スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

2006-04-23 08:34:40 | お酒
4月18(水)に隣町の小国町での、第6回役場ん前咲いた日本酒を楽しむ会というものに、縁あってお誘いを頂き、参加させてもらった。
日頃安酒(せめて純米にだけはかろうじてこだわっててはいる・・・本醸造とかを否定するものではもちろんない)に甘んじているファーマータナカにとっては、久々に涙物の吟醸酒のオンパレ-ド。
おまけに季節柄、桜がテーマでなかなか粋な品揃えに大満足。
内容については後日書ければと思っているが・・・。
「酒は文化だ、コミュニケーションの手段だ。」との酒飲みの自己弁護に対する、「それじゃー、酒を飲めない、又は飲まない人は文化を享受できないのか、コミュニケーションは図れないのか。」という単純明快な反論者には見てみぬ振りを決め込み、ここはいったん突っ走るしかない。

ファーマータナカはお酒が好きだ。
そして人が好きだ。
因みに嫌いな人もいる。(ついでに言うとうちのカミさんは、私の事を筆頭に人間嫌いだ。)
多くの人達と新たな出会いがあり、その人たちの事をもっと知りたいと、もっと話したいと素直に思う。
もっと人が、もっと酒が知りたい、もっと飲みたいと、ほとばしる知的欲求は、人間本来の欲望へと容易に転化し、結末はご想像の通りである。

例えばその中でお酒をプロデュースされた、(有)たわらや酒店の宇野功一さんという方がおられたが、お話は少ししかできなっかたが、その物腰、配布された資料から、私にでもその奥深さの一端が見て取れる。
その資料の会則の中に、
 ① きき酒能力を問わない
 ② ただ酒を飲まない
 ③ どの酒が旨いと決め付けない
というのがあった。
短い文言の中に、思想が詰っている。
どうせ酒好きならカッコいい酒好きでありたいと思う。

で、そこにも触れてあったのだが、そう「桜」である。
日本人の酒と桜好きには、それ相当の歴史があったのだ。
「サクラ」の由来は「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指していたそうだ。
うーん、とてもロマンチック。
でも興味があるのは、他説の春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)、だからサクラであるというもの。
というのは、当地でというか、田植えの後に毎年行われる「さなぼり」という祭事があるのだが、それと対をなしているということだ。
「サ」が稲田の神霊を指すと解すれば、田植えじまいに行う行事が、 サアガリ、 サノボリ、 訛って サナブリ、サナボリといわれるのも、田の神が田から山にあがり 昇天する祭りとしての行事だからと考えられる。
花見と称して、サ神様の依るサクラ(桜)の木の下で サケ(酒)を飲み、ごちそうを食べる。
サナボリと称して、サ神様がノボる時、又サケ(酒)を飲む。

奥が深いとひとり感心するファーマータナカであった。


 
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お久しぶり。

2006-04-22 11:42:37 | 日記
ここに初めて訪れた方、そして「森のトマト姫」あるいは「ファーマータナカの四方山コラム」から来られた方、はじめまして、そしてほんとにお久しぶり。

ここ2年ばかりはタイフーンから始まって、病害虫や妻からの精神的DV(ジ、ジョークです)と、瀕死の状態だ。

昨年高校時代の友人の一人が蜘蛛膜下出血で亡くなった。
高校、大学と何故かファーマータナカの事を、ほんとに可愛がってくれた奴だった。
落ちおぼれ団塊世代の我々にはもう余り時間が残されていないのだろうか。
(随分弱気になったものだ)
やりたいことは山程ある。言いたいことも山程ある。
せめて一言でも痕跡を残して行きたいと思ってはいるのだが・・・。
今日はとりあえず挨拶代わりの一文で、どうぞよろしく。 
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