-写真の部屋-

奥野和彦

喜連川2 2003

2012-12-12 18:52:50 | 写真
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まだ、その当時迷っていたのは
こういう手元のカットを撮りたい時に
中判のカメラでは最短撮影距離が足りなくて
撮れない。
それで中判サイズだけでは表現不足になるような
気がしていたのだ。
でも、「物理的に出来ない」ということは
出来るものでしか出来ない、ということであって
そうと割り切れば、そうとしか出来ない視点で
ワールドは出来上がる。逆手にとればよいのだ。
このあと、撮影フィルムはほぼブローニーフィルム
だけになる。
まあ、こんなのは昨日も書いた通りで
自分で自分を見直しているだけの事で
人様にはどうでもよい。
見直しているというのは、昨日も書いたが
客観的に見ていることであって、いわゆる
立派だね、見直したよ。 の見直しではない。
自分で自分を 見直したよ なんて
恥ずかしくて思うわけない。
日本語は、難しい。

コガネムシを手に載せる。
指の先に向けて歩いて行く。
先まで行って、ちょっとコチョコチョ迷ってる風な
腰つき、足つきをし、ピラッと硬い羽根を広げたかと
思うと ブ~ンと飛び立つ。

♪ちっぽけな虫ぃがぁ~
得意げに飛ん~だぁ~  アンジー 太陽ひそか より


ウチの子供だましみたいなスキャナで
ネガをスキャンすると左端に写っている暗い窓枠を
フィルムのコマ間の抜けと勝手に勘違いし
こういう形にぶった切ってデータにしてしまう。
これは35ミリのフォーマットで撮ってあるのに
今の話とは裏腹に中判の6X7のサイズにも見えてしまう。

まあ、これも見ている人にはどうってことない。
専門的になり過ぎていて
一般の人には分からないだろう。

火の見やぐら 足元に タチアオイ。

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