マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

異彩を放つルノー

2011年07月10日 | 試乗記
元町のF1イベントで走ってた車かな?

金曜日、タバコを買いに外へ出ると、
会社の下でルノー・ウインドの簡単な展示会を
していたので、座らせて貰いました。
雑誌やネットで見た印象だった
写真で見る限りズングリとした外観は
実物を見ると中々のプロポーションです。
この手の車は最初の1秒印象が勝負だと思いますが、
合格と言えるでしょう。

内装は拍子抜けするほど簡素。だがそこがいい。

ウインドに座って感心したのは、
素っ気ないにも程がある内装の簡素さです。
とはいえステアリングが革巻きだったり
押えるところはおさえていますが、
国産メーカーだったら絶対にやりそうな
高い車だから取り敢えず付けた的な
メッキパーツはありません。
かつてあったビーチカーの様に
名前のウインドの通り羽織る様に
気軽に乗るという事を徹底して
企画した車なんだろうなと思います。
車はあの手この手の広告とは裏腹に
大真面目に作られているものが殆どですから、
こういう企画力は凄いなと思います。

潮流はあるんですね。

ウインドを日本へ入れたのは端的な例ですが、
最近、ルノージャポンの動きが面白いと思います。
既にここ何年か続いているルノースポールだったり
ゴルディーニといった、
特別モデルを選んで日本に導入してくる事、
”流行ってるらしいんで、一応やってます”の域から
一歩踏み込んでいるソーシャルメディアへの参入、
上の6月26日のツイートが端的に表していますが、
”今までこうだったから”ではなくて、最適を考えないと
これからの商売は成り立たないという事を、
売り手の都合を買い手に押し付ける傾向が強い
自動車業界にあって
変革を実行する急先鋒になっていると思います。

とはいえ正直、これでちゃんと採算が合っているのか
心配してしまうところもあるのですが、
外車は敢えて買われる物ですから、
こういう姿勢はきっと世間に届くと思います。
ルノージャポンには成功して欲しいなと思います。

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