毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

自分だけの世界と視野…弘前~盛岡~八幡平市~青森~木古内~北斗市

2008年07月31日 20時06分47秒 | Weblog
電車の中で隣に座った60歳ていどのオバサンがしきりに携帯電話で話をしております。
最初は、声が小さかったのですが、電話の会話に入り込み甲高い馬鹿でかい声に…
私は自分の携帯電話のメール欄に「電車内の会話はマナー違反ですよ(汗)」と、拡大文字で書いて目の前に差し出しました。それを目にしたオバサンは、ペコッと頭を下げて早々に電話を切り「すいません」と廻りに謝って……周りの人も私の顔を見てニンマリと…

電話の中で自分の世界に入り込んだのでしょう。自分の世界とは五感で感じた世界です。五感とは、感覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五種と言う事です。テレビの情報や、旅行で見たり、聞いたり、肌で感じたり、人の話を聞いたり、嗅いだり、触れたり、飲んだり、食べたりして感じます。ところが、自分以外の人々のカラダの痛み、心の傷の痛みなどは、どんなに頑張っても、この五感だけでは感ずる事が出来ない事でしょう。

感性や人生観の違いなどは当然なのですが、熱愛中の恋人どうしでは全てをポジティブに発想するのでしょう。ところが実際に生活をともにする段階となってからは、人生観や感性の隔たりを埋める事ができずに離婚に至るケースがあります。相手の感性や人生観を知るには、その気持ちや心の中に入り込めるくらい、互いに心を開き切る事が必要なのです。

ところが理屈は判っていても中々、実現しきれていない自分がいます。自分ひとりだけで社会生活など絶対に成立しなのです。その社会もまた、一人ひとりの異なる生活観、人生観、生活環境などで構成されています。一人ひとりが大切にする対象と、大切にされる対象が異なり、夢もビジョンも、世界を見る視点も異なります。
携帯電話のオバサンも、電車内の通話は駄目な事と知りつつ、話し相手の世界に引き込まれて行ったのでしょう。「他人のふり見て吾が身を正す」の心境になったひとコマでした。

今日は、弘前から岩手県に移動、三協テック北東北の本社で社長の赤井幸二さんと懇談後、八幡平市のファース工務店、㈲佐々木建設さんを訪問しました。
写真は私の隣が社長の佐々木一夫さん、向いが部長の林本一彦さんと設計担当で社長のご子息、佐々木慶太さんです。
佐々木建設の一夫社長の経営基本は「感謝!!」と言う事で、過去10年以上にわたり、施工したOBユーザーさんに対する感謝の集いを毎年、開催しているそうです。

今日もかなりハードな日程でしたが、販売代理店さんや加盟工務店さんを訪問して、様々な世界を垣間見られた一日でした。明日は本社で社内業務を…
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人は創造ができる唯一の動物…秋田市~碇ヶ関~弘前市

2008年07月30日 21時46分30秒 | Weblog
人間以外の動物は、本能的行動によって生命を維持していると言います。芸をする犬や猿などやイルカ等の動物も、繰り返しの訓練の習慣連鎖で行動が出来るようになり、それが私達に人間を楽しませる芸をしているように見えるのです。自然界での彼らの生活も生命を維持し、子孫を継続するための本能的な営みです。

私達人間は、哀しんだり、喜んだりの喜怒哀楽があり、そして様々なアイデアを創造する事が出来ます。この人間達は、ただ生きるだけ、子孫を残すだけでなく、過ごす時間を、楽しく面白く、豊かな時間を過ごすための知恵や工夫を行なう創造をする動物なのです。このアイデアを創造する事は、その気になりさえすれば誰にでも出来ますが、創造する際、その気になるような動機付けがとても重要なファクターとなるでしょう。「何のために、どのようなものを」と、このしっかりとした動機がなくてはなりません。

人間以外の動物は、習慣連鎖と本能作用で生かされていると言いますが、人間には多くの記憶回路があり、情報回路との整合で日常活動を行っていると言います。有名な識者のコラムでこの記憶回路と情報回路の組み合わせで新しい発想や物の創造が可能なのだと説いています。特別な動物の人間しか創造する事が出来ない事になります。

弊社、福地建装は多くの特許権を所有しておりますが、代表の私も含め、特別に優秀な人間などが存在している訳でありません。
この動機付け、「何のためにどのようなものを」と言う、コアが確立されると、自然に創造されてくるものです。つまり、発明など言うものは、動機付けが出来さえすれば誰もが出来てしまいます。

無いものを生む発明は、創造性の代表的なものですが機構改革なども創造なのでしょうか。政治改革や社内の業務改革、業界改革なども、動機付けがしっかいりしてさえすれば実現は可能なのです。

現在の工務店経営こそ、時代の潮流に乗るための業務改革が必須です。
写真は今日、弘前市のファース工務店、㈲長谷川工務店を訪問し、社長の長谷川俊一さんと撮りました。
長谷川社長の卓越した創造力に感服です。間取りや内外装、デザイン、そして温熱環境への配慮などに様々な工夫を施しておりました。

今日は三協立山アルミ秋田営業所さん、丸甚建設さん、碇ヶ関のオーツーホームさん、弘前の長谷川工務店さんと同じく水木工務店さんを訪問し、分刻みの一日でした。
明日は岩手県から青森市に戻り、夜の海峡線で帰社の予定…
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慣れ過ぎの弊害…北斗市~木古内~青森~秋田

2008年07月29日 20時41分31秒 | Weblog
新入社員の初々しさから学ぶ事が多くあります。
自分達も最初は緊張し、固くなって思う事も言えない時期がありました。
緊張する事で自分の持っている様々な内面が表面に滲み出て来るものです。
慣れないから緊張し、緊張するからこそ、聞く人の心に沁み込むのだと思います。

慣れてくると態度が横柄に為り易くなります。
慣れてくると緊張感が欠如し、口先や小手先で仕事やレクチャーをしがちになります。
慣れてくると対人関係を上手にこなせるようになったと思いがちですが、相手の心の中に本当に入り込めたように錯覚している事でしょう。

私は家裁の調停室で夫婦関係の不具合に悩む事件当事者の調停業務を行う機会があります。
調停委員が行なう調停業務は、慣れて来ると当時者の心情を察知する時間が早くなります。慣れて来るといっそう事務的で敏速になって行く事に気付く事がありました。調停委員は法律家でも、事務職員でも無いのですから、事務的で敏速さなどを要求されておりません。
事件当事者と同じ視点に立って、同じ心境になれければ当事者の真の解決法を見出す事が出来ないと思われます。

ファース本部の本社では、1人ずつ毎朝交替で社員3分間スピーチを行なっています。
ほぼ1ヶ月に一度くらいのペースで役員も含む社員順番が廻ってきます。
ファース本部のスタッフは人前でスピーチを行う事が多くあり慣れています。しかし、内勤が多くスピーチの機会の少ない事務職員や現場スタッフはいつも緊張感が漲っています。
しかし、これが慣れたスタッフのスピーチよりはるかに新鮮で清々しく聞けるのです。

今日は本当に久しぶりに秋田FAS会の研修会で3時間講演を行ないました。
秋田県は、本州で最初にファースの家を取り入れてくれた、恩義の多い地域です。
特に東北電力、秋田支店さんの組織的な取り組みがシステム電化を定着させる大きな要因となり、この秋田県からオール電化住宅が本州全体に発信されて行きました。

今日は十数年前、電化住宅とは何か、断熱とは何か、気密とは何か、と新鮮さを持って説いた時の事を再現する研修内容に致しました。写真は参加者と講演後に撮ったもので、私の右が会長の寺沢工務店、千葉社長、左が事務局長の丸甚建設、保坂社長さんです。
技術的な熟練は必要ですが何事も「初心忘れべからず」の精神で初々しさを保ち続ける事が必要と思われます。研修内容を振り返り今夜のコラムとなりました。明日は弘前に…
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地域工務店が存在する背景とは…函館~北斗市

2008年07月28日 19時00分13秒 | Weblog
あるハウスメーカーでトップ営業マンだった人が、田舎の小さな町で工務店を始めました。
彼は年間、30棟もの受注実績があり、資本を出してくれるスポンサーもついて自信満々で始めた工務店経営でした。創業当初は、資金援助者や関係者からの紹介による受注があり、先ず先ずのスタートを切りました。ところが1年を経たあたりから新規の新築物件が1棟も受注出来なくなり、2年後には早々に破綻廃業してしまいました。

彼は、丸いものを四角にも見せる事の出来る巧みな営業トークで後輩指導の講師役まで務めた経験があります。ハウスメーカーに勤務していた時は、来場するお客様に対し、彼の自然な笑顔と肩に力の入らない話しぶりがとても好評を得ていたと言います。
彼は後輩に対して、建主さんの一生一代の家づくりを商品として扱うのではなく「顧客の幸せを包む空間を提供するのだと言う気持ちを込めなさい」と指導してきたと言います。

その彼が、その崇高な理念を掲げて始めた工務店がどうして2年で破綻へと…
彼は営業に大きな自信があったのですが施工現場では全くの素人でした。
その彼は営業マンとしての自信満々が災いし、大工さんや協力業者さんから現場を学ぼうとしませんでした。そのため協力業者さんと頻繁にトラブルを起こしていたそうです。
自分の生まれ育った地域ですが親戚などには其々に付き合いのある工務店があり、そのような地域での工務店経営は、地域に根付いた協力業者さんの徹底支援が不可欠なのです。

ハウスメーカーのように建主さんの顧客満足の徹底さに長けていても、協力業者さんを下請け扱いで「仕事を与えてやる」と言うような対応を行ったのではないでしょうか。
ハウスメーカーは多額の宣伝広告費などで培ったネームバリューと巨大組織で得た信用が定着しています。そのブランドがあり、その背景の中に存在する担当営業マンでした。
ハウスメーカーのトップ営業マンが地域でのトップ工務店になるとは限らないのです。

成功している地域密着工務店は、地道な地域活動を行いながら、その地域住民に溶け込んでいます。普段の地域活動そのものが営業活動なのでしょう。そのためには建主さんが住んでから満足出来る性能を持つ家づくりが出来てます。加えて協力業者さんや納材業者さんを大切なパートナーとしてお付き合いをしており、そのような地域住民からの支持支援が背景になっているのです。

今日は家裁で調停業務を行ってきました。写真は今日の午後に撮った函館山ですが気温22度、肌寒く感ずる北海道でした。明日は秋田に移動します。
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人はどんな時に感動するのか…北斗市

2008年07月27日 15時56分34秒 | Weblog
感動とは「心を強く揺り動かされる」と言う意味なのですが、どんな時に人は感動するのでしょうか。しょっちゅう感動した、感動したと言う人もいます。感動と言う本当の意味を知っていたとするなら頻繁に「心を揺り動かされる」と言う事になり、大変に羨ましく思います。私などは、そんなに頻繁に感動する機会などありません。

人々の話題になる評判の映画を観て「とても満足した」と感ずる時があります。つまり、この映画は評判どおりであったと言う事になります。感動とは、評判どおりの満足感を越える感銘を受け、ここで初めて感動したと言う事が出来るのでしょう。したがってこの満足感を越える感動を受けるときの自分の状況や環境も大きく左右すると思われます。

私は、数年前にある有名美術館に展示している絵画を観て、その絵画の前に暫し釘付け状態になった事がありました。その絵画の世界に引き込まれ、描かれている人物と同じ場所に自分も存在し、絵画の人物と同じ心境になり、その心境とは、どんなに辛くとも苦境に喘いでいても、目指す方向に必ず希望の光が見えてくると言うものです。とても感動し、その感動が活力となり、元気が湧き出てきた時の事を鮮明に覚えています。

昨年の真夏に、その美術館の近くに行く機会がありました。あの感動をもう一度味わいたいと灼熱の暑さの中を駅から徒歩で美術館に行き、数年ぶりでその絵画の前に立ちました。
数年前と同じ絵画ですが前の感動が全くありません。展示場所が替わったせいか、暑い中を歩いて来たので、疲労感があったのか、時間的なゆとりがなかったのか、とにかく、数年前のあの感動は何処へ行ったのか…

歴史に残る高名な画家の絵画を観ても、一流演奏家の音楽を聴いても、二度と観られない黄金に輝く夕日を直に眺めても、満足をする事はあっても感動しない場合があります。
感動とは、自らの身中にある情感や、環境、背景、心境などが大きく関わって来るのだと思われます。したがって自分が感動したからと言っても、あなたも感動するとは限らないと言う事でしょうか。家づくりにおいての感動は、住んでからしだいに「心を強く揺り動かされる」のであって、見た目での感動は、瞬時に褪め切ってしまう事でしょう。

今日、ファースの家内覧会は、朝から晴天で気温24℃、湿度50%と爽快な二日目です。
写真は青森県弘前市から、この北斗市の内覧会を視察に訪れた㈲水木工務店の経営者、水木和久さん、奥さまの水木勝女(かつめ)さんと撮りました。水木さんご夫妻とは、協力しないながら、建主さんに感動を与えられる家づくりを目指そうと誓い合いました。
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家づくりの究極は調湿機能にある…北斗市

2008年07月26日 18時03分04秒 | Weblog
全国の住宅工法で、ネット検索で見れるものだけでも数百件以上も展開をしています。
私達のような住宅システムの研究開発を行なっている企業にとっては、公開されている既存工法から学ぶものが多くあります。時間がある時は、他の企業が開発して展開を行なっているものをつぶさに研究する事にしております。私が他の工法を検証すると同時に他の工法も当方の仕方や手法を研究している事でしょう。

オール電化専用の住宅工法を公表したのは平成元年の事でした。この時は、何処のマスコミも相手にしてくれませんでしたが、北海道電力が電力社内誌に小さく載せてくれました。
現在は承知のようにオール電化住宅を知らない人がいないくらいの普及を遂げています。
平成5年、国内で初めて樹脂の現場発泡による、断熱気密工法の公的評定を交付され、この時は多くのマスコミが報道して一気に発泡施工の工法が広がりました。

何故電化なのか何故樹脂発泡なのかと言うと、室内の湿度を一定にするためには、外部湿度の影響を受けない、特化した気密性能を担保しなければなりません。
ガスなどの燃焼機器を使用して換気量を多くすると外部の湿気の影響を受けてしまいます。何故、湿度管理が必要かと言うと湿気は「熱」そのものなのです。
断熱とは、気温の「顕熱」と湿気の持つ「潜熱」(70%の湿度は30度の気温に相当する顕熱を包含)を断ずる必要があるからです。つまり、気温と湿気を遮ってこそ本当の断熱なのです。

湿度管理によって木材の腐食、白蟻被害を防止する効果だけでなく、カビやハウスダストの発生をも防ぐ事が出来ます。PMV値(快適度数)では、健康で快適な暖房時期の温湿度が20℃の50%(絶対湿度7g)、冷房時が27℃の50%(絶対湿度11g)と言う事です。真冬の日本列島の絶対湿度は何処も2g程度、真夏は北海道を除いて20gを越えてしまいます。住宅における調湿性能とは、家屋内の絶対湿度を年間通じて春、秋の季節と同等の5gから13gくらいまで保持出来て初めて湿度管理の行なえる家と言えるでしょう。

全国で展開されている住宅工法を調査しますと、炭を多く用いた、吸湿タイルや建材、自然木材を多く使用した、加湿や除湿の機器を使用したなどを理由に調湿効果を主張しているものが多くあります。弊社ではこれらのものを全て試してみました。確かに炭や木材は調湿効果が無い訳でありませんが、家屋内を恒常的に一定の湿度に平定保持させるだけの性能を担保出来るものでありません。
その答は竣工、数年後に住んだ建主さんの笑顔の有無で確認出来るでしょう。

今日はとても爽やかな晴天に恵まれた北斗市でしたが、市内でファースの家体験会を行なっています。写真はその拝借した家の床下を撮りました。タイトプレートは潜熱蓄熱材、吸気シャッターはハウスダスト除去装置、スカットールは調湿空気清浄材です。
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明るい挨拶で会風、校風が変わる…北斗市

2008年07月25日 18時43分28秒 | Weblog
登校時間、会社の前で隣の中学校に行く生徒達が、元気で爽やかな声を掛けてくれます。玄関の前で道路に背を向けて掃除をしている女子社員にも後ろから「おはよう!!」と、朝の挨拶が響きます。この一言の元気な明るい挨拶で彼女も思わずニッコリと…
声を掛けた生徒も気持ち良さそうに学校に向います。双方の気持ちが相乗するのです。

隣の上磯中学校のグランドを見学する事がありますが、グランドによその人が入って来ると傍にいる先生が「お客様だよ!」と知らせます。すると生徒達がいっせいに「こんにちは!!」と挨拶をします。声に張りがなければ「元気がない!!」とまた先生が…
生徒達は、グランドや教室などでもこのように声掛けの躾を受けているのでしょう。

人に合ったら挨拶をする事ぐらいだれでも知っていますが、知っていても実行していないのが現実でもあります。挨拶などは、人間社会の基本なのですが、解っているのに徹底していません。学校でのこうした取り組みは、単に躾の教育と言う事でなく、その事で地域住民に慕われるようになり、校風が明るくなり、生徒達に笑顔が多くなって行きます。
良い学校とは、生徒が元気で溌剌とし、勉学も部活も好成績をあげています。
先生達はそのような生徒を誇りに思い、更に良い教育を目指そうと学びを深め、その先生達も相乗し、先生である前に人間として寛容性、包容力などを包含して参ります。

同じ事を企業の中でも実践できる事でしょう。今日の朝礼で「上磯中学校の生徒から学ぼう」と言う訓示を行ないました。弊社社内で、社員どうしの挨拶はかなり積極的に行なわれております。しかし、施工現場では必ずしも充分ではありません。施工現場は社員ばかりでなく、様々な協力業者さんが出入りし、多くの納材業者さんが資材搬入のために現場に来ます。

現場にいる人が顔を見た瞬間「お疲れさま!」と言う声を掛けてあげたらどうでしょう。その方々の顔に、清々しい表情を見て取る事が出来ます。その顔を見た当事者自身が、爽やかな気分になり、そして施工現場に明るい雰囲気が漂うようになるでしょう。
気分良く仕事を進める事で、安全で真心のこもった良い仕事が出来る事になります。
明るい挨拶で、校風も社風も現場雰囲気も和やかになり、関わる人々の幸せづくりに貢献する事でしょう。

写真は明日から始まるファースの家公開現場での準備風景を撮りました。
会場準備と一緒に笑顔で明るい挨拶の出来る準備も備えなくてはなりません。
この時間になって蒸し暑かった北斗市の天気も爽やかさを取り戻して来つつあります。
函館山が夕日を浴びて黄金色に染まり、展示会の明日の晴天を予告しているようですが…
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パニック時の対応は…函館~北斗市

2008年07月24日 23時59分45秒 | Weblog
昨今の相次ぐ通り魔の事件報道を見聞きして心が痛む思いです。
事件の背景を分析する報道が多いのですが、報道そのものが事件を連鎖させていると思わずにいられません。現在の報道では、犯人の人物像を取り上げる時間が長過ぎると思うのは私だけでしょうか。事件を連鎖させないためには論評を入れず事実を端的に短時間で…

さて、昨日は集中豪雨でJRが不通となり、盛岡での講演を行なう事が出来ませんでした。ところが、予定通りに盛岡での日程をこなしていたら今日は帰って来られませんでした。
早朝列車で盛岡から北斗市の本社に帰社する予定でしたが、今日未明に発生した岩手県の震度6強の地震で新幹線も不通になってしまいました。
列車が不通となって苛立ち、冷静さを欠いてJR職員に噛み付いている人もおりますが、このような行為では何の解決策にもなりません。予期せぬ出来事が発生した時ほど、自らの気持ちを落ち着かせ、冷静さを保持して最も適切な対応を講ずる必要があります。

自分自身が、震度6強の地震に遭遇した時、乗っていた地下鉄が急に停電となって停止した時、家族や社員などが思わぬ事故や急病に遭ったと言う連絡があった時、身近から火災が発生した時、このように予期せぬ出来事は、いつどのような形で我が身に降り掛かってくるのが解らないのです。この時、冷静さを欠いてパニックを起こしてしまえば、自らを危険に晒すだけでなく、周辺の方々にも多大な迷惑をかける場合もあります。

人が、予期せぬ出来事が発生しパニックに惰れば、視点が定まらず、身体の動きが散漫になり、周辺にいる人をも次々に気持ちの動揺を拡大させる場合があります。
そのような時は、唇をきつく結び、目線を一点に集中させて目力(めぢから)を入れます。
顔が引き締まり、気持ちが落ち着いて来て、自分も周辺の人々も沈着さが連鎖し、気持ちの安定感を取り戻すものです。

予期せぬ出来事が発生した際は、冷静さが最も大切だと普段から肝に銘じておくべきです。
今日は、兵庫県豊岡市から研修のためにファース本部の本社を訪れた、㈱徳網建設さんの技術研修を予定通りに実施する事が出来ました。向って右が徳網建設、常務の徳網 定(さだむ)さん、ご子息で主任の徳網啓吾さんです。徳網建設さんは豊岡市を代表するビッグ優良企業ですが、徳網常務も過去には様々な事態に遭遇されながたも、常に冷静さを確保しながら現在に至るそうです。

今日の地震は、震度6強と言う大きな地震でしたが死者の出なかった事が幸いです。
被災者の冷静、沈着な行動に敬意を…明日の金曜日も社内業務です。
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予定は未定・絶対は無い…木古内~北斗市

2008年07月23日 18時29分29秒 | Weblog
本来、今日のこの時間は、岩手県盛岡市で工務店経営者セミナーでの講演を終え、盛岡市内のホテルに宿泊して、相談メールの回答作業を行う予定でした。ところが、今朝の函館発八戸行きの特急・白鳥が北海道側の青函トンネルの手前で立ち往生し、午後からのセミナー時間どころか、夕方になっても到着するどうか判らないと言う事態となり、やむなく引き返して参りました。盛岡会場へ参加予定の方々には心よりお詫びを申し上げます。

講演出張の回数は、年間数十回以上に及びますが今日のように講演のキャンセルをしたのは初めての経験でした。飛行機の場合はかなり余裕を持って会場に入るようにしております。しかし、列車移動は時間が正確でめったに遅延などがないので迂闊だったのです。
今朝方この道南地方には、バケツを引っ繰り返したような大雨が降っておりました。

とにかく短時間に大量の雨が降ったようです。予定通りに函館を出発した特急・白鳥は、集中豪雨で山間から泥水が線路を横切ったため安全確保のために列車を止められました。
道南地方の午前中のJRは、函館本線も含め、殆どが運休となってしまい、私だけでなく、列車に乗り込んだ全ての人々の予定が大幅に狂ってしまったようです。

私が講演するセミナーに参加予定だった工務店経営者の方々は、今日の午後いっぱいをそのために空けておいたのですから、午前10時頃のセミナー中止の知らせに午後の予定変更を余儀なくされた事でしょう。また、主催者の販売代理店の方々も予定変更のためと、その後始末に大変だった事でしょう。
本当に多くの方々にご迷惑をおかけしてしまいました。

予定がぽっかり空いたため今日は隣に在る上磯中学校のグランドを見学してきました。
あれだけの大雨が降ったにも関わらず、最新の技術を施した上磯中学校グランドの水捌けは最高なのでしょう。(写真)雨が上がった時点から既に陸上競技の練習を行なっておりました。
陸上選手は来週、小樽で開催される全道大会に出場が決まっているそうですが、その出場権は、標準記録を突破した選手に与えられるそうです。

オリンピックなどの大きな試合でも、世界ランク15位の選手が3位の銅メダルを授与する場合があります。また金メタルが確実だと言われた選手が予選で敗退する事もあります。
予定は未定なのでしょう。つまり世の中には「絶対」など在り得ないと言う事になります。
以後「絶対」と言う言葉は、出来るだけ慎まなければなりませんね。

明日び午後からは予定行動で、兵庫県から来社される工務店経営者さんにファース温熱環境を勉強して戴きます。予定外に空いた午前中の貴重な時間を研究開発のため、有効活用を…
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何故、オール電化なのか…北斗市

2008年07月22日 23時04分25秒 | Weblog
昨今ではオール電化住宅が半ば常識となり始めているような気がします。
私が昭和60年頃に家の中で電気以外の熱源を一切使用しない、ノンガス、ノンオイルのオール電化専用住宅工法をつくった時は、単に電化マニアの趣味や趣向で作られたものであり、一般に受け入れられるものなどで無いと言う言葉を多く聞いたものです。
当時は電力会社の担当者からも本当に呆れられたと言うエピソードもありました。

当時の電化機器では、暖房機も、給湯器も、クッキングヒーターも、ろくなものではなく、ニクロム線で真っ赤になった電気コンロがクッキングヒーターだったのです。
現在のような電化機器の性能アップなどは誰も想像すらしなかった事でしょう。したがって、マニアの趣味による電化住宅だと言う論評も当然であったのかも知れません。

この北海道から発祥したオール電化住宅は、いまや日本全国を席巻したように思います。
電化機器の機能アップに合わせて、電気と言う貴重なエネルギーを上手に使用する技術も一緒に進化して参りました。全電化で家をつくったのは、当初、室内湿度を一定にするために換気量を制限する事が目的でした。つまり調湿のための電化住宅だったのです。

夏場の暑い時期に、家屋内の湿度を下げれば、人間の身体から水蒸気が蒸発し易くなり、体温を奪ってくれて、空気を冷たくして冷風を身体に当てるより、クオリティーの高い冷房が可能となります。また乾燥した真冬においては、室内で発生した生活発生水を家屋内に保有し、住む人の身体から湿気が蒸発して体温を奪う事を防ぐ事が目的でした。

オール電化住宅が急激に普及したのは、深夜に余剰する発電設備を活用する事で、発電効率をアップさせ、省エネやCO2削減に貢献するため、各電力会社がその普及活動を懸命を行ないました。
加えて電化機器の性能向上と、少子高齢化の社会現象が安全でクリーンなオール電化住宅が、必然的にそして自然現象的に増えていったと思われます。

写真は今日、来社された電気施工工事店の㈲千秋電気、社長の千秋富夫さん、(私の隣から)専務の千秋 栄さん、弊社ハウジング事業部次長の柳田貴志、同じく専務の福地 智です。オール電化住宅は一般住宅の二倍以上の配電工事量が伴うために、かなり綿密な打ち合わせを必要とします。
千秋電気さんとは電化住宅の開発動機について話をしましたが、千秋専務の次世代を担うその存在を逞しく感じました。

今日は潜熱コントロールの実験分析や学校評議委員の会合、そして新築物件の着工研修会などを行い、まさに分刻みの一日を過しました。
明日は久々に青函トンネルをくぐり、岩手県盛岡市で講演出張を…
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天命と生命力…北斗市

2008年07月21日 15時53分19秒 | Weblog
真黄色だったタンポポの花が、ふんわかな綿帽子に変わり、この夏になると、その綿帽子が風に乗って何処かへと飛んで行ってしまいます。よく見るとその綿のような羽が、落下傘の役割を果たし、その下部先端にタンポポの種粒がぶら下がっています。落下傘で風に乗り、自分達の子孫を広い地域に分布させるためのタンポポの知恵なのでしょう。

植物の中には、鳥の餌になり易い形となって、食べてくれた鳥のお腹でより遠くまで運ばれ、そのフンで子孫を拡大しようとする植物もあると言います。
生物は自らの子孫を存続させるために、様々と生きる工夫を施しています。
樹木は、大地から栄養成分を吸い上げ、太陽の光と熱とが、その養分を成長や生命維持に必要な養分に変換して行くのだそうです。大地に根を伸ばし、天に背丈を伸ばすのです。

日本では、交通事故死亡者とほぼ同数の年間3万人もの自殺者がいるそうです。
この自らの生命を絶つ動物は、なんと人間だけだそうです。それも先進国ほどその数が多いと言う事です。思考回路が高度に為り過ぎると、頭脳回路が混線してしまい、思考停止、つまりクラッシュをしてしまうのでしょうしょうか。

落下傘で種を運ぶタンポポや、鳥のフンとなって何万キロも種を拡大しようする植物達には、強かな生命力が潜在しています。
文明の入り込めない熱帯ジャングルでは、木の実や狩だけで生活している裸族もいますが、彼等に自らの生命を絶つなどと言う行為など在り得ないと言います。

生物には、産まれた時から生き抜くための「生命力」と言うのが宿っているのでしょう。
病気や事故で亡くなった人には、その時期までしか生きられない生命だったのか…
まだまだ生きたいと思い、また、生きて貰いたいと思っていても、無情に逝ってしまう人もいます。それも天が授けた宿命、運命なのでしょうか。

自分も家族も仲間達や自分達が関わった人々の皆が、天から与えられた生命ならば、強かに生き抜いて人生をまっとうし、そしてまっとうさせたいものです。
帰省していた東京に住む孫の穣太郎が、別れが嫌だと泣き叫びながらさっきの飛行機で帰って行きました。灼熱の東京へ…でも其々に与えられたライフステージがあるのでしょう。

写真は自宅の庭にある黒松の樹ですが、自分の生まれた時、既にそこにありました。
この黒松のようにいつまでも逞しく強かな人生を歩んで貰いたい…明日から平常勤務に…
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活況の後に来る苦境…北斗市

2008年07月19日 16時51分04秒 | Weblog
夕張は日本を代表する炭鉱の町でした。最も栄えた時期には人口も10万人を越え、繁華街は日夜に渡って人が溢れ、繁栄を謳歌していました。このような活況の時は、次の時代に来る苦境時期など思いもよらない事なのでしょう。石炭と言う固体素材が当時の暖房燃料、発電燃料、動力燃料の主流であったのです。当時から石油と言う液体素材が存在しており、固体から液体にとって替わる事など充分に想定出来た事だと思うのですが。

日本の20年前は、国民総バブルであったと思われます。国も、国民も、企業も、自治体も、危うい気泡のような経済状況である事に危機感を強く持てなかったのでしょうか。
国家を批判する立場のマスコミも完全に浮かれていたとしか言いようがありません。
今現在、全ての面でとても順調で潤沢な状況にあるとするならば、次には必ず苦境が訪れると確信すべきでしょう。活況の後には、必ず苦境が来ると言う事を前提にすべきです。

自分の将来に苦しみが来る事を想定しないさいと言う事が無理なのでしょうか。そのように思いたくない気持ちは理解出来ますが、現況のままでの存続の無い事は現実です。
好調な時期にこそ様々な蓄えが必要です。蓄えとは、財源だけでなく、知恵や知識、そして人間としての包容力、寛容性などの人間力の蓄えの方が大切であると思われます。

先日の洞爺湖サミットに集まった顔ぶれには、バブル真っ最中の国家や米国や日本のようなバブル後の経済衰退に喘いでいる国家代表も混在しています。日本のバブル期には、有り余る資金で海外不動産や企業を買い漁り、多くの軋轢を起こしました。活況期に為す事、為さねば為らぬ事を誤れば、その苦境期を脱する事がとても困難になると言えるでしょう。

今朝は、九州宮崎県の「ファース仲良し3人組」の岩切社長、大塚社長、清水(きよみず)社長の三人と電話で話す事が出来ましたが、この元気3人組には、順調にファースの家の受注が出来ております。しかし、一朝一夕に順調になった訳では決してありません。
苦境の時に多くを学び、家づくりの何たるかを学んだのでしょう。彼らのように、住む人の幸せを一心に願って家づくりを行なえば、心豊かな工務店経営が可能となります。

この仲良し3人組の長兄岩切さん、次男大塚さん、三男清水さんの三兄弟は、隣の鹿児島県にいるファース工務店、保住宅サービスの保社長を末弟に引き上げよう努力しています。自分達だけでなく仲間と一緒に豊かさを詰める姿勢が本物の豊かさの証しのでもあります。

写真は先ほどの執務室の気温ですが、勿論、冷房など一切しておりません。ちなみに宮崎のこの時間、33度だそうですが、10度の違いです。夏の北海道は良いですぞ…
どうぞ九州の仲良し連中の皆さん方は、この爽快な北海道で…
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時代は平等社会から公平社会へ…東京大崎~羽田空港~函館空港~北斗市

2008年07月18日 18時48分44秒 | Weblog
頑張った人が、頑張った分だけの社会貢献が出来るのがもっとも公平なのでしょう。
社会貢献が出来るその前提とは、その貢献によって自分自身の生活が成立しつつ、自分以外の人々に、様々なプラスの影響を与える存在感を示すと言う事になるのでしょうか。
社会はまさに「持つつ持たれつ」の状況で、自分ひとりだけでは成立しないものです。

優れた技術、能力を持っている人や、懸命に勉強し、努力をする人もいます。
一方、努力も勉強もしない怠け者と言われるような人も存在します。
平等とは、一律に全ての人々が同じ報酬や社会的な待遇を受けられると言う事か…
公平とは、努力をして能力、技能、技術、知識を有して社会貢献した分の待遇を…

平等と公平のどちらを選択するかと聞いたら、大半の方々が公平を選択するでしょう。
昔の帝国主義的な国家が多かった時期に、全ての民を一律平等にしようと言う、社会主義的な運動が盛んに行なわれました。一握りの権力者が多くの民から搾取する構造は改革しなければなりません。帝国主義国家が社会主義国家へ変革して行くには過程がありました。

その時期のそのような変革には大きな意義があったのでしょう。その時期を経て来ると、次には公平を認める民主主義国家へと移行しようとします。昨今は、中国もロシアも、社会主義を大儀としながらも国家の運用面では、資本主義的な競争原理が反映されるようなりました。現在、社会主義国家と確実に言える国が、果たして現存するのでしょうか…

キューバ革命から半世紀が経ち、カストロ議長の後継者として彼の弟がその議長ポストに付きました。先日、彼は「怠け者は働き者を駄目にする」とまで言い切り、兄カストロが行なってきた平等主義に真っ向から反対するような声明を行ないました。時代の流れは、誰にも止められない大きな潮流となっています。その時代の常識が非常識となり、その地域の非常識が、常識になる場合もあるのでしょうか。

平等社会の構築から公平社会へと進化し、昨今では「不公平是正」と言う文言を聞かれるようになりました。どんな時代でも、日向があれば影が出来、その陰の大きさを調整しながらも、時代の潮流に身を委ねて行く事になるのかも知れません。
家づくりも数を売る時代から質が問われる時代へと移行し、ファースの家の時代が到来したように思います。

今日は蒸し風呂状態(写真は今朝のホテル前の気温)の東京から涼しい北斗市へ…
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建築設計士の1級2級とは…東京浜松町~御徒町~大崎

2008年07月17日 21時07分24秒 | Weblog
一級建築士と言うと二級建築士より格上で能力が有りそうに感じてしまいます。
私自身が2級建築士ですが、家内の副社長は1級建築士です。と言う事は副社長の方が私より格上と言う事になるのでしょうか。副社長と比べると図面作成も現場管理も2級建築士の私の方がはるかに上手に出来ているような気がするのですが…とは言え昨今は、1級建築士の資格を得るために相当な苦労を伴うようになりました。

余りにも建築士の人数が多すぎたため建築士の国家試験は、落とすための試験になっているようで1級建築士の資格者は高い能力を有している事は確かなのです。
法的には、500㎡(150坪)以下の木造2階建て住宅なら2級建築士でも設計管理をする事が出来ます。1級建築士はそれ以外の大型木造や非木造の建築物を設計管理する資格です。
つまり、通常の木造住宅なら2級建築士でも資格に不足が生ずる事はありません。

1級2級に関わらず建築士の方々の仕事は、エスキースと言われる基本プランや計画図書を書きますが、施主の思想やライフスタイルなどが盛り込まれていなければなりません。
設計者の企画図面が施主に受け入れられてから本設計に入り、間取りや意匠、特に外観、内装レイアウトなどが、設計士の腕の見せ所となるでしょう。

設計士は、外観の美しさ、斬新さなどに拘った設計を得意とする事務所や、構造設計士と言われ耐震性などの構造強化に拘った仕事を得意とする所があります。また、法規設計士と言われ、工務店の確認申請の手続きを行なうだけの代行設計業務的な存在もあります。
しかしながら、既存の設計事務所では、ファース本部で行なっているような温熱環境設計と言うジャンルに抜きん出た事務所が皆無に等しいと言う現実があります。

建主さんが住んでから快適だとか、経済的だと言っても、無いものを表現する難しさがあり、ビジネスモデルとして成立し難いのです。外観の美しさや斬新さ、間取りや内装の違いを表現した方がはるかにお金になり易いと言えるのでしょう。しかし、第三者の設計事務所だからこそ、そのような見えない部分の空間環境を提案すべきだと思われます。

写真は昨日、長男の喫茶店「喫茶茶会記」で出合った1級建築士の吉岡剛秀さんです。
彼こそ次世代の設計業務の在り方の方向性を正確に捉えており、彼のような設計士が活躍できる時代がやって来ました。吉岡設計士への連絡は「喫茶茶会記」へ…

とにかく蒸し暑い東京でしたが明日は北海道北斗市へ帰社します。
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ビジョンを示し、夢を目指せ…札幌~千歳空港~羽田空港~新宿~大崎

2008年07月16日 21時26分15秒 | Weblog
工事現場に建てた10坪ほどの仮設宿舎に、10人もの労務者が一緒に寝泊りして工事終了まで住み込みます。数十年前は、このような宿舎の事を飯場(はんば)言いました。電気も無い山奥の林道の橋梁施工現場は、人里離れ鬱蒼とした林の中にある場合が多いのです。

夜中に降り出した大粒雨のトタン板を叩く音が、演奏を奏でるパーカッションの音色のように聞こえ、風に擦れる木々の葉っぱの音は、大オーケストラのバイオリンの音のようにも聞こえます。ところが同じ音を聞いても、ただの騒音にしか聞こえない時もあり、その置かれた状況で、同じ音でも癒しの音楽になり、喧騒の雑音にもなったりするのでしょう。

学歴も知識も才能もお金もなく、飯場に暮らす自分自身の身の上を深く考える時は、例外なく雨の音が喧騒となって聞こえる時です。このような状態から脱しようと念ずるようになり、人生ビジョンを描くようになります。昭和30年代に団塊世代と言われる仲間達が、金の卵と煽てられて大都会へ集団就職して行きました。多くが私のような中卒者でした。そのようなカラダひとつの状態から身を興し、社会的責任のある立場となった人も多く存在します。

昭和40年後半の調査資料に、創業企業経営者の40%は中卒者だった言う時代がありました。職工で安い賃金で働くか、自分が親方になって企業主になるかの選択が必要だったのです。
自分自身の城が持てた事を果たした人々に共通して言える事は、ビジョン、構想を打ち立て、念じながらもひたすら努力して行動を起こした人々です。
夢と構想を持ち、念じながら努力して行動を起こすと、必ずその夢は実現するでしょう。

努力も行動もせずに、ただ考える人、念ずるだけの人、構想やビジョンだけの人、このような人は、夢を実現させる事は困難です。
今日、長男(福地 史<ふみと>ファース・熱計算ソフトを組み上げたシステムエンジニア)の彼が、副業で経営する「喫茶茶会記」に行ってきました。彼の店には、自分の人生に大きな目標や夢を持った若者が次々に訪れます。

写真は、そのよう若者一人で、singer シンガー裕紀(ゆうき)さんと撮りました。彼女は鹿児島県出身の歌手で、何枚かのCD発売の実績があります。喫茶茶会記で彼女のCDを聞きましたが、透き通った声が印象的です。彼女もこの大都会で一流シンガーを夢見て懸命に努力しています。
喫茶茶会記ともども、シンガーYUUKIさんも応援してあげて下さい。

北海道から来ると遣り切れない蒸し暑さですが、明日一日、東京に留まります。
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