お題に参加してみました(4) 「ビートルズで好きな曲は?」
by |2016-02-17 23:54:35|
皆様こんにちは。
「お墓の加登」広報スタッフブログ「カトカト日記」をいつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日もgooブログのお題に参加してみようと思います。
今回のお題は「ビートルズで好きな曲は?」でございます。
以前の日記にも書いたように、ビートルズに関しては好きな曲がたくさんあり過ぎてピックアップするのが本当に大変なのですが、1曲だけを選ぶとなると簡単で、アルバム"Let It Be"などに収録されている"Across the Universe"がフェイバリットです。
クレジットはレノン=マッカートニーになっていますが、実質は典型的なジョンの曲。
もう1曲選べるならポールの"I Will"ですかね。
ところで、"Across the Universe"の歌詞については、当時ビートルズが傾倒していたインド哲学の影響が色濃く反映されていると言われています。
インド哲学と言えば仏教との関わりも深く、また、この曲の歌詞が形式の上で日本の俳句の要素を取り入れていることもあり、普段音楽を聴くときは全く歌詞を意識しない僕ですが、この場で歌詞もご紹介し、適当かつ強引に「意訳」してみたいと思います。
それにしても難解な詩ですね・・・。
ちなみに歌詞の中に度々現れる'Jai guru deva om'というフレーズはサンスクリット語です。
調べてみると様々な解釈がありますが、ウィキペディアによれば「我らが導師、神に勝利あれ(神に感謝を)」くらいの意味だそうで。
'om'は真言(マントラ)の一種ですから、ここにも仏教との接点を見て取れます。
Across the Universe
作詞・作曲 J.LENNON/P.McCARTNEY
Words are flowing out like endless rain into a paper cup
They slither while they pass, they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my opened mind
Possessing and caressing me
紙コップの中に延々と降り続く雨のように 流れ出す言葉たち
うねるように通り過ぎ
宇宙の向こう岸へと 密やかに消え去っていく
嘆きの海、喜びの波は
解き放たれた僕の心を隈なくさまよう
そして僕を抱き締め 虜にするんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Images of broken light which dance before me like a million eyes
They call me on and on across the universe
Thoughts meander like a restless wind inside a letter box
They tumble blindly as they make their way
Across the universe
砕け散った光の残像が 僕を見る無数の目のように踊り
宇宙の向こう岸から 僕を呼び続ける
郵便ポストの中を絶え間なく吹く風のように 考えはあてもなくさまよう
そして宇宙をやみくもに転げまわりながら進んでいくんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Sounds of laughter, shades of life are ringing
Through my opened ears inciting and inviting me
Limitless undying Love which shines around me like a
million suns, and calls me on and on
Across the universe
解き放たれた僕の耳に鳴り響く
笑い声や生命のカタチ
僕を駆り立て、誘なう
時空を超えた愛は 無数の太陽のように 僕を照らし
宇宙の向こう岸から 僕を呼び続けるんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
密教へと繋がる古代インド思想において、瞑想は重要な位置を占めていますが、この曲の歌詞はそんな瞑想的世界観を感じさせますね。
時間や空間という制限を超えた大いなる力(Limitless undying Love)にただ身を委ね、心を開放する。
サビの部分で繰り返される'Nothing's gonna change my world'は「何も僕の世界を変えることは出来ない」などと訳されることもありますが、be going toは「出来る、出来ない」を超えてもっと決定論的なニュアンスを持っています。
ですから「僕は決して変わらないぞ」という個人の意志ではなく、客観的な事実として「僕の世界は変わることはないんだ」ということをただ述べているに過ぎないのではないかと思うのです。
自分のことなのだけど、どこか他人事のような感じ。
また、1番の歌詞に"opened mind"とありますが、"open mind"と記載されている例が殆どで、テイクによっては実際にそう歌われているものも存在します。
今回の記事を書くに当たって僕が聴いたのは、恐らくアルバム"Let It Be"のバージョンだと思うのですが、そこでははっきりと"opened"と発音されています。
後に出てくる"opened ears"との対応関係もありますし、何より過去分詞"opened"の方が「外的な力によって開かれた」というニュアンスが感じられるので僕は好きです。
バラモン教の聖典「ヴェーダ」の根本概念に「梵我一如」というのがあります。
「我(アートマン)=個人を司る原理」が宇宙にあまねく存在する「梵(ブラフマン)」と同一であることを知ることで、究極の悟りを得るという思想です。
この"Across the Universe"は、主体と客体とが混然となる「梵我一如」の境地を歌った曲なのかも知れません。
>>株式会社加登ホームページはこちら
「お墓の加登」広報スタッフブログ「カトカト日記」をいつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日もgooブログのお題に参加してみようと思います。
今回のお題は「ビートルズで好きな曲は?」でございます。
以前の日記にも書いたように、ビートルズに関しては好きな曲がたくさんあり過ぎてピックアップするのが本当に大変なのですが、1曲だけを選ぶとなると簡単で、アルバム"Let It Be"などに収録されている"Across the Universe"がフェイバリットです。
クレジットはレノン=マッカートニーになっていますが、実質は典型的なジョンの曲。
もう1曲選べるならポールの"I Will"ですかね。
ところで、"Across the Universe"の歌詞については、当時ビートルズが傾倒していたインド哲学の影響が色濃く反映されていると言われています。
インド哲学と言えば仏教との関わりも深く、また、この曲の歌詞が形式の上で日本の俳句の要素を取り入れていることもあり、普段音楽を聴くときは全く歌詞を意識しない僕ですが、この場で歌詞もご紹介し、適当かつ強引に「意訳」してみたいと思います。
それにしても難解な詩ですね・・・。
ちなみに歌詞の中に度々現れる'Jai guru deva om'というフレーズはサンスクリット語です。
調べてみると様々な解釈がありますが、ウィキペディアによれば「我らが導師、神に勝利あれ(神に感謝を)」くらいの意味だそうで。
'om'は真言(マントラ)の一種ですから、ここにも仏教との接点を見て取れます。
Across the Universe
作詞・作曲 J.LENNON/P.McCARTNEY
Words are flowing out like endless rain into a paper cup
They slither while they pass, they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my opened mind
Possessing and caressing me
紙コップの中に延々と降り続く雨のように 流れ出す言葉たち
うねるように通り過ぎ
宇宙の向こう岸へと 密やかに消え去っていく
嘆きの海、喜びの波は
解き放たれた僕の心を隈なくさまよう
そして僕を抱き締め 虜にするんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Images of broken light which dance before me like a million eyes
They call me on and on across the universe
Thoughts meander like a restless wind inside a letter box
They tumble blindly as they make their way
Across the universe
砕け散った光の残像が 僕を見る無数の目のように踊り
宇宙の向こう岸から 僕を呼び続ける
郵便ポストの中を絶え間なく吹く風のように 考えはあてもなくさまよう
そして宇宙をやみくもに転げまわりながら進んでいくんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Sounds of laughter, shades of life are ringing
Through my opened ears inciting and inviting me
Limitless undying Love which shines around me like a
million suns, and calls me on and on
Across the universe
解き放たれた僕の耳に鳴り響く
笑い声や生命のカタチ
僕を駆り立て、誘なう
時空を超えた愛は 無数の太陽のように 僕を照らし
宇宙の向こう岸から 僕を呼び続けるんだ
Jai guru deva om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ グルー デイヴァ オン
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
きっと僕の世界は、ずっとこんな感じ
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
ジャイ グルー デイヴァ
密教へと繋がる古代インド思想において、瞑想は重要な位置を占めていますが、この曲の歌詞はそんな瞑想的世界観を感じさせますね。
時間や空間という制限を超えた大いなる力(Limitless undying Love)にただ身を委ね、心を開放する。
サビの部分で繰り返される'Nothing's gonna change my world'は「何も僕の世界を変えることは出来ない」などと訳されることもありますが、be going toは「出来る、出来ない」を超えてもっと決定論的なニュアンスを持っています。
ですから「僕は決して変わらないぞ」という個人の意志ではなく、客観的な事実として「僕の世界は変わることはないんだ」ということをただ述べているに過ぎないのではないかと思うのです。
自分のことなのだけど、どこか他人事のような感じ。
また、1番の歌詞に"opened mind"とありますが、"open mind"と記載されている例が殆どで、テイクによっては実際にそう歌われているものも存在します。
今回の記事を書くに当たって僕が聴いたのは、恐らくアルバム"Let It Be"のバージョンだと思うのですが、そこでははっきりと"opened"と発音されています。
後に出てくる"opened ears"との対応関係もありますし、何より過去分詞"opened"の方が「外的な力によって開かれた」というニュアンスが感じられるので僕は好きです。
バラモン教の聖典「ヴェーダ」の根本概念に「梵我一如」というのがあります。
「我(アートマン)=個人を司る原理」が宇宙にあまねく存在する「梵(ブラフマン)」と同一であることを知ることで、究極の悟りを得るという思想です。
この"Across the Universe"は、主体と客体とが混然となる「梵我一如」の境地を歌った曲なのかも知れません。
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