マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

彫刻の森のアウディQ3を見てきました。

2012年05月13日 | 見てきました。
期間限定の見え面。

箱根へドライブに行ったついでに彫刻の森美術館へ
行ったついでにアウディQ3のイベントを見てきました。
暗い箱の中で見ているだけですので、
あまり大した情報は無いですが、少々。

箱の中身はこんな感じ(今日でイベントは終わりだそうです)

箱は日本が誇る岡本太郎先生の
こどもの城の入り口にあるオブジェの
ペイント無し版の様な作品の横にドーンとあります。
雨や霧が多い所なのに鏡面の箱がピカピカだったところに
アウディの品質主義を感じる物体です。
ちょうど鏡面に色々なオブジェが映り込みますから、
こんな絵を撮れるのは貴重な機会なんでしょうね。
中は奥側の壁が一面LEDのスクリーン、
そこで映した映像を鏡になっている残りの面が反射させて
万華鏡の様な効果を出すというもの。
綺麗は綺麗なんですが、
真っ暗なので少々おどろおどろしい印象で、
モーターショーで見たQ3の
カジュアルでライトなイメージとは
ちょっと違うかなと思わなくもない感じでした。

格好は面白いと思います。(画像はwebCGから拝借)

SUV車では相当珍しいと思いますが、
リアピラーが寝ているのがQ3の特徴。
A1よりも趣味が多い人が乗る車
という感じでしょうか。
ベースというか中身はティグアンと一緒らしく
その点もA1と同じ成り立ちの様です。
そのティグアンに乗った印象で言うと、
ボンネットも窓も低くて
とても乗りやすい車だったのですが
4モーションという名前の4WDが
四駆の典型の様にアンダーステアが強く
曲がろうとしなかったのを覚えています。
カイエン/トゥアレグと兄弟の
Q7はクワトロに替えているそうですが、
Q3は4モーションそのままとの事。
FFのアウディで良く感じる
"これならワーゲンでいいじゃん"
でなければいいですけどね。
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(かなり前に)最後にヒストリーガレージも見てきました。 ~憧れの名車達編~

2012年05月09日 | 車好き話
メガウェブネタはこれでおしまい。

続いてヒストリックカーについて、
既述の通りでメーカーを問わず名車が並んでいる
車好きにはたまらない場所です。
こちらは浮谷東次郎さんコレクションで、
エラン(後述含め3台が展示)とヨタハチが並びます。
真ん中のバイクは不明。

本当にレストアをしているそうです。

ディノとデロリアンって、どんな趣味してんだ・・
と思ったら、展示ではなくて本当にここで
レストアをしているんだそうです。
売り物ではないんでしょうが、
”この車、トヨタがレストアしたんだよ・・・
いや、ディーラーじゃなくてね”
なんて話のタネになりそうですよね。

ミュージアムの入り口は2CVとキャトルがお出迎え

ロングセラーの四天王と言えば
ビートルことTYPE1、オリジナルMINI、
2CV、キャトル・・・
ラーダ・ニーバなんか未だに作っていますが、
まぁ、それは置いておいて
フランスが誇るロングセラー2台がお出迎えします。

続いてコスモスポーツと・・・

117クーペが展示されています。

デザインでいうところの、日本車の代表ですね。
まぁ117クーペは言ってもジュジャーロ(ギア時代)ですが、
コスモスポーツは日本人がデザインしたとは思えない
華やかさがあると思います。

セリカリフトバックとパブリカコンバーチブル

コスモスポーツと117クーペの向かいには、
旧型のトヨタ車が並びます。
実はここら辺の日本車とBL時代の英国車は
とっても弱かったりするのですが、
そんな私がああ知ってると思う車ばかりなので、
多分歴史に名を残した車なんでしょうね。

ミニカー屋さんを抜けると戦前戦後にタイムスリップ。

時間の都合で見られませんでしたが、
館内にはこれまた途方もない数の
ミニカーが販売されています。
そこを抜けると30年代のアメリカといった趣の
展示に変わります。(車は時代バラバラですが)
通路側にはイゼッタと初代コルベットが並びます。

シトロエンからは2台目がエントリー

特に日本では知名度が高い車とは言えませんが、
トラクシオン・アヴァンとランチア・ラムダは
車史に燦然と輝く名車中の名車と言われます。
見た目が余りにクラシックなので、??と思いますが、
内容を見ると確かにそうですね。
今のDSも私は好きですが、
こういう本来的なシトロエンを見てしまうと
霞んでしまうのは確かです。

愛着のある356A・・・

356は物心がついた頃から家にあったので、
何だか実家に帰ってきた様な郷愁を感じます。
今の甲斐性では到底無理ですが、
いつかは手許に置きたい車です。

怒濤の英国車軍団





30年代の角を曲がると、英国車が続きます。
割愛していますがエランも2台ありました。
特にMGTDは高校生の頃に通い詰めた
私の車好き師匠のガレージで
レストアを手伝った中の1台として
(といっても、力仕事を手伝った程度ですが)
とても記憶に残っています。
手伝う約束をしたままになってしまった
モーリスマイナーはどうなったんだろうか・・・

最後にアルファスパイダー

月並みながらこの時代のアルファと言えば
やはりジュリア系。
特にスカリオーネのSSの美しさには
ため息しか出ない訳で、
スパイダーには申し訳ないですが
そっちが見たかったなどと思ってしまいます。

撮った写真を見返すだけでも
お腹いっぱいになってしまう車達ですが、
これがタダで見られるのは凄いですよね。
収蔵している車はかなりあるそうで
不定期に入れ替えをしているそうです。
内容が内容なのでそれ程混む場所でもないので、
ここはお奨めです。
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(かなり前に)最後にヒストリーガレージも見てきました。 ~レーシングカー編~

2012年05月08日 | 車好き話
本物のハチロクがお出迎え。

メガウェブには本館から離れたところに
ヒストリーガレージというのがあります。
メガウェブには多分5回程来ているのですが、
立ち寄る機会が今まで無く、
今回は86試乗の裏テーマとして
ここへ来るのも目的でした。
ヒストリーガレージの素晴らしいところは
トヨタ車しかない訳ではないという事。
自動車史に名を残した車、つまり名車は
平等に扱われている点です。
箱根近辺にあった自動車博物館も
片っ端から無くなってしまった今、
貴重な場所だと思います。
先ずはトヨタのレーシングカーから。

ある意味伝説のF1マシーン

記念すべきトヨタの初代F1マシーン、
TF101が無造作に置かれています。
余りに無造作過ぎて台か何かで前が見えないので、
これくらいが精一杯です。
このF1マシーン、レース好きには有名ですが、
一度もレースを走った事がありません。
何ともトヨタらしいスケールのデカさと言えますが、
2001年はこのマシーンでひたすらテストを行い、
翌2002年は実戦テストとしてF1を過ごした後、
2003年には優勝を争うトップコンテンダーになる
という計画を立てていました。
更に驚くのがこのTF101で、グランプリが行われた直後に
そのサーキットでテストをする(つまり追っかけで世界中を回る)
という前代未聞のテストプログラムを行いました。
結果はTF101自体が余りに時代遅れな設計だったので
時間とお金の浪費でした。
そこも何ともトヨタらしい。
結局、トヨタは1勝もする事が出来ないままに
2009年をもってF1から撤退。
本来は2010年も参戦する予定だったので、
TF110というマシーンが完成していましたが、
これもレースを走る事は一度もなく
トヨタのF1プログラムは終わります。
(もう二度と帰ってこないでしょう)

渾身の反則ル・マンカーも無造作に

TF101の窓向かいに置いてあるのが
今年再度目指すル・マンの勝利が最も近かった
トヨタ渾身のル・マンカー、TS020です。
この当時のル・マンはレーシングカーをGTカー、
日本で言うスーパーカーだと言い張って
市販車部門にエントリーする事が恒常化していて、
その究極と言われた車が、このTS020です。
車検をパスした車に貼られるステッカーに
GT1と書かれているので、正しく反則カーそのものです。
ル・マンを運営しているACOはこの反則車に
エスプリの利いた意地悪をしていて、
トランクが無い車は乗用車と認められないと
出走不可を通知、トヨタは突貫でエンジンカバーに
ヒンジを付けて何とか車検を通した
という逸話が残っています。
結局この車も優勝する事は出来ず、
トヨタはル・マンから撤退。
翌年に上のTF101が生まれます。

ここはレーシングカーの墓場でしょうか

最後にWRCを席巻したトヨタラリーチームの
全盛期を走ったセリカです。
恐らく臨場感を出すために敢えてなんでしょうが、
レストアされる事なく当時のボディーの凹みや
塗装の剥がれがそのままで置かれています。
タイヤの空気が無くなっていたら
放置車両にしか見えません。
当時の私は今以上に欧州車至上思考だったので
デルタをコテンパンにやっつけたこの車は
ダルマの様な醜い姿とあいまって
憎悪の対象だった事を覚えています。
あれから20年以上が経って改めて見ると、
意外と格好良いかもとはやはり思いませんが、
ノスタルジックな気分にはなります。
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(かなり前に)もののついでにトヨタの車を色々見てきました。

2012年05月06日 | 車好き話
かつてトヨタF1が鎮座していた場所・・・

引き続き86プリウスPHVを試乗しに
メガウェブへ行った際のお話。
ライドワンは待ち時間が結構あるので、
館内を一周りしてみました。
特に目的は無かったので、ダラダラと・・・
ちなみに、ミニバンとかも見てきたのですが、
写真を取り忘れたのでセダン中心で。

個人的には全方位的にあり得ないマークX

試乗をした際、3シリーズのダメなところを
ひたすらコピーしたとしか思えなかったマークX。
今回も恐らく上級で売っていると思われる車には
全くそぐわないドアの音や(バーンって、、、)、
寿司屋の座布団の様な生地のツルツルのシート、
書きましたと言わんばかりの木目パネル等々、
やはり全方位的に無いなという事を再確認しました。

多分トヨタセダン軍団のど真ん中なカムリ

それに比べるとトヨタの稼ぎ頭の1台、
カムリには本物感が漂っています。
先代よりは若干薄まったものの、
相変わらずの家電っぽい雰囲気がある
ちゃんと使える感じが好印象です。

レクサスの裏テーマは、昭和。

新しいGSのメーターです。
LSに引き続き和風な外観のGS、
今時過ぎる色が全く統一されていない照明に
更に踏み込んで昭和の高級車に
先祖返りがテーマだったのではと思ってしまいます。
ちなみにオプションの何とかサウンドパッケージが
付いている車なんだと思いますが、
オーディオの音が猛烈に良いです。
その点は感動的な車です。

これが何千億もかけた果ての成果では悲しい、、

写真はアクアのドアミラーの付け根です。
何でも、ここに付いているフィンは
F1の開発で得られた空力効果を応用しているとか。
いわゆるスプリッターというやつですね。
これが為にF1を戦った訳ではない事は分かりますが、
例えばフェラーリがF1で培った空力技術が
458イタリアのフロントバンパーに付いている
フレキシブルウイングに応用されている
(ちなみにF1でフレキシブルウイングは違反です)
なんていう話に比べてしまうと、
何とも・・・という気にはなってしまいます。

何気に楽しいユニバーサルデザイン館は節電でお休み

数年ぶりにメガウェブに来て(ちなみに前回行った時の記事)
気付いたのは中国人観光客が多い事。
まぁ、ここに限った話ではありませんが。
そう思うと、一応技術大国という事になっている
日本の代表企業が観光地にこうやって
大きなショーケースを構えている事は大きいと思います。
流石、日本を背負う意思が感じられる企業だなと。
もう1点、トヨタは今の社長になってから、
割り切りを持った車が増えたと思います。
当然、トヨタに80点を期待して買う層が
かなりの数いる筈なので、80点車は作り続けるでしょうが、
数年前よりも良くも悪くも
車のレベルがバラバラになってきた気がします。
今のトヨタを一望出来る良い場所だと思います。
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(かなり前に)もののついでにプリウスPHVにも乗ってきました。

2012年05月04日 | 試乗記
プラグインとは充電が出来るという意味です。

86を試乗したついでにプリウスPHVにも試乗しました。
コースは同じくメガウェブのライドワン。
プリウスPHVは外部充電出来る様になっていて
電池がリチウムイオンに替わっているプリウスです。
電池の容量が少ないので純電気自動車に比べて軽く
安く出来るというメリットと、
電池切れでパニックに陥る事がなく済みます。

ちょっと見た目が豪華になった様です。

見た目はプリウスと大体一緒です。
割愛しますが、内装、インパネまわりも殆ど一緒。
ここに100万円以上の差を払う人が
どれだけいるかなという気がしなくもないですが、
燃費はプリウスが38km/Lなのに対してPHVは脅威の60km/L。
カブより燃費が良い車というのが、とうとう出たんですね。
PHVを買ったからには当然ながら充電をしますから
(しないとただのプリウスです。ちなみに)
スタンドへ行く機会は殆ど無くなるかもしれないですね。
ところで少し話が逸れますが、
比較に使っている車はわざと赤を選んでいます。
エコカーには何故か青いアクセントが必ず付きます。
プリウスも確かに歯磨き粉の様な水色の車には
青いバッジが似合うのかもしれませんが、
赤を選ぶとこんな酷い事になるという事を
作っている人はちゃんと考えているんでしょうか。
明らかに合わないボディーカラーを選んだ時は
パーツを差し替えるくらいの配慮は欲しいものです。

色々探しても違いはこのくらいですね。

細かく見れば違いはあるのですが、
大きな違いは荷室の下の小物入れくらい。
荷室自体も床の高さは一緒ですし、
アクアの時に感動したのと同じく
トヨタはハイブリッドのレイアウト方法を
会得しているんだなと思いました。
ちなみにワゴンタイプのプリウスαは
大分室内の雰囲気が違います。

相変わらず見辛い後方視界も一緒。

プリウスはPHVが出たタイミングでマイチェンをしています。
何処が変わったのかは良く分からないのですが、
少なくともマイチェン前のプリウスと比べた時、
乗り心地が劇的に良くなっています。
マイチェン前の車に試乗した時に強く感じた
エコカー特有のペナペナ感と
タイヤがプラスチックで出来ているのかと思う
ゴツゴツ/ツルツル感が全く無くなっています。
試乗したGというグレードでプリウスと比較すると
70kg重たいので印象は大分違うと思いますが、
こんな車を買う人は物の価値が分かっていない
と思っていたプリウス、
PHVを乗る限りですが買いだと思います。
試乗車はバッテリーの残量が半分になっていたので
PHVで強化されたEVモードは試す事が出来ず。
諦めてパワーモードを試したところ、
マイチェン前の車はドカーンとトルクが出た
印象があったのですが
スルスルと加速していく様な印象に変わっていました。
ただ、ホンダのハイブリッドと違って
加速時に明らかにモーターで走っているなと感じる
電動自転車の様な感覚はそのまま残っています。
トヨタハイブリッドの味なんでしょうか。
ライドワンが平坦路なので正確な評価は出来ませんが、
電気回生を積極的にするBモードの時の
ブレーキを引きずる感じは殆ど無くなったと思います。

趣味のエコカーとしては、一番良い選択なのではないかと思います。

この日は86を乗りにやってきた訳ですが、
印象に残ったのは間違いなくこちらでした。
エコカーとよばれる車達は実際環境性能も良いのですが、
一般の車も十分に環境性能が良くなっているので、
エコカーという車趣味のジャンルが増えた
という風に解釈した方が良いと、私は思っています。
例えばEVやPHVは電気を充電して走れる
という遊び要素が追加されたといった感じです。
ただ、実用上の話で考えた時、走行距離が短くて
電池切れをしたら本当に走れなくなるEVを選ぶよりは
何も無理をする事もなく場合によってはEVより性能が上な
プリウスPHVを選んだ方が私は正解だと思います。
問題は下手をすると信号待ちの列の半分を占めている事もある
普通のプリウスと殆ど同じ格好をしている事でしょうか。
何かオーナーが優越感に浸れるものがあればいいんですけどね。
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