セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

紅葉の吉野山 (3/4)

2012-11-21 07:00:00 | 吉野山
夢のような西行庵。

いつまでも見ていたいけれど、帰らなければならない。

考えないようにしていた(今来た道を戻るのか……)という気持ちと、向き合わなければなりません。

西行庵のすぐ前から、急で高い斜面が見えていて、ずっと背中がぞわぞわしっぱなしです。

見上げると、さっき歩いてきた道。







はあ、とため息をついていると。

「あの、あちらの道はどこにつづいているんですかね」

「ああ、あっちも帰り道です」

「えー、そうなんですか」

「ええ、あちらのほうが少し遠回りですが歩きやすいですよ。景色もまた違いますしね」


ダンボになっていた耳が、こんな会話をキャッチした。


……、いいこと聞いた。

西行庵からのびる、もう一本の道。

それは、左に上る元の道ではなくまっすく進んで別の斜面を行く道だった。

何人かの人たちが、ゆっくり上がっていくのが見える。



歩きやすいというその言葉に飛びついて、さっそく歩き出した。

いろんな色のもみじ。




子供の頃ならいっぱい持って帰っただろうな。

自然がくれる、人の手では作り出せない贈り物。

きれいです。


先を歩いている人に続いて、新しい道を歩いていきます。

ううう、下は見ない。見ない。

前だけ向いて進んでいこう。

やがて、曲がり角がきて。

見えるものが変わります。

と。

ものすごい、谷。




なかなか見れない、山の上のほうの景色。

いつもの私なら、「きゃー、すごーい!」とはしゃいでいるでしょう。

しかし。




足場が、狭い。柵がない。

そして何より、てすりがない!!!

ああああああ、こわいいいいい~~~!(もう泣いてます)


足場がせまいということは、こんなにも不安な気持ちにさせるんだ、と、分かりました。

『歩きやすい』。確かに。

足元が土なので、さっきのボコボコした石の道よりも安定感がある。

しかしそれは、柵なんて必要のない人たちのための言葉だったのだ。

もう、戻ることもできない。



前から人が来たので、すれ違う幅なんてないし、私、左側の斜面にぺったりと貼り付く。

ええ、こうして待っていますとも。

少しでも低いところで。

やってきたお兄さん、すいません、と恐縮してか小走り。

走らなくていいです! こんなところで気を遣わないで下さい……!

見てるだけでゾクゾクする。

よく普通に歩けるなぁ。

やっぱ私が怖がり過ぎなのかもねん……。


また、一歩、一歩と進んでいきます。

ものすごく怖い。姿勢はすでに、バレーボールの構え並みに低い中腰。

ついに一回、しゃがみこんでしまった。


右側の景色が見れない。

こんなに絶景なのに見れない。

悔しいので、カメラだけ右に向けて。

液晶を見ながらぱしゃ。




紅葉と渓谷。すごく絵になるなぁ。

左側の杉も美しいなぁ。ぱしゃ。





ええい動け。私の足。

ぎぎぎぎぎ、と立ち上がります。

足も腰も、こわばりきって自分の体じゃないみたい。

一歩、また一歩。

あのピークまで行けるのかしら。私。

あそこに立てるのかしら。






ついにピークにたどり着きました。

なんとかなる。なんとか。

そう自分を励ましながら進んでいくと、行く先に、少し広いところが見えてきた。

せまい道の終わりだぁ~~~~! やった~~~!


とおちゃ~~~く!




すっごくきれい~~~~~!

なにこれ、ご褒美かなぁ。







空が青すぎる。

すごい。

そして、改めてあの渓谷を見に行きます。






広いスペースがあれば、そんなに怖くないんだな。

ずっと見てても平常心でいれて、だけどぎりぎりまで行って身を乗り出すことは到底できない。

つまりはそういうことなんだ。この怖さっていうのは。




ここがこんなに難所じゃなければ。

こんなところに住みたいよ~~~。




いっぱい写真を撮って、後ろ髪を引かれるようにその場を後にしました。





ここから先は、あんなに怖い道もなく。

日が傾いてきたせいで更に薄暗くなった道を抜け。

倒木をくぐり。




たまに差し込む光に心を躍らせて。




予定していたよりずっと時間がかかってしまったのが気掛かりで、いつのまにか小走りになっていました。



案内板を発見。

このあたり一帯は宝塔院跡と呼ばれていて、かつては大小の寺院が点在していたそうです。

宝塔院というのは、もしかしたらあの素晴らしい場所にあったのかもしれません。

あの眺めだもの。きっと。



やっと、元の道に、帰ってきましたよ~~~!




はああ、良かった~~~疲れた~~~。

ここまでたったの2キロなのに、右のふくらはぎがつりました。

アップダウン、過酷だったなぁ、運動不足の体には。


もう一度、あの素晴らしい眺めを目に焼き付けて。




奥千本のバス停まで、てこてこ下りていきました。



つづく。

紅葉の吉野山 (2/4)

2012-11-19 21:52:04 | 吉野山
観光客がゆっくりと歩く狭い一本道を、バスは慎重に上がっていきます。

人や車とすれ違うときは、見ている方がドキドキ。

運転手さん、上手だなぁ。


やがて、民家もなくなって、ぐねぐねと曲がった山道に入っていきます。

Uターンの連続で、さっそく乗り物酔いです。

三半規管めちゃ弱いので。

高野山に登ったときも、大変だったことを思い出しました。


気持ち悪いのをぐっとこらえつつ、20分の長い道のりを乗り切りました。


着いたら、この景色です。




酔っていたことなんて、一瞬で忘れていました。

奥千本バス停に到着です。

ここからすぐ下りていく人もいるかもしれませんが、私はここの近くにあるという『西行庵』というところへ向かいます。

ネットで見た情報では、紅葉が綺麗なところのようですし、今放送している大河ドラマにも西行さん(藤木直人さん)が出ていますので、なんとなく親近感がわいて。

せっかく近くまで上がって来たのだし、と、行ってみることにしました。

マップではわりと近くにあるみたいなんだけど……。




お、1キロ。うーん、思ったよりあるなぁ。

ん? まさか、こののぼりがずっとってことはないよね? ねっ?


若干不安になりつつも、(いやいや、観光地なんだから、みんな上がってはるし)と思い直し、えっちらおっちら登っていく。

結構な急坂だ。気を抜くと足があんまり上がってなくてめっちゃ歩幅が小さくなってる。

意識して足を上げながら、スピートを上げて登っていった。


坂は苦しいけれど、脇の木々がなぜかすっきり切られていて空が広く、青空と紅葉した木々のおかげでとても気持ち良かった。






ある程度登ったところで先に行っている人たちが足を止めて横を眺めていたので、私も見てみる。




うわっ! すごい。

高いところまで来たんだなぁ。

吉野の山々が一気に見渡せる、すごいところだ。


しばらくぽーっと眺めていると、後ろからきた段階の世代くらいのご夫婦の旦那様が、奥さんに「何か見えるの?」と聞かれて一言。

「いや、別に。山があるだけ」


おいおいおい~~~、この景色をみてだだの山があるだけって、そりゃないでしょうよ!!

どんなすごいところに住んでるの~!?


一人で行ったもんだから周りの会話がよく聞こえ、こんなびっくりにも出会ったのでした。


紅葉の固まりが見えてきて、ついにどこかの建物に到着~~。




これは、西行庵じゃないなぁ。写真とは違う。


これまた横のご婦人から。

「『奥の院』って感じだね~~」って言葉が。

なるほど、確かに。

名前を見ると、金峯神社(きんぷじんじゃ)とある。

昔、金がとれたとかいう話を聞いたことがあったので、その関係の神社なのかな?

とりあえず、上がってみます。




まだここから奥に、何かあるようですね。

なんとも謎めいて見える階段です(笑)。




足元にはたくさんのもみじが落ちていたのですが、あいにく昨日の雨でべちゃっとなっていて、あまりきれいじゃなく残念。

さて、先に進みましょう。





うーん、さっきの案内板ではここまで300メートルだったはずなので、あと700メートルかぁ…。

もうちょっとだ。頑張ろう。


うわぁ、こんな道を歩いていくのか。きれいだなぁ……。






まっすぐな杉の影が美しい。

杉たちの隙間からもれてくる光に目を細めながら、ぼこぼことした石畳を歩いていきます。

これは、杉の香りかな。濃厚な緑の匂いに包まれているかのようです。



と、分かれ道です。風情があるなぁ。




道標とお地蔵様がとっても素敵!

しゃがんでじーっと浸ってから、私はここを左に曲がって坂を下りていきました。

曲がらずまっすぐ行くと、こんな道。




黄色い葉が、何とも言えない優しい光を集めていました。


さて、急で石がぼこぼこした細道を、上ったり下ったり。

若干土が湿っているので、すべらないように慎重に歩きます。

のぼりは何度か休憩しなくちゃ一気には無理です。




日頃の運動不足がたたっています。


杉がうっそうと生い茂る暗い場所が、そろそろ終わりそうです。

行く先に、紅葉が見えてきました!




やった!そろそろじゃない!?


えーっと……。




めっちゃ綺麗なんですけど。

何これ、下までうっすら落ち葉の絨毯になってる。


こんなの、見たことない。

すごい。


……、でも、下を見下ろすと、びっくりするほど高いんですけど。

そして、急なんですけど!!

道は細い、石でがたがたしてる、何より、柵がない!!

……、これ、ころんって行ったら下まで一直線だよ?


それでも、目指す場所はこの先にある。

ここまで来て、行かない訳にはいかない。

一歩、また一歩と進んでいく。

前にいるおじさんたち、怖くないのかなぁ。

あ、もうすぐ手すりがある。ないよりはあったほうがまし、だな。

高所恐怖症の私は、もうすっかりヒザはガクガク、ふくらはぎは力がはいらない。

中腰になり、なんとも情けない格好である。

紅葉の向こうに杉の緑が透けて、すっごく綺麗なのに。

視線が固定されて、見ていられない。





ここで、後ろからおばちゃんズのこんな会話が。

「ここまでやなぁ。紅葉も見れたし、そろそろ戻ろっか」

「そうやなぁ。こんなに綺麗なの見れたしなぁ」


ええええ~~~、ここまで下ってきて戻っちゃうんですか!!

きっともうすぐそこですよ、西行庵は!!


前を行っていたおじさんズももう見えなくなっちゃったし、ここでおばちゃんズに帰られたら私ひとりぼっちやん!!

いやや~~、帰らんといて~~~。

この高さと怖さを共有してよ~~~(泣)。


私のこころの叫びが届くこともなく、おばちゃんズはあっさり去っていったのでした。

話し声が聞こえなくなった。

怖くて後ろを振り返ることもできなかった。


ちょっとびびりすぎではなかろうか。

自分でも分かってる。

道はちゃんとある。細くてもある。

手すりもある。ちゃんと立っている。

なのに、高所恐怖症というやつはほんとうに厄介で。

いつ足元が崩れるか、足が滑るかと身構えてしまう。

固まって動かない体を必死に動かして、手すりをがっちりつかみながら下りていると。

後ろから。なんと、犬!




この細い道を駆け下りてくるじゃないか!


なんで? なんでこんなにナチュラル放置で山の中を駆け回ってるの??

私、てすりにめいっぱい体をくっつけて、犬をやり過ごす。

見た感じ、噛んだりしなさそうな犬だけど。

首輪もしてたなぁ。

動物好きな人間なら大丈夫だけど、けっこう大きいし、犬が恐い人はパニックになるのではないだろうか。

うーん。

まあ、山だからな。

観光地じゃないもんね、こんな所。

人間の理なんて、通じないよね。


今すべきことは、無事に下まで下りること!!

あ、なんだか綺麗なところが見えてきた。

着いたのかな!?




空気まで黄色いなぁ。

早く行きたい!

よいしょ、よいしょ、よいしょ。

あとちょっと!

てすりがもうない!!

(あとちょっとなんだから下りれるでしょ)

そう言われてる気がする~~~。


ああもう、一気に下りちゃえ!!

どどどどど(この方が危ない)。


着いた~~~! ばんざーい、っずるっ。

何にもないところで、見事に足を滑らせました。

目の前に美人なお姉さんが立ってて。

「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。

「…めっちゃ、怖かったですぅ~~~!」

やっと誰かに言えた。涙出そうだった。


視線を上げると、目の前は黄色と赤色のうず。



絵画の中のように、西行庵が姿を現しました。




なんって、きれいなところなんだろう。

細い修験道を抜け、わずかに広がる平たい土地に。

ひっそりと、西行さんは庵を建てたんだな。

素敵だなぁ。


周りには、けっこうたくさんの撮影者がいて。

みんな、自分のポイントを確保して三脚を構えていました。

私も、自分なりに数枚撮りました。


「昔はもっと、赤い木がいっぱいあったのになぁ」

「そうだなぁ」

昔を懐かしむおじさんたちや、

「ここは、ホワイトバランスを日陰でするより雲天がいいでしょう」

なんて、カメラ講座中のグループ(私は日陰モードで撮ってた。別にいい感じだもん)、

「去年は雪が降ってね、紅葉と雪が一緒に撮れたんだよ」

うれしそうに話しかけてくれるおじさん。

だいぶ後ろのほうで狙いをつけて、前から人がいなくなるのをじっと待っているかっこいい女性。

そしてその間を自由に駆け回る、白い犬。

黄色い大きな木の下で、みんながそれぞれの楽しみを、ここで見つけていました。



願はくは花の下にて春死なん、そのきさらぎの望月のころ  西行

昔からなぜか知っていた、悲しいまでに美しい歌を詠んだ方だったんだと、この旅で知ったのでした。

吉野山は桜の名所。

ここでもそんな風に思っていたのかなぁ。



つづく。

紅葉の吉野山 (1/4)

2012-11-18 13:53:09 | 吉野山
今日から4回に分けて、旅行日記となります。

日帰りですが

旅がお好きな方は、どうぞ見ていってください。


それでは、はじまりはじまり~~~


やっとすっきりと晴れた金曜日。11月16日。

朝、イブ散歩を終えた私は、旅支度をしていました。

前日夜、天気予報で大阪あたりに晴れマークが出ていたのを見て、この日しかない!と思いました。

ぐずついた天気が続いていたので、なかなか出かけられずにいたのです。



吉野山といえば、ものすごい数の桜が有名ですが。

その時期は観光客がとっても多いと聞き、あまり足が向かなかったのです。

でもでも、小説の舞台になっていたり、好きな作家さんの行きたいなぁっていうツイートを見かけたりと、だんだん気になってきて。

数ヶ月前からは、吉野山~吉野山~とお経のように唱えていました。

どこに紅葉を見に行くか、ずっと悩んでいたのですが、紅葉がたくさんあろうがなかろうが、えいっ、吉野山まで行ってやる!と、決めました。

最近すっかり出不精で、遠出するには気合いが必要だったんですよ……



お外を眺めて座っているイブちょを、座布団ごとくるりと回してサッシを閉める。

はいはい、ごめんね~~~。

猫たち用のカリカリを小皿に分けて盛り、ぬくぬくお水を入れて、準備万端。

小皿に分けるのは、いっぺんにたくさん入れるといっぺんに食べて、かならず戻しちゃうからです。

疲れて帰ってきてぐちゃ、は避けたい



吉野駅までは、近鉄線で行きます。

橿原神宮前まで行き、そこからは、(急行)吉野行きに乗ります。

のんびり2分遅れで出発、急行なのに各駅停車、のんびりローカル線を楽しみます。

急かされないでのんびり乗り物に乗るのは大好き。



景色はすぐに、自然いっぱいに。

日よけが下りていたので、自分の前の分はすべて上げて、大パノラマで秋の景色を堪能しました。

となりのシートの人たちもそれを見て、同じように日よけを上げていました。

乗客がほとんどいないことをいいことに、駅で買ったパンをぱくつきます。


イヤホンからはジャッキー・エヴァンコの透明な歌声が聞こえ。

通り過ぎていく景色は、黄色いベールをかぶったような山々。

緑色の絨毯が広がる中に、黄色やオレンジ、赤に染まる、輝く木々が。

そして、真っ青な空。最高の天気です。日の光があったかい。


そして、薄暗い森を抜けて光が差し込むと、そこには広い川が!

川の向こうの鄙びた集落を、伸び上がって目におさめます。

ああ、ぶらり途中下車の旅がしたい!!

覚えておいて、今度行こうと決意する。


面白い駅の名前がいくつもあった。







吉野駅に到着。




大きな屋根~!



ケーブルカーに乗って、山を登ります。




いきなりの紅葉の通り抜け、素晴らしすぎる。


ビーーーッ、ぐいんぐいんぐいんぐいん。

ケーブルカーがゆっくりと動き出します。

わあっという乗客のため息ともつかない声を聞き、後ろを振り返ると。




……、大当たりだ、と思った。


窓にかじりつくように外を眺めてたら、すぐに上に着いてしまいました。




吉野山駅、だそうです。




吉野といえば吉野杉が有名で、地元の杉をふんだんに使った建物や家具、オブジェなどをあちこちで見かけます。


階段を上がると土産物屋さんが並びます。




帰りに寄りましょう。


ほんとうは、ここからバスで奥千本という一番上のバス停まで一気に上がり、そこから歩いて下りてきたかったですが。

この時間帯(12時台)は一本も無いようで(うそぉ)。

いきなり予定が狂った。


うーん、と考える。

ぽん、と手を打った。

そうだ、途中まで歩いて上がって見学して、途中からバスで上がろう。


ということで、一番近い見学場所、金峯山寺へ向かいます。

吉野山で一番大きな建物なので、見学していたらちょうどいい時間になりそう。



これから上がって行く道は、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)といって、昔からの修験道とのことです。




いやもう、修行ですから。坂も急です。

みんな、ゆっくりゆっくり上がって行きます。


途中、無人の民芸品店が。

これいいっ!!




コップの言葉、読みました?

黙って俺に、ついてこい!じゃないんですよ。

俺が、ついていく。いいなぁ。癒されるなぁ、なんか。

「お前は俺の言うこと聞いとったらええんじゃ!」

こういうこと言う人、大嫌いだからね。


通りの店や宿は、奈良、平安時代からあんまり変わってないんじゃないかと思う、風情ある建物ばかりで。

それでいて、内装も外装もとても綺麗なんです。

思わず入ってゆっくりしたくなる、そんなところがいくつもありました。

時間に余裕を持ってこなくちゃダメだな。

このとき、初めてそう思いました。


うん、思うの、遅い。


風情あるのれん。



銅の鳥居(かねのとりい)。




鳥居から見下ろします。




さらに進むと、金峯山寺の大きな屋根が見えてきました。







はぁ~~、着いた。


階段を、えっちらおっちら登って行くと。

吉野の山々が目の前に広がっていました。




ここ、高い石垣の上なんですが、柵がありません。怖い。

このことが、これからの吉野山での出来事を象徴していました。



こういう階段、好きです。




うわ、でっかい!




カメラに納まりきれません。

広角レンズを出すには疲れていて。

ちょっと端っこが切れてます(苦)。


もうちょっと離れて。




パワースポット的な感じですか?




水に沈む綺麗な落ち葉たち。





境内にはお稲荷さんや、




天満宮がありました。




どこもかしこも綺麗だなぁ。

横はすごい眺めだし。



えらいとこ、来たんだなぁ。




このお寺では現在、真っ青ででっかい蔵王権現像3体が特別公開中なのですが。

だいぶ並んでいたし、中は撮影できないし。

また今度にすることにしました。

ここでこれを見ないでどうするんだ!!

しかられそうですが。

ちょっと疲れてたのもあるんだよう。

時間もあんまりないし。

大きな本堂に別れを告げました。



さらに上へと歩いて行くならこの道を行くのですが。




私はバス停に行くので来た道を戻ります。


手をつないで、助け合って登る老夫婦。




優しく声を掛け合う姿が微笑ましい。


燃えるような紅葉が似合ってますねぇ。





バスが来るまで約10分。


周りを撮影したり観光客を眺めたりしながら、時間つぶし。

しかし、車が多い。

道が細いのにいっぱいくるから、何度も何度も脇へきゅーとよけなきゃいけない。


桜のシーズンはさすがにマイカー規制がかかるようです。そりゃそうでしょう。


あ、バスが来ました。

え、ここには停まれない?あっち?

少し先の、スペースのあるところで乗り込みます。


バスというより、バンだなぁ。

奥千本まで、お願いします。


つづく。

猫遊びに必要なもの

2012-11-17 09:00:45 | 
今日も楽しくイブ散歩~。

ドアを開けて、さあ、行くよ!

って、あれ?




どうしたの、イブちょ。

さっきまであんなにおねだりしてたのに。


あ、分かった。寒いんだ。

正解です。




それでも、お外へ出たらテンション上がってくる~。

このアミで、向こうが見えないんですよ。




改めて、大きくなったねぇ、イブちょ。

だんだんご機嫌になってきました。





ごろりんを堪能して、

いつものベンチでうとうと…。




ふかふかの砂場でひとしきり暴れて。



たーっ、とーっ!

石や土のかたまりなどを獲物に見たてる、見たて遊びが上手です。


ホウセンカの鉢は、おニューなんです。






夜、皆が寝静まる頃、睡眠を充分にとった猫たちは活動タイム。

あそぼ!って、イブちょがおもちゃ置き場の前に誘導してきます。

猫遊びに必要なもの。

ハタハタ(猫じゃらし)、ふわふわボール(うちではティッシュボール)、 ひも(リボン)、段ボール箱、キャットタワー、コタツ布団……。

いろいろありますが、我が家ではこれが最も必要です。

『根気』。

おもちゃをパタパタと動かしだすと、イブちょはすぐに飛びかかって猫パンチ!

とうとうっと、ひとしきり遊んで休憩と思って廊下に出たら。



しろちゅが、楽しそうな音を聞いて、踊り場までおりてきていた。

また、 遊び再開。

しばらくして部屋の入り口を見ると、



しろちゅー!近づいてるよ!


部屋に入ってくるまでにゆうに15分はかかっている。

ここまでで、だいたいの遊びはもうやり尽くしている。

イブちょのノリも悪くなってきたので、適当に切り上げたいところなんだけど、しろちゅが遊びたそうに頭を上下に動かして集中してきてるから、なんとか楽しく遊ばせてやりたいと考える。


一番距離がかせげるリボン。

足元にピローンと投げてみる。

見るだけ。

また投げる。

また見るだけ。

もう一度と繰り返していると、やっと、しろちゅが食いついた!

やっても2~3回。

それでも、爪でカッと押さえたり、きゅーっと引っ張ってがじがじしたり。

けっこう楽しそう。

次は、コタツを使ってリボンをつるりつるり。

すーっと隠してやること数十回。


急にうずうず、として、とーっ!

コタツにダイブ!


まあ、やっても1~2回。

それでも、きっと楽しめたんじゃないかな。


わたし、ぜえぜえ。

いくらリボンを動かしてもしろちゅの反応がなくなったところでやっと終了。


我が家の猫遊びには、根気が必要なのです。

はふ。


さて、今日の風景写真。


そろそろネタが尽きてきましたよ~(笑)。





昨日と同じく、奈良県天理市から桜井市にのびる山の辺の道。

わりあい開けた場所で、大和平野の広がりと、遠くには二上山などが望めるいい場所です。


稲刈りの季節。

青々とした畑と、コスモスやその他色鮮やかな花々。


しばしボーッと佇む。

素敵な時間でした。

微妙な、三角関係。

2012-11-15 21:15:36 | 



三角関係。

いったい、だれとだれが?


しろちゅが、彼女のすみかである2階からとっとっとっと下りてくる。

めーーーっと一声。


イブちょを発見!すりこすりこしようと近づきます。


隣の部屋にいる私。しろちゅのかわいい声を聞いて、「あ、しろちゅ~~~~。下りて来たの~~~?」と顔を出す。

と、イブちょと私の目がパチッと合う。

にゃははは~~ん、と、イブちょがこちらに走ってくる。


しろちゅ、ぽっつ~~ん。

め~~~~っ。め~~っ?


何度か呼んでみるけれど、イブちょは戻ってきてくれない。

私がいる部屋にも怖いからあんまり入れない。


私。「ほら、しろちゅが呼んでるよ。さみしいよ~~て言ってるよ。行っといで」

イブちょを促すも、イブちょ動かず。

私、どうしようとおろおろ。

こんなことが、しょっちゅうなんです。


そもそも、しろちゅがイブちょにしか甘えられないからなんだけれど。

気ぃ使うわ~あんたら。


2匹でお互いになめ合ったり、寄り添って眠ったり。

仲良くしているから心配はしてないんだけど。

びみょ~な空気に、たまになるの。


イブちょ、モテる男。





近いですよ、かあさん。(迷惑顔)


おばさん、写真、撮ってるの?




上手に撮ってね。




しろちゅは緊張してじーーっとしてるから、撮りやすい。

そして、しっかりカメラ目線をくれる。モデルさんになれるよ。しろちゅ。



そんなしろちゅの、野良時代の写真がまた出て来ました。








いやぁ、野生で育った子。さすが、お外が似合います。

くつろいでますねぇ~。

当時はまだ、背中がほぼ真っ白ですね。


じーーっと見ていたら、ハッと気づいた。

しろちゅのしっぽ、シマシマや!


今まで、気がつきませんでした。

今はずっと色が濃くなってしまって、ほぼ真っ黒なので、トラしっぽだなんて、思ってもみなかったのです。



しろちゅはお外で暮らすのがいいのかな~~?と、何度も考えたことがありました。

家の中にいても、人間がずっと怖くて、ごはんを食べにくるにもおトイレに行くにも、とっても緊張していたから。

女の子だったから、手術しなきゃと思って引き取ってそのまま飼っていましたが、どうしてあげるのが一番いいのか、悩みました。


外でもたくましく生きられる子。自分で鳥さんも捕まえてました。

でも。

怖い野良猫が回遊していて、定期的に蹴散らしに来るし。(でかくてそれはもう恐ろしいのが何匹もいたんです、当時)

溜まっているばっちい水をごくごく飲んだりとか。

全てが凍りつく冬の寒さとか。

びゅんびゅん通り過ぎる車が怖すぎる、大きな車道とか。

そういうことを心配しだすと私の心が耐えられなくて。


そして、決定打は、ずっと寄り添っていた茶色ちゅが突然いなくなってしまい、ひとりぼっちになってしまったこと。

うちには、茶色ちゅと兄弟のイブちょがいるし、きっと寂しくなく暮らせるはずと、腹をくくった。


何度か、脱走事件があった。

その度に、もともとお外っ子だったしろちゅだもの、2度と戻ってこないんじゃ……と、とっても不安になった。

私がいると近寄ってこないので、ドアを開けておいて、家で頭を抱えて待ってた。

でも、しろちゅはすぐ帰ってきてくれた。

はー、お外楽しかった。

ちょっと遊んできたわ、って感じで。

うちを、暮らす場所と、認めてくれていた。

ここで暮らすのが当たり前って、思ってくれていた。

それが分かったとき、どんなにうれしかったことか。


間違ってなかった。そう思えた。

いつか、触っても怖がらなくなったら、お散歩に行こう。

お外でいっぱいごろんごろんして、大好きなおひさまをぽかぽか浴びて。

何時間でも、付き合ってあげる。

楽しみにしているからね、しろちゅ。



さてさて、楽しいイブ散歩です。

まずはお気に入りのコンクリートの上でごろりん。







こんなところに、登りやすそうな木が。




わあっ、登らない方が……。


登りませんよ。えらいでしょ。




えらい。かしこいイブちょ。


ぼく今ちょっと集中してるの。邪魔しないでください。




はいはい、ごゆっくり。


い、犬が来ましたよ、かあさん。




怖いけど、気になるんだよね。


これは何の葉っぱですか?




これは柿だねぇ。大きい葉っぱ。落ち葉の季節だねぇ。


お、ハート型発見!




照ったり曇ったり、お天気は忙しそう。




雲の上が見たいな。




まぶこい。


あ、お隣のアヒルさんが出てきた~~~!



ベンチにぴょん。

アヒルさんとこ行くの~~。ダッシュ!




柵の向こうでよく見えないの。




体がナナメってますよ。


飛びかかっていったら大変だから、しっかり短く持ってます。




土の下の虫さんか草をパクパクと食べているアヒルさんを、飽きずにずっと眺めているイブちょ。




ネギ越しに(笑)。


私の方が寒くて音を上げた。




今日の風景写真。


奈良県天理市~桜井市に通る、山の辺の道より。




絵になる石碑があちこちにあります。

自然がいっぱいで、素朴な農村の景色が続くこの道は、きちんと整備されていて歩きやすく、変化に富んだ景色のおかげで長く歩いていることがちっとも苦にならない楽しい散歩道。

広い田んぼにコスモス畑、古墳に神社にお寺さんに。

機会があれば、ぜひ歩いてみてください。