遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

山の日〜北横岳に大河原峠から登る

2022年08月13日 | 日々の思い

6月11日(木)

 

▲ さすが「山の日」。大河原峠の駐車場はもう満車状態。6:44AM 14.5度C

朝5時ごろは昨日同様のガス状態。

少しずつ晴れてきたが、出発予定の6時を7時に遅らせた。

 

 

▲ 駐車場横の登山口からシュッパーツ。7時。

笹の斜面を登り始めた。

 

今日の予定

▲ 上部(北)の大河原峠の駐車場を出発。時計回りで、まず双子山頂上へ。双子池へ下降し、横岳への分岐点・亀甲池へ。そこから横岳頂上へ登り、北峰、南峰、北横岳ヒュッテへ。戻りは天祥寺原を経由して駐車場へ。累積標高差903m、距離9.1km、コースタイム5:54 だ。

 

出発から30分ほどで

▲ 双子山頂上へ。2224m。 

佐久市で一番高い山。

頂上は稜線上の広い笹原で、360度パノラマだ。

 

▲ 右手には浅間山。

 

 

▲ 左手には、これから登る北横岳。

いったん左から谷を下りて双子池へ。そこから右手に進んで亀甲池から直登する。

 

 

▲ 後ろは、蓼科山。少し雲がかかっている。

 

 

双子山の稜線を少し進んで、深い笹の登山道を下降して

 

▲ 双子池の側に立つ双子池ヒュッテへ来た。

ヒュッテの前を左手に進んですぐに

 

 

▲ 双子池(雄池)だ。8:22AM 12度C

 

 

 

▲ 後ろの山は大岳。北横岳の左手に連なる山だ。

大岳の山影が池に映る。

 

 

 

▲ 周囲が囲まれた池には、一方向の風が来ない。

水面は、かすかに動いているような、いないような。

一様な紋様が広がる。

 

▲ 水紋

 

雄池から少し歩けば雌池に。昔は二つの池はつながっていた。

 

▲ 双子池の相方、雌池に。

 

 

▲ 樹林を映す雌池の岸辺を歩いて対岸の樹林帯に入る。

この岸辺はキャンプ可になっているが誰もテン泊はしていない。

シラビソの樹林帯は、苔むした岩、倒木があってよく言えば幽玄、言い方を変えれば、鬱蒼として。

少し上昇していくと。

 

▲ 亀甲池に到達。9:33AM

 

 

▲ 亀甲池の水深は浅い。

岩が亀甲の文様を作っている。10年以上前に、麦草峠からこの池に来た時は、完全に干上がっていた。熱暑で欧州は干上がっているなか、日本はまだだ。結構なことだ。

 

亀甲池を分岐点として左折、ここからほぼ直登で横岳山頂へ登っていく。

 

▲ 日本庭園みたいなところもあれば、とにかく苔むした、緩急ある樹林帯を登っていく。ここも八ヶ岳の一角だ。傾斜地だから鬱蒼感はない。

 

 

▲ 北横岳・北峰に到着。2480m。11:20AM。亀甲池分岐から1時間40分要した。

まず、見やるのは前方の

 

▲ 八ヶ岳連峰の山並みだね。

ちょっと雲が掛ったりするが、よく見える。昨日登った人は、見えなかったと言っていたもんね。♪

 

前だけでなく、きょう登ってきた後方を振り返れば

 

▲ 大河原峠から双子山を登って、赤茶けた稜線の右端から下降し、谷の双子池、亀甲池を経て、ここまで再度登ってきた。2回登ったことのある蓼科山も今はハッキリ見える。ズームしたら岩だらけで広がる頂上がよく見えた。あそこが八ヶ岳の一番の北端だ。

 

北横岳は双耳峰。

▲ 北峰から南峰へ移動。

移動は平地で、数分だ。

 

 

 

▲ 南峰 2473m

高さは7mしか違わないが、南峰は八ヶ岳中央部により近づくので (笑)。

 

 

▲ 遮るものがなく、八ヶ岳が見える

しかし、右(西)から流れてくる雲塊が被さってきた。

 

▲ ランチをして、待ってみよう。25度C

二日前にツルヤで調達してきた三色おにぎり弁当は・・米がほとんど水分を失っていてポロポロと崩れた。箸で米粒を拾うのに手間取った (笑)。

 

 

▲ 雲がだいぶ取れてきた。

 

 

▲ 山を同定すれば、こんなところか。

中央に主峰、赤岳 2899m。

10年以上前に日帰りで登ったが・・もう登らない(れない)だろうな。

北横岳の山頂には家族連れも多く、にぎわっていた。ほとんどはピラタスのロープウェイで坪庭まで上がってきてから北横まで登ってきた人達のようだ。

 

北峰に戻って

▲ 北横岳の下山開始。12:58PM

結局、頂上には1時間40分もとどまっていた。北横ヒュッテとか七つ池へは寄らず、ひたすら八ヶ岳に掛る雲が取れるのを待っていた。(バカだねえ)

 

亀甲池・分岐点への下山は、1時間6分を要した。同時に下りた二人組↑ を意識したら速まった(笑)。

 

▲ 分岐点から天祥寺原への登山道は、平坦。

正面に蓼科山を眺めながら、ルンルンと歩く。

 

 

▲ 天祥寺原

この分岐点を左へ行けば蓼科山登山道、右へ行けば大河原峠へ戻る。もちろんもう蓼科山へは登らない。

 

 

▲ 大河原峠へ戻る途上で、後ろを振り向くと北横岳。

ちなみに左端が大岳。

大河原峠へ戻る山道は緩いが登り調子で、いい加減に着いてくれないかと愚痴っていた。

疲れてきた。

 

▲ 大河原峠へトーチャコ。戻りました。15:20PM 22度C

 

クルマに入って、まずは一杯!

▲ このノンアル。初めて飲んだけれど、嫌味 (笑) がなくて飲みやすい。

 

 

▲ そしてスタバフレンチローストと、賞味期限が今日のケーキ・フルーツミルクレープを。

コーヒーは、下山ドライブ時にシャキッとさせるために必要なのだ。

 

▲ 8時間余の山行とあいなった。

コースタイムは6時間ぐらいだが、山頂で1時間40分もぶらぶらしていたからね。

 

 

 

▲ 標高推移(左)は、双子山へ登って下りて、池めぐりのあと一気に山頂へ。戻りは天祥寺原がやはり上昇で疲れた。

時間推移(右)は、山頂でゆっくりしましたねえ。

 

反省終了!

 

蓼科スカイラインを下って佐久へ。道の駅佐久南を通り過ぎて、いつもの「のぞみサンピア佐久」へ。

浅間山を眺めながらの立ち寄り温泉にゆっくりと。

 

▲ 入浴後、施設内の食事処で

安養寺味噌ラーメンを。

 

 

▲ 久しぶりの外食ラーメン、ウマかったねえ。

 

きょうのお泊り場所は、ボクの定宿、道の駅ヘルシーテラス佐久南 !!

今日も、エアコンなし!!