化学系エンジニアの独り言

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JR北海道が半分の路線を廃止

2016-11-19 | 社会
JR北海道の列車や駅には大谷選手の大きなポスターが張ってあり、北海道新幹線に乗って東北を旅しよう、というキャンペーンが展開されています。 今年の大谷選手、ファイターズの活躍は素晴らしいものが有りました。 頑張って欲しいものです。

しかし、JR北海道の経営は誕生以来苦しい状況が続いています。

鉄道収入はざっと700億円ですが、その費用は1100億円かかっており、この時点で400億の赤字です。関連事業で数十億の利益は出ていますが、毎年経営安定基金と称して300億を遥かに超える補助金をもらって何とか収支トントンにするというものです。

こんな状況をJR北海道誕生以来30年も続けてきているわけで、このままでいいわけが有りません。

肌感覚として、函館-札幌、札幌-旭川、札幌-帯広の路線以外はほとんど赤字と思います。

何も赤字は現在のJR北海道だけの責任では有りません。民営化時に大きな路線を引き継がざるを得なかったのですから。

広い道内を全て鉄道でカバーするのはそもそも非効率なわけで、飛行機とレンタカーを主体に移動をするほうが効率的です。また、ローカル路線はバスで代替するのが得策です。

人口減少と札幌への人口集中を考えたとき、やはり赤字路線の廃止はやむを得ない選択と思います。