ビール煮は外食で食べる事もあるが
家で作るのはあまりない。
一番の原因は、我が家は酒を飲まない、からだ。
夫は酒の味が分かる人だが下戸(ビール1杯で真っ赤)
私はザルだがお酒の味が分からない(ジン・ウオッカしか飲めない)
そんな2人なので、常備している酒は、料理酒代わりの日本酒や安ワイン、
瓶消毒用?焼酎(これも残りは料理酒になる)
つまり「晩酌」などの家呑み習慣が全くないのだ。
味は好き、という夫が、たまーに、旅行先などでクラフトビールなどを買うが
大抵飲みきれず、残った物を私が料理に活用、という事になる。
だから、ビールを使った料理はオリンピック期間より開くのだった。
今回は、試供品(何の時に貰ったかは謎)の
大手ビール会社のクラフトビールがずっと冷蔵庫に眠っていて
いつの間にか賞味期限が切れていた物を使用。
ビール煮はあの独特の苦みが、どうしても気になって
中々作ろうと思わないのだが、捨てるのも勿体ないし・・・
今まで、一番美味しく出来たのは、黒ビールの時くらいだし。
でも、今回は、丁度牛ホホ肉が1枚だけ残っていて
いつもは赤ワイン煮にするのだが(2枚)1枚だと
ちょっと物足りないのでどうしようかなぁ?と思っていた所、
ビール煮にしてしまうのはどうか?と思い立ったのだ。
煮る前に、ビールを開けてみた。
色は普通のビールよりも薄めかな?
飲むと、苦みが少なくて味が深めで非常に飲みやすいビールで
これなら煮詰めても、苦みがそう気にならないかもしれない。
早速、煮てみる。
味付けはどうしようか・・・
とりあえず、ニンニクだけは入れてみたが・・・
ふと、台所のストック場所を見ると蒟蒻があった。
蒟蒻と組み合わせて和風にしてみるか。
追加でショウガを入れて、更に煮た。
そして、大体火が通ったところでスープを味見。
フム、そんなに苦くないな。
そこに、ハチミツと醤油とアク抜きした蒟蒻を入れて更に煮て
汁が少なくなるまでに煮詰めた。
完成品。
苦みは殆ど感じられず、和風でも十分美味しいことが分かった。
蒟蒻との相性も良し。
これからも、わざわざビールを買ってまで作ろうとは思わないが
(今回のビールがたまたま苦みが少なかったからかもしれないし)
ビール煮を和風にしても美味しい事が分かったのは良かった。