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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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家づくりは百万の知恵がいる…北斗市

2007年12月29日 15時08分37秒 | Weblog
今日の北斗市は台風のような季節はずれの大雨と強風に見舞われています。
真冬の北海道は、この大雨の後に必ず気温が下がり猛吹雪となります。夜半頃からこの嵐が猛吹雪になり、どうやら機嫌の悪い天気で年を越しそうな気配です。私達、ファース本部は、こうした冬の嵐の機会を捉えて様々な実験を行っています。今日も本州並みの気温、湿度が、低温、乾燥になる温湿度変化が家の断熱素材に与える影響を調べています。

家づくりは、最初に地盤の地耐力、地盤波長などを設計の前に行い、その地盤特性に見合う構造設計が基本となり骨組みなどが組まれ行きます。外壁材、屋根材の紫外線劣化、通気層の役割、断熱材と気密層との連帯構造などは、見た目で判断出来ないのですが、後になってから影響が出てくる重要な部分です。色彩や配色も出来上がりを左右しますが、その組成を知っていなければ、竣工時の一時な満足でしかなくなります。

化け学を行っている技術者は、亀の子反応などと言われる化学式の記号を見れば、物性がどのようなもので、どのような特性があるのかを直ぐに判断出来ると言います。
我々素人には、亀の子反応と言う言葉だけで拒否反応を示してしまうものです。
ペンキと言われる塗料はまさにその化学記号の応用編で作られていると言えるでしょう。

建造物の屋根に塗装する事で優れた遮熱効果を発揮する屋根専用の遮熱塗料もあり、昨今は幅広い色相領域で夏期の熱暑を防ぎ、室内環境の向上、冷房費の節約に役立ちます。
太陽光線の中で放射熱の強い近赤外線を反射し、優れた遮熱性能を実現した塗料も…
これは塗料メーカーさんの受け売りの営業トークですが、塗料も特段に進化してきました。

写真は今週25日に来社して戴いた国内最大の塗料メーカー、エスケー化研㈱の札幌支店長、吉田守さん、(私の左隣)と工藤良則さん、越智伸一さんと撮りました。
気をつけて身の回りのものを見ますと、その全てに塗料などの着色剤が使用されています。
衣類、食品、食器、家具、内装、外装などあらゆる物が着色されているのです。
この世に色が無く白黒だったと考えれば、色の重要性も理解できます。

エスケー化研さんは、先月、中国北京の展示会で知り、現地から吉田支店長さんを紹介して戴きました。塗料の話を聞けば誰もが目からウロコです。
家づくりは、地盤から塗料まで、まさに百万通りの知識が必要ですね。
この年末年始の休暇は、その知恵と知識を掘り越す機会にしたいもの…
年末年始も、出来るだけこのブログ更新をして参りたいと思います。
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
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