予約は簡単
街中でもチラホラみかける様になりましたが、
(何故か近所ではBRZの方が良く見る)
3月頃にメガウェブで86が乗れる
イベントをやっていたので行ってきました。
メガウェブのコースはこんな感じ
メガウェブの試乗コースは制限速度40キロの直線2本を
路地の様に狭いクネクネ道を繋いだ様なコースです。
一番近いのは教習所でしょうか。
86の走りがどうのという話は出来ませんが、
途中には石畳やゼブラなどもあるので
素性が良い車かどうかを知るには
普通に試乗するよりも最適かもしれません。
試乗した車はGグレードのマニュアルです
Gは下から2番目のグレードで、
装備が簡素化されている走り一辺倒モデルだそうです。
走り一辺倒といいながらフォグランプが付いていたり
格好良い黒塗りのアルミが付いていたり
かつてのハチロクとは時代の違いを感じます。
固定式ライトでトランクがある形状をしているので、
レビンのノッチバックタイプの末裔って事になりますね。
マセラティ・グラントゥーリズモを小さくした様な
クーペスタイルの古典の様な格好をしているので、
デザイン的には特に感想は無いのですが、
一目見て小さいと思えるところに好感が持てます。
チープさが好感を持てる車も珍しい
内装は試乗の時間待ちの間に見て回った
他の車のパーツをペタペタ貼った様な感じ。
アクアの部品がかなり使われている様です。
コード丸出しよりはマシだろうという割り切りですね。
その代わり、運転に関係ある物はかなり贅沢に作られています。
先ずは運転時に持つ物は革巻きになっています。
FRなので当たり前といえば当たり前ですが
余計な物が媒介していない感触のシフトが好印象。
あまり引き上げる事なく一発で引けるサイドブレーキ、
ガタつきが無いステアリングにはテレスコピックも付いています。
クラッチは駆動が繋がっている具合が足裏で分かり辛い
ところが難点ですが奥で繋がってくれるので、
エンストの危険は少ないと思います。
(クラッチ蹴りにはちょっと向かないかも)
後はひたすらチープです。
新車な筈なんですがクタクタな感じのシート地が気にはなります
シートはバケットタイプですが少し大きめです。
快適性も考えて日和ってしまったのでしょうか。
雰囲気を出すにはいいですが、
飛ばしたらシートの中で体が暴れてしまうと思います。
バケットは構造上、背もたれにより掛かる様に出来ていますから、
疲れは少ない方だと思います。
路面からの情報は要る物要らない物関係無しに
全部拾ってくる感じです。
後席へ乗り降りする際に使う背もたれを前へ倒すレバーが
座面側に付いているのはどうかと思います。
まぁ、予算との兼ね合いだったんでしょうね。
タコメーターが真ん中にあるやる気なメーターまわり
シートに座ると見切りの良さが嬉しいです。
フェンダーが見えるので走る時は楽だと思います。
後方の見切りもかなり良いと思います。
ポジションを合わせた時の操作もしっくり来ますし、
右ハンドル特有の脚を内側へ向けさせたれる様な
体がよじれる感じもほぼ無いので
素晴らしいと言えると思います。
タコメーターは雰囲気重視で260キロまで目盛ってありますが、
実際に使う100キロ以下が下の方でギュウギュウなので
スピード違反には気をつけた方が良いかもしれません。
トヨタとスバルの混血である事が良く分かる走り
走り始めて先ず驚くのが、
予想以上に威勢が良いエンジン音。
こんな感じの音がします。
理由はスバルの水平対抗が積まれている事と、
サウンドクリエイターという手っ取り早く言うと
意図的に音を室内に導くダクトが付いているからです。
個人的な感想ですがスバル的なエンジン様車な印象で
86のライトウェイト感を損なっている気がします。
普通の直4エンジンの方が良かったかな・・・
ただ、吹け上がりが良くて下の方でもかなり粘る
良いエンジンだとは思います。
ボディやサスペンションはスポーツカーにしては
結構柔らかめに出来ています。
トヨタ自身がこの車は純粋なスポーツカーではなくて
スポーティーカーだと言っているくらいですが、
ガチガチしたところはありません。
更にこれもトヨタ流なんでしょうが、
ハンドルのギア比がかなりスローです。
切ったら切った分だけと思えるレベルから
2拍程度遅い印象があります。
それらの要素が醸し出す86の印象は、
”トヨタ渾身の新型スポーツカー”から連想される
新しい物に乗っている感は全く無く、
中古車屋で試乗をしている様な感覚があります。
ある意味狙い通りなんでしょうね。
後席の居住性も中々
86にとってはオマケみたいな部分ですが
後席の居住性とトランクについて。
それ程大きくないクーペなので、後席は確かに狭いですが、
前でまともなシートポジションを取っても
ちゃんと座る事が出来ます。
スペースは十分にあるけど足のやり場が無い
メガーヌRSよりは全然良い空間です。
ただ、写真の通りで頭上にガラスが来てしまうので、
これからの時期はその点で地獄だと思います。
あるのかどうか分かりませんが、
昔流行ったリアウインドウに貼る
アルミ風のデカールがあったら良いだろうなと思います。
トランクもまともにあります
86は(BRZも)ハッチバックではなくトランクが付いています。
魚とかぬか漬けを買った時は便利ですね。
実用車ではないのでトランク自身大きくないですし、
積み降ろしもあまり良くないですが、
そこに文句を言う人はいないと思うので十分だと思います。
デスクトップのパソコンなどを買うと困るけど、
普通の荷物は十分に載るといった感じでしょうか。
ですがこのトランク、設計ミスだろうと思えるところが1点、
リアシートを倒して荷室を広げられるのですが、
そのレバー、一般にレバーが付いている室内側にあります。
翻って86はトランクが付いている車な訳で、
荷室からシートを倒す事が出来ません。
レバーが室内にある必要は全く無いので
荷室側につけるべきだと思います。
86は乗る人によって評価が分かれる車だと思います。
趣味車なので折角なら新しい物に乗りたいと思うなら
確実に肩すかしを食らうと思います。
そういう人はMINIやCR-Zなどに乗った方が
恐らく幸せだと思います。
トヨタは若者の車離れに対する一石と言っていますが、
FR、デュアルクラッチではなくてマニュアル、
古典的なパッケージの何処を取っても古い車なので、
実際の購買層になるであろう50代前後の方には
最適な車なんだろうなと思いました。
街中でもチラホラみかける様になりましたが、
(何故か近所ではBRZの方が良く見る)
3月頃にメガウェブで86が乗れる
イベントをやっていたので行ってきました。
メガウェブのコースはこんな感じ
メガウェブの試乗コースは制限速度40キロの直線2本を
路地の様に狭いクネクネ道を繋いだ様なコースです。
一番近いのは教習所でしょうか。
86の走りがどうのという話は出来ませんが、
途中には石畳やゼブラなどもあるので
素性が良い車かどうかを知るには
普通に試乗するよりも最適かもしれません。
試乗した車はGグレードのマニュアルです
Gは下から2番目のグレードで、
装備が簡素化されている走り一辺倒モデルだそうです。
走り一辺倒といいながらフォグランプが付いていたり
格好良い黒塗りのアルミが付いていたり
かつてのハチロクとは時代の違いを感じます。
固定式ライトでトランクがある形状をしているので、
レビンのノッチバックタイプの末裔って事になりますね。
マセラティ・グラントゥーリズモを小さくした様な
クーペスタイルの古典の様な格好をしているので、
デザイン的には特に感想は無いのですが、
一目見て小さいと思えるところに好感が持てます。
チープさが好感を持てる車も珍しい
内装は試乗の時間待ちの間に見て回った
他の車のパーツをペタペタ貼った様な感じ。
アクアの部品がかなり使われている様です。
コード丸出しよりはマシだろうという割り切りですね。
その代わり、運転に関係ある物はかなり贅沢に作られています。
先ずは運転時に持つ物は革巻きになっています。
FRなので当たり前といえば当たり前ですが
余計な物が媒介していない感触のシフトが好印象。
あまり引き上げる事なく一発で引けるサイドブレーキ、
ガタつきが無いステアリングにはテレスコピックも付いています。
クラッチは駆動が繋がっている具合が足裏で分かり辛い
ところが難点ですが奥で繋がってくれるので、
エンストの危険は少ないと思います。
(クラッチ蹴りにはちょっと向かないかも)
後はひたすらチープです。
新車な筈なんですがクタクタな感じのシート地が気にはなります
シートはバケットタイプですが少し大きめです。
快適性も考えて日和ってしまったのでしょうか。
雰囲気を出すにはいいですが、
飛ばしたらシートの中で体が暴れてしまうと思います。
バケットは構造上、背もたれにより掛かる様に出来ていますから、
疲れは少ない方だと思います。
路面からの情報は要る物要らない物関係無しに
全部拾ってくる感じです。
後席へ乗り降りする際に使う背もたれを前へ倒すレバーが
座面側に付いているのはどうかと思います。
まぁ、予算との兼ね合いだったんでしょうね。
タコメーターが真ん中にあるやる気なメーターまわり
シートに座ると見切りの良さが嬉しいです。
フェンダーが見えるので走る時は楽だと思います。
後方の見切りもかなり良いと思います。
ポジションを合わせた時の操作もしっくり来ますし、
右ハンドル特有の脚を内側へ向けさせたれる様な
体がよじれる感じもほぼ無いので
素晴らしいと言えると思います。
タコメーターは雰囲気重視で260キロまで目盛ってありますが、
実際に使う100キロ以下が下の方でギュウギュウなので
スピード違反には気をつけた方が良いかもしれません。
トヨタとスバルの混血である事が良く分かる走り
走り始めて先ず驚くのが、
予想以上に威勢が良いエンジン音。
こんな感じの音がします。
理由はスバルの水平対抗が積まれている事と、
サウンドクリエイターという手っ取り早く言うと
意図的に音を室内に導くダクトが付いているからです。
個人的な感想ですがスバル的なエンジン様車な印象で
86のライトウェイト感を損なっている気がします。
普通の直4エンジンの方が良かったかな・・・
ただ、吹け上がりが良くて下の方でもかなり粘る
良いエンジンだとは思います。
ボディやサスペンションはスポーツカーにしては
結構柔らかめに出来ています。
トヨタ自身がこの車は純粋なスポーツカーではなくて
スポーティーカーだと言っているくらいですが、
ガチガチしたところはありません。
更にこれもトヨタ流なんでしょうが、
ハンドルのギア比がかなりスローです。
切ったら切った分だけと思えるレベルから
2拍程度遅い印象があります。
それらの要素が醸し出す86の印象は、
”トヨタ渾身の新型スポーツカー”から連想される
新しい物に乗っている感は全く無く、
中古車屋で試乗をしている様な感覚があります。
ある意味狙い通りなんでしょうね。
後席の居住性も中々
86にとってはオマケみたいな部分ですが
後席の居住性とトランクについて。
それ程大きくないクーペなので、後席は確かに狭いですが、
前でまともなシートポジションを取っても
ちゃんと座る事が出来ます。
スペースは十分にあるけど足のやり場が無い
メガーヌRSよりは全然良い空間です。
ただ、写真の通りで頭上にガラスが来てしまうので、
これからの時期はその点で地獄だと思います。
あるのかどうか分かりませんが、
昔流行ったリアウインドウに貼る
アルミ風のデカールがあったら良いだろうなと思います。
トランクもまともにあります
86は(BRZも)ハッチバックではなくトランクが付いています。
魚とかぬか漬けを買った時は便利ですね。
実用車ではないのでトランク自身大きくないですし、
積み降ろしもあまり良くないですが、
そこに文句を言う人はいないと思うので十分だと思います。
デスクトップのパソコンなどを買うと困るけど、
普通の荷物は十分に載るといった感じでしょうか。
ですがこのトランク、設計ミスだろうと思えるところが1点、
リアシートを倒して荷室を広げられるのですが、
そのレバー、一般にレバーが付いている室内側にあります。
翻って86はトランクが付いている車な訳で、
荷室からシートを倒す事が出来ません。
レバーが室内にある必要は全く無いので
荷室側につけるべきだと思います。
86は乗る人によって評価が分かれる車だと思います。
趣味車なので折角なら新しい物に乗りたいと思うなら
確実に肩すかしを食らうと思います。
そういう人はMINIやCR-Zなどに乗った方が
恐らく幸せだと思います。
トヨタは若者の車離れに対する一石と言っていますが、
FR、デュアルクラッチではなくてマニュアル、
古典的なパッケージの何処を取っても古い車なので、
実際の購買層になるであろう50代前後の方には
最適な車なんだろうなと思いました。