最近の傾向として
山登り(沢登り)とイワナ釣りを兼ねて
楽しむのがよく雑誌になっている。
キャンプ道具を背負って
源流を目指して大きい岩もよじ登って
途中でイワナを釣って
夜のおかずにする。
が、私の渓流釣りは
あれでは無い。
人跡未踏の源流まで行けばイワナも簡単に
釣れるかも知れないが
とてもそんな大変な事は出来ない。
私の渓流釣りは
どちらかといえば里での釣り。
リラックスしに行くのも大きな目的だから
川沿いの県道からちょっと降りて
ササっと魚が釣れるのが一番いい。
川に夕涼みに降りてくる地元の
おじさんやおばさんと話をするのもいい。
これもいつか書いたけれど
粕尾川のいつかに
夕方、川沿いの家からバケツを持って出てきた
おじさんが、
鯉を釣るようなぶっとい延べ竿に
黒い毛鉤を付けて
今日のおかずにと言ってすぐにイワナを2匹釣る。
郡上の職漁にしても、おじさんの夕釣りにしても
何か生活や日常と関係を持っているのが
私は好きなのだ。
それが好きな人もいるけれど
現実の世界と隔離された源流の釣りには
あまり興味がない。
それは写真の好みも同じで
人が滅多に拝めないような山を登って撮れる風景とかを
すげえなぁとは思うけど
自分がそれをしようとは思わなくて
人々が地に足をつけ、普通に暮らしている中で
気付かないけど誰もが見ている
普通にある美しい時間と言うのを
切り取る事に喜びを感じる。
これが、中々うまく写真に出来ないのだけれど。
まだまだ未熟。
まだまだ修行中。