-写真の部屋-

奥野和彦

背番号

2017-08-18 13:59:39 | 写真


たとえば、中学校、高校の野球チームでは
ベンチに入れる人数が決まっています。
だいたい20人、甲子園大会では18人です。
これはルール、規則(きそく)です。
みんなベンチに入りたいと言っても、それを曲げることは無いのです。
三振したらアウト。
一度代わった選手は出られない。
それと同じです。ルールを曲げて野球は出来ない。

この、ベンチの中に入る20人に大会期間中、
背番号が渡されます。
背番号をもらう とはこの事で、
まずはライバルとの競争があってそれを手にする。
大会が終わったら、また監督に返して次の大会の時にまたもらえるとは限らない。
だから、みんながんばる。

高校野球、中学校もそうですが、
守備位置番号と背番号が一致しているので、
選手は一桁(ひとけた)の自分の希望ポジションの番号をもらおうと、
技術を磨くことでチーム全体の技術レベルも上がって行く。そういう効果はあると思います。
少年野球でもそういうやり方をするチームもあります。

学生の頃は、背番号をもらった、もらえなかったでケンカになる事もありました。
一桁じゃなきゃいらねえ!と言う先輩もいました。
そして、そのたびに「そうは言っても1つになって戦わなきゃ勝てない。」
って事になってチームはまとまったし、まとまらない時には負けました。

高校の野球部に入って背番号をもらえなかった時は
悔しくて泣きながら素振りをしていましたが、
1年生の秋に、一桁の背番号をもらって、
その事だけが、自分だけが嬉しくて舞い上がりましたが、
背番号が二桁(ふたけた)になった先輩に、
お前、その番号を欲しかった全部の人間のために野球やんのを忘れんなよ
と言われて胸にズッシリきたのを覚えています。
もらえなかった側の気持ちだってよくわかります。

タイガースナインの背番号は
そういう番号ではありませんが
試合にスターティングメンバー(スタメン)で出たい、
ポジションを取りたいという気持ちはみんな持っている。
今、当たり前に試合に出ている選手も
いつ誰に追い越されるかわからないのが現状です。

明日は新人戦。
相手は優勝候補と言われているチームですが
自分たちのできることをまずはしっかりと。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。