-写真の部屋-

奥野和彦

ここに

2019-09-09 22:55:59 | 写真


秋に釣れるのは新仔のアマゴばかりで
これはリリース、
これはキープと選別しながら唐揚げサイズを
家族で食べられるぐらい釣り上げた。
この時期、新仔のヤマメがミミズ餌で良く釣れる。
なぜか知らないが粕尾川でも同じだ。
朝になって川に下りても時期の問題なのか
水温の問題なのか、川虫がいないので採れない。
そうだった場合に、と買って来てあった餌が
ミミズだったので、結果的には良かった。
他に粕尾川で使い残しのブドウ虫を持っていたが
これにはアタリが来なかった。



小さいアマゴなのにお腹はパンパンなので
何を食っているのだろうか
家に帰ってから調理用に腹を開いたら
黒い体にオレンジ色の線が頭から尻にかけて
入っている毛虫ばかりを沢山食っていて
そういえば河原に生えている木に
葉っぱを糸で丸めてその中にうじゃうじゃ虫がいるのを見た。
風や雨でそれが落ちてくるのを食っているのだろう。

ヤマメじゃ無いのかと言う人に。
日本の伊豆半島から東に棲んでいるのがヤマメ。
美しいヤマメの体に
さらに小さな赤い点をちりばめたのが
伊豆半島から西に棲んでいるアマゴである。
極めて近い種だがその違いがある。



小さいとは言え素人が来て簡単に釣れるぐらい
だからやはり魚影は濃い。
大きなアマゴは居場所もエサも違うのだろう。
息子が上手になったなと思う。
以前は気が付かなかった魚信に
きちんと合わせをくれるようになっている。

本を読んで憧れたあの人達も
ここに立って釣りをしただろうか。

聖地へ

2019-09-09 12:03:47 | 写真


9月になって渓流釣りはもうすぐ禁漁。
仕事が無い日に
船橋の銀行に古い通帳の解約に
電車で行こうと思っていたら
奥さんが郡上に行ってくれば?と急に言う。
渓流釣りに一緒に行くようになった次男も
6月以来その話には同行のつもりでいる。
禁漁が近い事、2人の休みがここしか揃わない事
それで奥さんがそう言って
お金の都合など案ずるヒマもなく
出かける事になった。
長男は残念ながら大学の研修だか合宿だかで。
郡上竿を作っているおじさんに
明日行くので竿を見せて欲しいと連絡をして
はい、居るからいらっしゃいと言われる。



船橋の銀行は後日でもいいのに
済ませて行きゃいいじゃんと
若葉マーク中の息子は運転する気満々で
船橋に寄り道して行ったら
忘れ物をして
結局、用は足りないわ
息子は狭い駐車場で車こするわで
陽のある内に
郡上八幡に着いて
釣りは無理でも餌の川虫採りぐらい出来ればと
話をしながら走ったが
やっぱりちょうど船橋にかかった時間の分が
間に合わなかった。



親父と息子の思い立っての旅なので
素泊りの宿に泊まるでもなく
明け方から釣りをする事を思えば
釣り場に近い道の駅で車中泊でちょうど良い。
深夜まで地元の若者がたむろしてうるさく、
雨が降ったり止んだりしていたが
明け方近くに雲は切れて
空にはこんなに星があったのかと言うぐらい
貼り付いていた。



そして夜が明けて
私達は郡上八幡に来て、
吉田川で釣りをしている。