化学系エンジニアの独り言

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ロボカップジャパンオープン

2013-05-06 | 社会
玉川大学で開催されていたロボカップジャパンオープンを見て来ました。 NHKで放映しているロボコン(高専生の大会)は馴染みがありますが、ロボカップは意外と知られていないのでは。正直小生も知りませんでした。ロボコンではROBOTを人間が操作しますが、ロボカップではロボットは自走します。つまり、競技中に人が操縦することはできません。ロボットに装備したセンサー(カメラや温度センサーなど)で状況を捉えてプログラムにより自走します。

ジュニアサッカーの軽量部門を見たのですが、これは赤外線発信機を備えたテニスボールくらいの大きさのボールを相手ゴールに入れる競技です。エアーホッケーくらいの大きさの台の上が競技場です。ロボットは2台で大きさは縦横高さそれぞれ20センチくらいでしょうか。ロボット同士とボードにボールが挟まれて動かなくなると、審判がボールを別の場所に移すというやり方です。ここにはイランから女の子のチーム(何故かチーム名はSINA)が参加していました。これが強いのなんの。決勝では日本のVictoryチームと対戦しましたが前半で3-0とリードでした。ところがハーフタイムの間にVictoryチームは前半戦の間に書き換えたプログラムをロボットにダウンロードして後半反撃開始です。SINAチームの一台のロボットは車輪が取れてしまい、1台だけで奮闘です。最後はSINAが振り切って見事優勝しました。




ついで体育館でやっている人型ロボットのサッカーゲームを見に行きました。こちらはキーパーを入れてロボットは3台で二足歩行します。ルール通りにROBOTを動かすのが大変です。例えばキックオフ前なのにフォワード役のロボットがゴール前に移動してしまう(オフサイド)、PKのときキーパー役のロボットがゴールラインから動いてしまうなどなど。二足歩行なのでぶつかると倒れるのですが、すぐに起き上がってくるのは感心です。

こんなトコロから日本のロボット技術の底上げがなされているんですね。小生が介護ロボットのお世話になるのも全くの夢物語ではないなと感じたものです。

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