先に言っておくけれど食べる為の釣りではない。
少し、話が長くなるかも知れない。なるべく熱くなり
過ぎないようにしようとは思っている。
が、興味のない方は全く無視してもらって構わない。
タナゴを釣りたいと書いているけれど
現在、この近辺で釣る事が出来るのは
タイリクバラタナゴ。ペット売り場で一番ポピュラーに
売っている、バラ色に輝くやつだ。タイリクの名の通り
戦前、中国から移入して来た。
繁殖力が強く全国的に一気に増え
数釣りが出来るのでファンも爆発的に増えたのが
昭和40~50年代。その陰で日本固有のタナゴ種は
減っていった。
さらにその後、今度はブラックバスやブルーギルが
勢力を増したのでタイリクを含め小魚全体にプレッシャー
がかかり、さらにさらに住宅地やショッピングモールが
郊外に押し寄せて、田んぼや用水路や川が整備されて
魚が棲めなくなった。 現在の川の整備というのは
底、両岸をコンクリートで固める為、土の底がなくなる。
二枚貝がいなくなる。全タナゴは二枚貝の中に産卵をし
稚魚は二枚貝の中から出て来るシステムになっているので
タナゴの減少に関してはブラックバスより、水質汚染より
人間が何でもかんでも自分たちばかり暮らし易いように
お金を儲ける為にもとあった環境をいじくり回して
しまう事にあるように思う。
私は釣りが天才的に上手いので
タイリクバラタナゴはまだ生きている場所を見つけて
釣ることができるが、 釣りたいのは実はそれ以外の
タナゴで日本固有種のヤリタナゴ、マタナゴ、アカヒレタビラ
それらを探している。釣り雑誌にはでていない場所で
どこかにひっそりと残っているお友達に会いたい。
これより備考 タイリクバラタナゴ
ご覧の通り、小さくて口もおちょぼ口なので
釣るのに結構テクニックがいる。だから釣り人の間で
専門的に道具が生まれ、技術が生まれた釣りでもある。
その上に、その魚の居場所を探す、というテクがもう一つ
加わった。 居場所をネットや雑誌などに載せようものなら
たちまち、釣り人があふれ、近隣は迷惑し魚はすぐに枯渇
する。よってタナゴ類は特に釣り場の紹介をされない釣りである。
タイリクを皆で釣ってしまえば在来種が増えないかな、と思いましたが、選んで釣ることが出来ないと一緒に減ってしまいますね。
ほんと、そんな感じのボリューム。
それでも、霞ヶ浦界隈には
まだ固有種がいる場所もあるので
もちろん、あのだだっ広い霞ヶ浦から
自分で探さないといけないのですが
写真撮影を兼ねてその内行こうかと思ってます。
鹿島鉄道の跡辺りにショッピングモールは
あったかな。経済的外来種。或は交雑種。
ご存知の通り、釣りと絡めると
釣りがメインになってしまうのが悩みの種。
戦前から住んでてもチャイナはチャイナ、在日と。
鹿島鉄道の跡というか沿線では、田中が栄えていますが、あとは小川と鉾田ぐらいかと。
時間ができたら行ってみましょうか?
ところで、(間接的に?)魚の棲みかを奪うショッピングモールを嬉々として撮影する事に、矛盾はないのでしょうか??
それがなかなか言葉で上手く説明出来ません。
言ったかも知れないけれど
もっともっともーっと先の時代に答えが出るかもしれません。ヒントは私が意地悪な人間であるという事です。