既にNHKテレビやその他の各報道にてご存じかと思いますが、JR西日本はこのほど、来春のダイヤ改正に合わせて開業するとみられる、大阪・うめきた地下駅に整備された新型ホームドアを初めて報道公開しました。
世界の鉄道でも初めてという独自のフルスクリーン型で、ワイドな液晶案内パネルや新開発の薄型扉レール、巻き込み事故防止のための薄型センサーにより、何とか実用化出来たらしい。
私自身も早速、その撮影動画を拝見しましたが、本当に複雑な構造で、一見、デリケートそうな造り。恐らくは、かなりの高価格に付いただろうと思いますね。
JR西日本は今後とも、在来線に関する設備の新技術開発のための実験拠点として、この真新しい駅を思う存分に活用したいとも。
この駅から南海新難波地下駅や今のJR難波駅までを結ぶ地下鉄なにわ筋線(?)には、JR側の特急車両(271、287両系)や225系、323系などの一般車両、阪急新大阪線や南海本線、高野線の電車も共用されることになり、こうした多種多様な車両乗り入れでは、今までの単なる両開き式ホームドアはまず対応は出来ませんね。
そのために、今回は表向きは長期的なテストとして、独自開発のフルスクリーン型が採用されました。ただ、この方式では、ホームを使いながらの設営工事はまず無理だろうね。
そろそろ気にはなる、拙宅からも身近な名鉄やJR中央西線、関西本線、近鉄名古屋線の今後の動向。
近鉄では、さらに独自なタイプのホームドアを鋭意開発中らしいが、残念ながらも名鉄やJR東海では、東海道本線を除けば、今のところ特に目立った動きはありませんね。
JR東海側は阪神三宮駅等のような複数ロープ昇降型の採用には、いささか否定的らしいが、まさか、あんな高価なフルスクリーン型をそうそう採用するとも思えず、関東でも、あまり考えられないね。仮にも採用ならば、工事期間中はホームを使用休止にする必要もあろうし、日常利用客もさぞや大迷惑だろうし。うん。
名鉄では、やはり低コストを前提にしているようなため、最終的には複数(恐らく7本?)ロープ昇降式に落ち着くのではなかろうか?
これならば、電車の写真撮影も比較的しやすいだろうし、撮り鉄族もひとまずは安堵というところか?(苦笑)