気がつけばもう7月も終わりに近づいて 蝉時雨にようやく気づくような そんな日々をすごしているのだろうか
福山スポ少の2日目までを昨日無事終え,いよいよ公式戦も8,9月のそれぞれ1大会を残すのみ。
初勝利あり,強豪チームとの接戦もありぐんぐんチーム力があがってきているチームも多い。
高校野球の県大会も佳境に入り,息子が在学する高校が唯一地元勢で4回戦まで勝ち残った。
その4回戦では春季大会準優勝の県工にまさかの勝利。勝つにはこれしかないというような試合内容はこれまでにない喜びを体全体で感じた。
準々決勝では広商相手に「もしかしたらいけるかも」という試合。勝敗の分かれ目はいくつもあったけれど,それはすべて結果。こんな相手と,カチンコ勝負が,しかも準々決勝でやれることに私も幸せを感じられずにはいられなかった。近隣の大学に進学した野球部OB達も急遽半日帰省。OB保護者も続々と数え切れないかつての仲間が集ってきた。わが子が3年生のときに入部してきた優しい1年生が最後の夏にたくましく私達をもひとつにさせてくれた。そして学んだことがいくつもあった。強豪校や伝統校との違いも生で見て感じるものもあった。
夏大会の目標はベスト8。新チームになって公式戦はすべてベスト16止り。現実的な目標を掲げ,シード校に勝利しての達成は,これまでの努力の過程やそれを支え,見守る学校や熱心なOB,そして保護者の存在があった。ただ見るだけの私にとっても感動と感謝しかない。
今日の午後行われる決勝戦で勝った学校が甲子園の切符を手にする。今朝の中国新聞で掲載されている「決勝戦に挑む両校のキャプテンの言葉」に,この大会に向けた目標の明確な違いが読み取れる。そのとおりの結果になったとしてもならなかったとしても,甲子園の切符を手にした高校は甲子園での目標達成に向けがんばってほしい。
そして最後にもうひとつ嬉しかったこと。病気療養中の高校の同級生が県工戦の応援に福山市民球場へ。暑いので少しだけ見て帰る予定が最後まで見届けてくれた。勝利をともに喜んでくれたのも嬉しかった。それより嬉しかったのは,球場の出入口で丁寧にお礼をしながら駐車誘導する高校生,切符売りや切符もぎ,そしてグランド整備や場内アナウンスすべて高校生でやっていること,このような支えがあってチームがひとつになって試合を行っていることに驚きと感動,そして勇気をもらったと何度も何度言ってくれたことだ。
福山の学童から8年ぶりに全国の切符をつかんだのが水呑ドルフィンズ。6年後甲子園で再開するであろう全国の野球少年とぶつかりあってこれからの成長の糧としてほしい。壮行式は30日にローズアリーナにて。