-写真の部屋-

奥野和彦

しまの暮らし

2020-03-11 22:07:15 | 写真


昨日載せた写真の海の側から撮っている。
獣害を防ぐためにやはり柵で囲っている。
うちの奥さんの実家のこのミカン畑は15X25mぐらい。
家からは300mぐらい離れた場所にある。
周りに、同じような畑が並んでいたが
もう、うちの畑だけになってしまい
みんな藪になってしまった。
80代の父母がこの畑の手入れをしている。
この島でミカン業だけで生計を立てている家は数えるぐらいだろう。
このミカン畑も身内の私たちに送ってくれる為に
作っているだけで売るためのものでは無い。
柵をめぐらせて、空中には鳥除けの糸を張り
消毒をし、草を刈り、刈ればその草を埋めるための穴を掘り
そして収穫をする。とてもきつい作業だ。
写真だけ見ればのどかないい写真に見えるけど。
呑気に写真を撮っていた私はこの後、皆に怒られた。


お母さんは、少しでも違う種類のみかんを
食べさせてあげようと思って
同じように見えるが、いろいろな種類の柑橘を植えている。
冬の蜜柑のなる時期はもう過ぎてしまったので
今、実がついているのは甘夏ぐらい。
高級品種の紅まどんなはさらに網をかけてある。
普通のミカン、ネーブル、ポンカン、土佐文旦、ダイダイ、
春峰、ざっと思い出してもこれぐらいの名前は出てくる。