2023年11月4日、妙見の森に行ってきました。
妙見の森はこんなところです。
残念なことに、今年の2023年12月3日でケーブルカー、リフト、バーベキューテラスがすべての営業が終了するということですので、行って参りました。
こんな便利なチケットがありました。
阪急、能勢電、妙見山ケーブルカーとリフトに乗り放題なんですよ、1,600円です。
梅田駅から宝塚行きの急行に乗って、川西能勢口で能勢電鉄妙見線に乗換えます。妙見口で下車すれば後はケーブルカー乗り場まで歩きなんですよ。
秘境駅感すらある妙見口駅。
ありがとうのヘッドマークが寂しい妙見口線です。
サンバイザーも里山感満載。
さよならのヘッドマークが悲しいですね。
妙見口駅。ここから黒川というケーブルカー駅まで1.2キロを歩きます。約20分。
ハイキングコースの地図です。猪が出ることもあるそうなので要注意。
ちなみに人出もかなり多いんです。
道は登り坂、花折街道なんて洒落た名前です。
大阪府から兵庫県に突入です。
まもなくケーブル駅ですが……
黒川駅ですが、長蛇の列、自動車もいっぱいなんです。
1時間半待ちとの係の方のお言葉でしたが、45分で何とか乗れることになりました。
中腹で上りと下りのケーブルカーがすれ違います。
入線してきたケーブルカー、約50人乗りです。
あらま乗れませんでした、先に出発していきます。
私の乗ったケーブルカー、5分くらいで山頂へ行きます。
山頂駅。標高460メートルですって。竹田城よりも白旗城よりも高いんです。
山上駅。足湯もあるらしいです。
山上駅からは急峻な登り道でした。途中にほんのり色づく紅葉が見えます。
5分も歩けばリフト乗り場です。こちらは比較的空いていますので、先に乗ってしまいましょう。
謎の人形。夜は動き回るかもしれません(なんちて)
独り乗りのケーブルカーは12分で妙見山口に到着してくれます。
更に7分ほど登りますよ。能勢妙見山本殿が見えてきました。
山上にはお寺の駐車場がありました。
お参りしちゃいます。
妙見山は北極星を神格化し、祀っているのです。
鳥居の前でまた大阪府と兵庫県の境目が。
妙見菩薩の鳥居がありました。
妙見山中興の祖、能勢頼次さん。
源満仲(多田の満仲、武士の始め)の孫の源頼国が能勢に移住して、能勢氏を称したらしいんですよ。
能勢氏は妙見菩薩を信仰したのですが、能勢頼次の代になって明智光秀の部下となります。
そのまま羽柴秀吉に攻められ、逃亡、しかし後に徳川家康に近づき、幕府の旗本となって復活したんですって。
その後、日蓮宗に帰依、自ら妙見山の寺院を切り開き、スポンサーとなったのです。
神馬と不思議な紋章。
1998年完成の信徒会館の星嶺という建物。紋章の桐竹矢筈十字を象っています。
来ましたよ~中に入りましょう。
屋根にも桐竹矢筈十字、何だか十字架を感じさせませんか?
お手水。
北辰閣という建物、こちらのお隣で御朱印をいただくことができます。
本殿でお参りをしました。
御朱印。桐竹矢筈十字は右上に。
額が飾ってありました。
謎の隠れキリシタンによる秘密結社の北辰結社、なんちゃって。
あちらこちらの紋章は、マルタ十字とも違います。
マルタ十字はこちら。
一説には能勢氏の領地は高山右近の支配する北摂地域とも近く、隠れキリシタンが多かったのではなかったのではないかとか言われております。
結局、徳川家康もキリスト教を禁止したため、能勢頼次自身も日蓮宗に宗旨替えをしたのではないか!?
信じるか信じないかは、あなたと私次第ってことで。
途中の茶店でおこわ弁当とよもぎ餅を買い、休憩所でいただきました。
さて三角点があるようなので行ってみました。660メートル、高尾山より高いんですね。
三角点近くには紅葉が見えました。
リフトを降りてふれあいの広場を散策します。
昔トロッコ列車とレールがあったそうです。
小高い山を登ります。ここが最終目的地。
次の列車はいつ来るかわからないのです。
誰もいない北極星入口駅。
レールの先は、
その先には、
何もないのです。ただ北極星を向いているらしいのです。
ケーブルカーを目指して下山します、妙見の森もこれで終わりかと思うと少し悲しいです。
でわ、帰ります。
無くなる前に行きたいとこ、是非行っておきましょう!!