なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

薄氷を踏む思い

2025-01-06 08:12:19 | 子ども

息子の調子は中々厳しいようで

今日は、とうとう、昼前に塾から帰ってきてしまった。

 

ただ、家に戻ると、普通に持って行った弁当を食べ

受け答えもしっかりしているので、最悪の状態ではなさそう。

「今日のお弁当美味しかった」と自ら私に声を掛けてきたし。

(まぁ、なるべく好物を入れるようにしているけれどね)

 

このままダラダラ寝るかゲームするか・・・は避けたいので

(怠ける罪悪感がメンタルに響くようなので)

調子の確認をしてから、散髪に行かないか?と提案した。

 

実は、息子が帰って来たとき、私は銀行へ行くために着替えをしていたのだ。

息子の受験料の支払いである。

平均して35万ほど掛かると学校から聞いていたが、我が家は40万超。

受験を受けるだけでも大金だ。

滑り止めを受かってもキープするにも入学金を支払ったり

ある大学では、授業料も払わないとキープできない所もある。

つまり、行かないのに100万単位キープ料として支払うのだ。

 

入学前だけで100万近く動くのだ。

これも少子化の弊害なのか、1人から吸い上げる金額がその分高い訳だね。

 

閑話休題

息子を家に一人にしておくのが良いか分からなかったので

気分転換も兼ねて外に出るように促したのだった。

 

すると、息子、アッサリ「行く」と。

始業式までには切らないといけなかったので

元々明日には行く予定だったからね。

 

息子にお金を渡し、一緒に家を出た。

勿論、一緒に行動という訳ではなく、

家を出て直ぐに各の目的地へ自転車を走らせる。

 

用事を終え、家に帰るとすぐに息子も帰ってきた。

これから先は、私が振り込み銀行にお金を入れたので、

受験申し込みの準備をする事にしたようだ。

ネットで申し込み、願書は郵送。

 

私は、腰の痛みでまだ薬も飲んでいたし

相変わらずの不眠症なので、時間があれば昼寝をしている。

そんな訳で、私は居間のソファベッドでうつらうつらしていたのだが

何度も息子が入ってきて、願書用の宛名をプリントしたり

夫に言われた(基本的にお金と事務関係は夫)条件要項なども

調べてプリントしていたようだ。

 

「封筒ない?」とか何度か聞かれる度に

ぼんやりとした頭で答えていたのだが

最終確認はしなくちゃいけないとは思っていた。

 

目がハッキリ覚めたのは、息子の

「切手凄いことになっちゃうんだけど・・・」との言葉。

 

数枚の願書用封筒は既に封がされており

表書きにズラズラと並べられた切手達。

 

ど・どういう事?

 

「お母さんが、切手貼ったのを見て

こういうのって簡易書留でしょ?と言ったから」と息子。

 

あーぼんやりとしていたが、息子が貼った切手が

どう見ても通常郵便額だったので、そう言った覚えが・・・・

しかし、まさか、家にある切手で簡易書留分貼るとは思わなかった。

(そりゃ恐ろしい枚数になるがな)

 

最初貼った切手に+しようとしたが、流石に

あまりの量に息子も「これは無理かも」と思ったらしく

追加分は貼り付けてなかったのはせめてもの救いだ。

 

「どうすれば良い?」と聞くので

漸く目が覚めた私が、切手で送れるけれども

いずれにせよ窓口手続きしないといけないから

通常は、そのまま持って行って、簡易書留でお願いしますと伝えて

窓口で支払いをすれば良いのだよ、と言った。

 

「そうなんだ・・・」と息子。

まぁ、高校生は簡易書留使う経験はそうないもんね・・・

 

「これどうしよう?」というので

切手はとりあえず周りを剥がしておいて、封筒は作り直しだね、と言った。

 

「分かった」と言って、息子はプリントしなおしたりしている間

私は洗濯物を片付けたりしていた。

 

すると、切手が無残な姿で戻ってきた。

強引に剥がそうとした形跡が・・・

 

いやいやいや・・・私は周りを(封筒から)剥がすと言ったよね?

切手周りを切り取るようにするという意味で、ゼスチャーもしたはずだが。

 

息子としては、なるべく、そのまま使えるようにしようとしたらしい。

それ、無理だから。現に、切手の裏が剥がれてがスケルトン状態なのもあるし。

 

最後まで説明しなかった私が悪かったのか。

こういう時は、周りを切って、洗面器とかに水を張って

その上に切手を浸せば、綺麗に剥がれるのだよ、と説明した。

 

そのように息子にやらせると、残りのが綺麗に剥がれるのを見て

感心したようだった。

 

こういうテクニックは私の年代なら、小学生の頃に身につける事だったが

今は、殆ど手紙を出す事がないからね、知らない子が多いよね、きっと。

 

これを、貼り付かないように表面を下にして

少しザラっとしたカッター下敷きみたいな物に置いて乾かすように指示。

これで、もう、息子も切手を間違えて貼った時の対処法が分かっただろう。

何事も経験ですな。

 

その後、ノリが無くなったとか買いに行ったり

後は少し勉強もしたようだ。

 

夫が帰ってきてからは、夫が受験料をネット振り込みしたり

息子とスケジュール管理等について話し合ったりしていた。

 

私は、もう、勉強に集中できない息子の為に

多少は勉強もできる環境を残しつつも

負担にならないように、明日は午前中は塾、

大丈夫なようならそのまま勉強して、

無理なようなら、共通テスト会場の下見に行ったら?と提案した。

(学校毎の割り振りなので、都内の高校の息子にとっては

結構遠い大学で受験なのだ)

 

「完全に何もしないと頭が回らなくなるからね」と夫。

それには息子も納得していた様子だった。

 

だましだまし、共通テストまで、何とかメンタルがもってほしい。


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