立て式なのかなぁ~と思いつつ

本日宅配便で届いたので開けてみた。

 

すると、キャスターだけ自分で取り付けるようになっていて

簡易スパナもついていた。

 

全部で8個取り付ければいいのね~と気楽に始めると・・・

 

ん?

取り付けられない

 

どうしても上手くかみ合わないのだ。

でも、経験上無理すると、良くない結果になるので、早々に諦める。

(ネジダメにしたりね・・・)

 

夫帰宅。早速挑戦。

やはり少し苦戦しているようだ(ちょっとホッとする)

「家の工具を持ってきて」と言われパシられる私。

 

あらら、ものの数分で皆ついた。

 

やはり、私が不器用なのか?不器用なのだろうなぁ・・・

 

昔から、こういうのは下手なのよね。

中一の時に、技術家庭科で

(我々の代から中学から男女ともに両方やる事になった)

板切って釘で連結して、色塗ってニス塗って、花台を作る、

という授業があった。

 

そこで、板を切るのはまぁまぁ何とかなったが

(その頃には自分の不器用さを知っていたので単純なのにした)

釘打ちが下手過ぎた。置くと、何かガタついているし・・・

 

ただ、デザインが良かったので

先生から「ウーン、この釘さえ綺麗に出来ていればねぇ」と

残念がられた(出来が良かったら見本にしたかったらしい)

 

そして、色塗り。ここは得意。

皆が恐る恐る塗り始めるのを尻目に

ここはスピード勝負だ、と、手早くタップリ塗り広げて

ムラ無くニスも美しく仕上がった。

 

ぱっと見には、売り物のような美しさ。

 

この色塗りで、せっかく上手に出来ていた人が

いきなり「子どもの作品」に成り下がってしまう人も多かったが

ここだけはプロ並みの仕上がりの私。

 

先生からも「どうして、どうして、このガタさえ無ければ」と

釘の打ち損じ跡も殆ど分からないほどフォローできた作品も

実用性という意味でガタつくのは無しという事で

結局見本にはならなかった。

 

その花台だが、長らく実家で実際に花瓶敷きとして使っていた。

確かにガタはあるけれど、別にひっくり返る程じゃないからね。

一応、実用品として役に立っていた。

 

今回のコロも、夫がいなければ、私一人で何とかつけられたと思う。

まぁ、ガタつくか、使っているうちにハズれるかもしれないが・・・

 

私は不器用さと器用さを極端に兼ね備えているので

実は仕事面でもかなり苦労をした。

出来ると任された事ができないし、

殆どの人が出来ないので、私には無理だろうという事が

簡単に出来るので、使う側はやり辛かったと思う。

 

そんな訳で、私がフリーランスで仕事をするのは

当然の流れだった訳だ。

 

やはり、何事も適性というのはあるもので・・・