完璧ではない。が、勝っている。
問題はある。が、勝っている。
が、勝利の女神はグラウンドばかりでなく
トイレでも、自転車置き場でも君たちのすべてを
見ていると思いなさい。
私たち大人もそういうことで失敗はしてきたから
もう、いちいち言わないけれど、つかみかけた栄冠を
握りしめるも、手から離すのも君たち次第。
時に掴み損ねるのも、金メダル以上に大切かも知れない。
先々週の大会で優勝し、2人の投手による
公式戦5試合連続完封は今日6試合目を記録し
午後からの7試合目で1点を取られた。
試合には勝ったが、そのピッチャーは悔しくて泣いていた。
のが、まあ成長だろうか。ふてくされたような態度が
玉にキズ。選手全体に言える。
一回前にはじいた内野ゴロを「だめだ」と自分で
決めてしまった後に、拾って投げる。間一髪で間に合わず
ランナーを出す。ああ、もっとすぐに拾って投げれば良かった
と済んでから後悔する。打っても同じ事をする。
打った打球がショートの正面に転がる。ダメだと決めつけて
1塁への走るスピードが落ちる。ショートがファンブル
したのを見てもう一度スピードを上げるが、間一髪でアウト。
なかなか出られない子の事を考えたことがあるのかな。
そういう子だったら、或は死にものぐるいで走ったんじゃ
ないかな、とか。
市内49チームが、7組のブロックに分かれて
春から秋までの間に総当たりのリーグ戦をし、
各上位2チームが出て来て始まった決勝トーナメント。
2年前と同じ事を書くけれど、1年間鍛えられた
6年生が越谷の優勝をかけて戦う最後の大会。
来週、越谷市民球場にて準決勝、決勝。