参院、政府に失業者支援求める 全会一致で決議
参院は7日の本会議で、雇用情勢の深刻化を受け政府に失業者支援への取り組みを求める「雇用と住居など国民生活の安定を確保する緊急決議」を全会一致で可決した。
決議は「今後、正規雇用者を含む大量失業者の発生が憂慮される」と指摘。政府に離職者の住居など生活の安定確保や、円滑な再就職の職業訓練などに全力で取り組むよう要請。企業にも安易な解雇や内定取り消しはせず、政府が雇用維持のための十分な支援をするよう求めた。
決議は当初、野党各党が衆参両院に提出。参院では、自民党が独自の決議案提出も検討したが、与党側の意見を野党案に採り入れることで折り合った。衆院では与野党間で引き続き協議している。
2009/01/07 18:23 【共同通信】
どうやら事態の深刻さが、各党の国会議員にも浸透したものの様である。
これも「年越し派遣村」と言うものを組織して、
現実に悲惨な境遇に放り出され、
凍死もさせられかねなかった派遣切り被害者の、救済にすばやく動いた人々が有ったお陰なのではないだろうか?
言っても詮無い事ながら、労働者派遣法が制定される時に、こういう動きをする人が有ったならば、
もしかしたら、今日の事態は避けられたのかもしれない。
しかしながら、派遣切りに泣く人が、凍死しても知らん顔をするような社会にだけはしないで済んだのは、
本当に、「年越し派遣村」の実行メンバーの方々のお陰であり、
これで日本のムードも、かなりまともな方に変わったのではないだろうかと感じられる。
裏が有るのかも知れないが、経団連の御手洗会長が、
これからはワークシェアリングをしていきたいと言い出されるようになってきたことは、瞠目すべきことなのではないだろうか?
この流れを確実にものに出来るように、皆が無茶な事をする人に対しては、例え自分のことでなくても、
そんな酷い事をしてはいけないと、ちゃんと言える人が、多数派を占める社会にしていきたいものである。
