パ:「間違って側線の方に入って来たから
◯ードンの長さでは曲がりきれなかったんだ!」
保線夫:「ゲージ(線路幅)が開いてしもうて
脱線したんじゃのう。◯ードンは本線しか
走れんか。」
そこへ、チビSL協三型が、ちょこちょこと走って来て
本線の方へ向いて停まった。中から冷真くんが顔を出して
冷:「◯ードンを本線のまっすぐな所まで
引き上げるんだ。◯ーマス、◯ーシー手伝って!」
ト・パ:「OK!」
工夫たちは◯ードンの車輪がしっかりレールに
戻るように、棒やらバールやらを持って構え、
いのししバケットのついたキハ2が後ろから
◯ードンを押した。
「ほんだぁ よいさぁ!」
ハ:「これは何ですか?」
オーナー:「この島で、お祭りのだんじりを担ぐ時に
かけるかけ声です。」
ハ:「なるほど。」
みんなの頑張りで◯ードンは本線上に戻され、一件落着。
広がってしまった線路も◯ドー島から来た技師たちと島の
社員たちとですぐに復旧させた。作業をしながら、
車輌整備のこと、運転技術、いろいろな情報交換を楽しそうに
していたようだ。
一つ、来てくれた技師が言うには
「車輌には車番を明記した方がいいですね。より彼らを覚えて
仲良く出来るし。◯ーマスは1、◯ーシーは6みたいにね。」
いつの間にか、冷真くんは◯ーシーに乗り込んで
ボイラーに石炭をくべたりしている。
ハ:「それでは、今日はおいとま致します。
クリスマスには、また他の仲間たちも連れて
遊びに来ます。
オーナー:「楽しくやりましょう。ぜひお越し下さい。」
ト・パ:「楽しかったよ、また来るね。」
島のキハたちがそろってファ~ンとタイフォン(警笛)を
鳴らすと3両の機関車が港のある下弓削に向かって出発した。
◯ードンは本線の緩いカーブでもきゅうくつそうに
車輪をきしませていたけれど。
まさか○ーマスシリーズの皆さんがあの島にやって来るなんて・・・
次は誰が来るんだろう?
楽しみにしてます!