「風さそふ 花よりもなほ我はまた 春の名残りを いかにとやせん」
いよいよ3月、何故か毎年頭を過ぎる句である。
これは浅野内匠頭の辞世の句である。
私はこの時期いつもこの辞世の句が頭に浮かびその時の内匠頭の心情を考える。
元禄14年3月14日(1701年)城内で刃傷沙汰を起こし、江戸城(皇居)不浄門より田村家(新橋四丁目)に預けられ、時の将軍徳川綱吉は激怒、即日夜切腹を命じ田村家の庭先でこの辞世の句を最後に散って逝った。
元禄15年12月14日赤穂浪士が主君の仇討ちのため吉良邸に討ち入った。
戦国の時代が終わり、日本の歴史上一番長期平和な時代「徳川270年間」の中で起った凄い事件の一つだったろうと思う。
アルバイトから帰宅したら妻が私を見ながら何か言いたそうだ。
「あなた何か気がつかない?」
「エッどうした?」
妻は私の前で一周回った。
何となくいつもとヘアーの感じが違うことに気がついた。
私は昼寝したのかなと思い「寝癖がついてるよ」言いながらアッまずいと思った。
「美容院に行ったの?」「ヘアースタイルを変えたんだ!」「とても似合ってるよ!」と慌てて答えた。
しかしもう遅い。
妻は「あなたの感覚はそんなものよ!」
「なかなか格好いいねぇー!」「いい女だ!素敵だよ!」
しかし妻は「何よ!フウン!」と無視。 あぁー大失敗!
何を言っても後の祭り。言葉に気を付けようと反省している。
この日は一日機嫌が悪くアタラズ、サワラズ自粛生活だった。