-写真の部屋-

奥野和彦

2015-02-07 09:19:50 | 写真
こんなふうに、ハイポーズ126とベッヒャー夫妻は
私の中で絡み合っていたのだが30年以上趣味の写真を撮って来て
ベッヒャー的なスタイルが表に出てくることはなかった。
でも、一時「火の見やぐら」にこだわった時だとか
全国のAEONを撮りに行きたいとか思ったのは、その
「タイポロジーフォトグラフィー」への興味が顔を出していたかも知れない。

今年に入って、今度こそやってみようと思う写真の
スタイルを思いついたので、まずはそのことを第一理解者である(筈の)妻に
話してみると、「それって昔のWALK MENぽいよね。」との意見。
確かに言われてみればそうで、あれも並ぶことによって
1枚1枚のインパクトとは別の見方が出て来る写真だった。
WALK MENについての説明は省略するが
「AEONより、いいんじゃない?だいたいAEONは嫌いよ。」だそうだ。

それにしても時間はありそうで、もうそんなにない。
下の写真は、おとといの白黒写真と同じページに貼ってあった
同じ時期の私の机の上である。31年前だ。
31年ああでもないこうでもないって、遠回りもいいとこだ。

みんな同じで懐かしいに違いない。
まだカセットテープの時代、そのラックの上に
35ミリフィルムのケースと、126フィルムのカートリッジが
置いてある。



そしてオレの(弟の)Hi-Pose126
弟が携帯で撮って送ってくれた。
オレたちが生まれる前からある古いタンスの
ガラス棚の中で、今は休んでいる。
特急「いなほ」のシールが貼ってあるタンスだ。



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1 コメント

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Unknown (EIZOU)
2015-02-08 13:49:28
遠回りでも無駄なことは無いでしょう。何でもやってみていただきたい。
90年代は「写真生活」ということを言っていたと思いますが、初期にペッヒャーのような作風があったとすると一周した感じでしょうか。方法論と写真する態度はまた別の話ですかね?

リバイバルで3/21に羽越線で「青森いなほ」号が走ります。
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