福島県・安達太良山(あだたらやま)の紅葉
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10月22日(日)
▲ 安達太良山登山の駐車場での朝
昨日から前泊している。
▲ 即食べれる朝食を摂る。
登山準備は昨日から万端。
安達太良山登山は2度目。前回は7年前の10月10日に。
前回より今回は12日ほど遅れたが、紅葉の時期が遅れているから大丈夫だろうと。
6時半に出発。
▲ 左手に、ロープウェイを見やりながら登山口へ。
▲ ほどなく登山口に到着。
▲ 正面に、薬師岳の頂上が見える。
ロープウェイに乗れば5分ほどで到着するはず。
しかし自分の脚で登るのが、我々のこだわりでして。(笑)
1時間半ほどかかるが。
▲ コースは7年前と同じ。
薬師岳展望台まで登ったら、安達太良山頂上を目指して、くろがね小屋を経由して下る周回コースだ。
登山道は一部ぬかるみがあって
▲ なぜか曲がったハシゴを登って、登山道を進むと
えっつ?! (じぇじぇはもう古い)
▲ これは、ユ、ユキ?!
▲ 雪をかぶっている。
これは想定してなかった。
大陸から寒気団が来て寒くなることは言われていたが。
▲ 薬師岳への途中の「五葉松平」で、その標柱の上には
▲ 誰が置いたのか、小さな可愛い雪だるまがあった。
さらに進んで
▲ 薬師平展望台へ来たな。
▲ 展望は・・
うむ・・安達太良山頂上は雲の中だ。
▲ あの上が頂上だが、見えない。
右に目を移すと
▲ 安達太良山の山並み山腹と、右には二本松市内がのぞく。
冒頭の紅葉シーンは、ここから切り取ったモノ。
▲ 薬師岳山頂の鐘を、ガンガン鳴らして晴れるのを祈願する。(笑)
1時間ほどこの展望所にとどまっていたが、願いむなしくガスは取れなかった。
しかし、展望所の左端にあるこの標柱は
▲ 今も、有った。
▲ 「この上の空がほんとの空です」の標柱。
智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
・・・
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話しである。
~智恵子抄「あどけない話し」より 高村光太郎~
▲ では、安達太良山の頂上へ向かおう。
▲ 向こうの眼下に見えるのが、智恵子の生家がある二本松市。
▲ 右端の頂上を見遣っても、ガスっている。
▲ それでも更に進んで
▲ 後ろを、登ってきた山を振り返る。
白化粧が美しい。
▲ さあ、行こう、黙々と。
▲ 安達太良山頂上の手前に来た。
▲ ほとんどの方は後ろの岩塊・頂上に登るのはあきらめて
その前の「安達太良山」の標識の前で記念撮影のようだ。
7年前に来た時は、岩塊を登るためにとぐろを巻くように順列ができていたが。今日は雪山だし風もあるし、怖気づいてしまうね。
登るルートは左からハシゴを伝う道と、右から鎖伝いに登る道の二つがあるようだ。
ボクは? もちろん登るよ。ハシゴ伝いで。少しおっかない箇所があったが。晴れていれば、何ということのない頂上だが。
▲ 安達太良山頂上 1700m 10:24AM
▲ 何も見えましぇん。
気を張りながら、ゆっくり下りる。
▲ 下りた頃には、少しガスが薄くなっていた。
ガスは晴れても、寒いねここは。本来ならここでランチだが、無理。だれもとどまらない。
下山しよう。
ルートは・・ここで大きなミスをした。爆裂火口を左手に眺めながら下る当初計画だったが。その下りルートが分からなくて、「どうせガスで見えないだろう」と口実を作ってそれ以上追求しなかった。実際は、あの岩塊下の右端を辿るだけで良かったのだが・・涙、涙。
で、ちょっと下った分岐点からの短縮ルートで「くろがね小屋」方面に向かうことになった。
【続く】
ここは: