2014年6月8日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

お墓(墓石)の重さってご存知ですか?

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お墓ってどのくらいの重さがあるかご存知ですか?

写真は先日堺市霊園(鉢ヶ峯公園墓地)に隣接する加登 堺店にて、サンプル墓石の軸石(棹石、竿石)と上台を移動させた時のものです。
昔は全て人間の力で持ち上げていたわけですが、現在では「原則」こうして機械を使っています。

「原則」と書いたのは車や機械が入れないような山上などでは、現在でも人力に頼らざるを得ないことがあるためです。




さて、写真の軸石(お墓の一番上の部分。家名やお題目を刻むことが多いです)は8寸角といって、幅と奥行きが8寸(1寸は約3.03cm)ある標準的なサイズです。
高さが2尺1寸(1尺=10寸)なので、体積は24.2cm×24.2cm×63.6cm=37,246立方センチメートルとなります。
各辺の長さが1尺(約30.3cm)の立方体(約27,818立方センチメートル)を尺貫法で「1才(さい)」と言いますが、墓石に使われる一般的な青御影石の1才あたりの重さは80kgくらいです。




前述したように37,246立方センチメートルある8寸角の軸石の体積は、尺貫法に直すと37,246÷27,818=約1.3才です。
1才の重さが大体80kgですから、軸石の重さは80×1.3=104kgという計算になります。




軸石だけで100kgを超えるんです!
他のパーツ(上台、下台、芝台など。地方によって呼び方は異なります)や巻石(外柵)を加えると、1トンを超えることも珍しくありません。
これが黒御影石などになるとさらに重くなるわけですから、機械の力を借りるとは言えお墓の施工というのは本当にハードな作業です。

けれども大変な分だけ価値がある。
大切なご家族やご先祖様の供養の場としてふさわしい、文字通りの「重み」を備えるのはやっぱりお墓が石で出来ているからなのだと思います。

というわけで、昨日の日記に引き続き、今日も「石のお墓」について語らせていただきました。
ようやく石材店のブログらしくなってきたような気がします・・・。


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