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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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工務店の企業規模について・・・札幌~東京~札幌

2006年05月24日 22時22分49秒 | Weblog
写真は、今日の夕方になって雷まじりの大雨に見舞われた羽田空港です。
雷雲の中を上昇する飛行機に何発も雷が直撃して乗客の悲鳴が機内に響き渡りました。
今日は、札幌から東京日帰りの強行日程ですが、札幌が一日快晴で東京も午前中、晴れていたのですが夕方にこの大雨です。そうだ今日は弊社唯一の雨男、扇常務がいました。
彼のせいだ・・・やっぱり、彼の居ない札幌はすっきりとした空模様です。

今日は、年商5,000億円の上場企業の社長と懇談する機会がありました。
社員数10,000人の大規模企業です。
また私達は年商1億円の工務店経営者や販売店経営者とも大きな連携を行っております。
製造メーカーは、同じ管理コストで売り上げと利益を倍増する事が可能なため企業合併を行いながらマンモス企業となって行きます。
経営を考えれば自然の成り行きなのかも・・・
しかし、家づくりを行う地域工務店は規模を大きくすると様々なマイナス要因が大きくなります。家は竣工してから育てる生き物です。
国内の年間戸建住宅の着工数が約40万棟で、工務店数が60万社も存在し、1社で1万棟以上も供給する大手ハウスメーカーもそのうちに含んでおります。
これでは地域の1工務店が受注出来る棟数の割合が10年に1棟程度言う計算になります。

多くの地域工務店は、ハウスメーカーの下請けに甘んじているのが実状です。
つまり、看板はハウスメーカーであっても実際に現場で家を造っているのは地元の工務店なのです。基礎も左官も屋根も設備もすべてが地元の業者さんです。
下請けの立場にある地域工務店は、地元の建主さんに、こうしてあげたい、ああしてあげたいと思っても身動きできないのです。

また、地域の工務店でも家の数をたくさん販売すると結局はハウスメーカーと同じ状況となるのです。
このような状況下での工務店における企業規模は小規模の方が「心豊かな経営」が出来やすいと思われます。
工務店経営で規模拡大を行なうと言う事は、他の工務店を廃業に追い込むか下請化するしか、あるいは地域戦略で他の地域に出て行くしかないのです。
地域に育ってそこに骨を埋める覚悟の工務店は規模より質が求められます。

企業業種、企業環境、市場状況によって適切な企業規模があると思われ、地域工務店は間違いなく小規模の方が「住む人と幸せを分かち合える」のです。

雷つきの大雨で羽田空港が一時、離着陸が出来なくなり、大幅に飛行機が遅れました。
明日は網走です・・・明日、雨男の扇常務も東京から直接、女満別空港に・・・エッ!
明日の網走も雨!!??
ファースの家

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