スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

売らいでか・・・博多座観劇記

2005-03-09 07:02:44 | レビュー
スタッフのみんなと浜木綿子主演の「売らいでか」を観に行って来た。

いくら陸の孤島とはいっても、4~5月になると、気温が上がり、日射量も増えるので、フルーツトマトが赤くなるスピード(トマトが赤くなるのは、積算温度による・・・トマトが赤くなると、医者が青くなるのではなくファーマータナカが青くなるのだ)が速くなり、収穫量が増大して殺人的な忙しさになるので、今のうちに命の洗濯というわけだ。

しかし、平日の昼間にどうしてこんなにたくさんの裕福なオバサン層が存在しているのだろう。
親父はコンビニのおにぎりでも頬張りながら、汗水流して働いているはずなのにと首を傾げざるをえない。

劇は期待に違わず、笑いあり、ペーソスありで、程よく快楽物資が分泌され、穏やかな至福感のなかで、ファーマータナカにとっての大枚12600円も、納得ものだった。
それはさておき、以前みた、「西太后」の時もそうだったけど、女優さんてなんであんなにバイタリティーに溢れているのだろう。
1ヶ月のロングランだし、1日2回公演の日も多いし、我々が華やかな弁当をパクついている30分の休憩時間に食事は取っているのだろうかとか、他の仕事には飛行機でトンボ帰りしているのだろうかとか、体力や年齢の事をついつい考えてしまい、結局はプロフェッショナルなんだろうなと凡人は納得するしかない。

声は若く、立ち振る舞いもキュートで、浜木綿子にぞっこんになってしまった。
(惚れっぽいんだよなあ、ファーマータナカは)
それと左とん平は間違いなく影の主役でした。
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働くということ

2005-03-08 06:31:03 | 地域
滅多に愚痴や弱音など吐かない求職活動中の娘が、ポツリと呟いた。
「このまま求職活動を続けても、採用される気がしない。」と。
事の経緯はこうだ。
ファーマータナカも娘も、近隣の市からは、車で1時間の山奥で、交通手段は、基本的に自家用車になる。
雪が降れば積雪や凍結は日常茶飯事で、出勤退社に関するリスクが普通の人より格段に高い。
又、既婚で、子供を授かれば生む意思があり、それもハンディだという。
地方の小都市でもともと求人数も少ないらしく、他の条件が同じなら、この2点で劣勢だというのだ。
世の中にニートとやらが増殖している一方で、働く意欲や必要がある側にとっても現実は厳しいようだ。
もっとスキルや特技を持たないとという方向に目を向けているのは、前向きで悪いことではないのだが、その方向性も又数段厳しい筈だ。
営業→水商売→百姓と3大下層職業(アッパークラスの面々が言われると職業差別になります。体現した本人がいっているので同業の方は、ある程度納得してもらえると思う)を経験しているファーマータナカとしては、先達としてどうアドバイスしたものか。
親の欲目だが、本当に頑張る娘なんだけどなー。
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