マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

2回目の車検

2012年06月17日 | My C4
車検に出すだけなんですが、寂しくなります。

C4は2回目の車検です。
今回はブレーキ一式を交換する事になりそうなので
結構行きそうだと今から戦々恐々です。
問題は無いんですが最近横揺れのブルブル、
多少くたびれてきたのかなという気もしなくはないです。
5年目の車検は乗り換えの大きなポイントですが、
こういうくたびれ感も関連するんでしょうね。
とはいえ、お金が無くて買えないという
分かり易い理由もありますが、
自分にとってC4以上にしっくり来る車が無いのも
乗り換えようとしない大きな理由だと思います。
2007年にこのブログを書き始めた頃にも
大抵の事は書いていますが、良いタイミングなので
C4という車をボチボチ振り返ってみようと思います。
Comments (2)
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日産デルタウイング

2012年06月17日 | モータースポーツ



今年の見た目上1番の話題だと思います
日産デルタウイングについて。
見ての通りでまともなレーシングカーの形をしていないので
ル・マンの競技ルールには適用されない
招待枠での出走になっています。
鬼ごっこでいうところのミソという訳です。
では、何でそんな車が走れるのかというと、
競技と環境保全を両立する未来のレーシングカー
としてデルタウイングは大きな提案をしているからです。
それこそがこの車の存在意義だったりします。

発表された当時のデルタウイング

デルタウイングが変な形をしているのは
大きく2つの理由があります。
1つめは元々がフォーミュラーカーとして
企画された車だからという事。
デルタウイングはアメリカで行われている
フォーミュラカーレースの最高峰である
インディカー用マシーンとして作られた事に起因しています。
2つ目はデルタウイングのコンセプトが
空力性能を極限まで高める事で同じスピードながら
エンジンを小さく出来る、
環境性能の高いレーシングカーを作る目的がありました。
レーシングカーの空力は黎明期こそ空気抵抗との戦いでしたが、
1960年代頃からマシーンを押し付けてコーナーを速く走る
ダウンフォースの方が重要となっていて、
空気抵抗は大きなエンジンパワーでごり押しをする
設計がされています。
それを空気抵抗を減らして速く走らせようという考えから
フロントは出来るだけ細く、リアは強大なダウンフォースを生む
空力装置(ディフューザー)を収めるために
特徴的な三角形をしているという訳です。



ところで日産デルタウイングとよばれていますが、
実は日産がレースに関与をしている訳ではありません。
日産は元々エンジンサプライヤーとしての参加だったのですが、
メインスポンサーも引き受ける事になって
あたかも日産が走らせているかの様な名前になっています。
それだけデルタウイングの先進性が高いという事ですね。
詳しいデータは分かりませんが、デルタウイングに積まれる
1.6リッターターボエンジンはレース専用エンジンではなくて
量産エンジンをレース用に改造したものだそうです。
せいぜい350馬力程度といったところでしょうか。
大体同じペースで走っているLMP2クラスのマシーンが
3.4リッターのV8エンジンを積んでいますので、
デルタウイングの理論は実証されたと言って良いと思います。

これがデルタウイングのご先祖様

インディカーの
夢破れてルマンカーに転身したデルタウイング、
実は更にその前に原型となったマシーンがあって、
何とそれはル・マンを走っていた過去があります。
アストンマーチンのAMR-Oneというマシーンがそれです。
このマシーンも環境対策を考えたル・マンの新規定に合わせた
エコレーシングカーとして生まれたのですが、
結果は燦々たるもので、アストンマーチンは
このプロジェクトを放棄する様に終了してしまいます。
これでAMR-Oneはイベント走行などで
余生を送る事になる筈だったのですが、
このマシーンに目を付けたのがデルタウイング。
レーシングカーのモノコックを作るには
クラッシュテストをパスしないといけないなど
膨大な費用がかかってしまうので、
既に公認モノコックになっている
AMR-Oneのコンポーネントを流用したという訳です。
更に面白いのが、前回の童夢S102.5を走らせている
ペスカローロがもう1台走らせているマシーンも
AMR-Oneを改造したマシーンを今年デビューさせています。
リサイクルの様に数奇な運命を辿るレーシングカー
というのは珍しい話ではありませんが、
何の因果かという気はします。
ちなみにAMR-Oneの末裔対決は、
1秒差でペスカローロがリードしている様です。
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童夢S102.5

2012年06月17日 | モータースポーツ
ル・マンは4時間を経過しました。

レースは4時間を超えて
アウディのハイブリッドカー、e-tron quattroが予想通りトップ、
少し遅れてトヨタとアウディのノンハイブリッドがデットヒート
トラブルで止まったもう1台のe-tron quattroが追いかける
という感じで展開されています。
本命視されていたe-tron quattroがレースペースだけでなく
1回給油ごとの周回数も多い(様するに燃費が良い)様で
トラブルが無い限りは予想通りの速さを見せていますが、
既に1台がトラブルを起こしていますし、
まだまだ先は読めない状況です。

個人的な1番の注目マシーン

参戦発表の時に記事化していますが、童夢のチャレンジ
個人的にはとても楽しみです。
社長の林みのるさんが折角傑作が出来たのに
諸事情でお蔵入りになるのは忍びないと
自費で準備されたマシーンです。
そこら辺のストーリーは私が付け焼き刃で語るよりも
童夢のホームページに素晴らしい記事が載っているので
読まれる事をお勧めしますが、
レースの世界では半ば常識ではある
空力性能さえ良ければ、多少のエンジンパワーは挽回出来る
の典型を行く様なマシーンには惹かれるものがあります。
レースは童夢自体ではなくル・マンでは名門の
ペスカローロレーシングが走らせています。
元F1ドライバーのセバスチャン・ブルデーと
チームゴウで優勝経験のある荒聖治選手を擁し
ソフト面でも侮り難いものがあります。
レースは開始早々にドライブシャフトのブーツが破損して
大きく出遅れる展開になっていますが、
ライバルと全く遜色の無いラップタイムを刻んでいるので、
ここからの巻き返しに期待です。
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