-写真の部屋-

奥野和彦

自由

2018-06-28 22:57:03 | 写真


https://mantan-web.jp/photo/20180626dog00m200047000c.html?page=001

朝食をとって散歩し出したらおじさんが座ってて
写真に撮らなきゃと思って水槽を指差し
カメラを指差して撮らせてと伝えたつもりだったが
シッシッという感じだったので
一度通り過ぎ、車道側から迫って行った。



コンパクトデジカメとは言え、音がするので
おじさんは車道側から撮られたのに気づいただろう。
目を合わさずにそのまま通り過ぎて
200mほど歩いてもう一回戻る。
撮りたいと思ったら撮りたい。

歩道のこっち側にはおじさんの店舗があって
そこへ引っ込んだのかおじさんは居なかった。
椅子と金魚だけになったので
それを撮っているところに若い人が出てきた。
おじさんが奥から何か言って、
若い人はオレを見て苦笑しながら椅子に座った。

その写真はオレは要らない。
大方、おじさんは 変なのが来て写真撮ってるからお前出てってみろ
ぐらいな事を言ったのだろう。

もう、それで良くて金魚の写真は終わり。



厳しい統制のもと
普通に野良猫の子が歩いていて、犬の糞が落ちている。
犬と猫と人が並んで同じ方向を見て横断歩道の信号を待っている。
わたしの国では人様の住む部屋の中に
犬が入って住んでご飯が出るのを待っている。



中国に来る度見上げる民家の物干し竿は
通りの歩道の上に張り出し
ときに水は滴り人の頭に落ちて来る。
人の頭の上に水を滴らせながら
自分のパンツを干して見せるのも自由。

交差点は人も車もどんどん進み
お互いにぶつかりそうになったら、轢かれそうになったら、
止まる。



スクーターにガソリンエンジンがつめない法律だそうで、バッテリーで走る。
都合が良いとなれば平気で歩道を走り
エンジン音がしないので轢かれそうになる。
歩道がガタガタして子供の乗り心地が悪ければベビーカーが車道を通る。



全部細かく決めないと個人では
何も出来なくなってしまったお国より
自主と自立の風が吹く。

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