化学系エンジニアの独り言

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選挙です

2009-08-23 | 社会
前回の衆院選挙は郵政民営化、賛成か反対かという問題意識があって盛り上がりました。今回の衆院選は政権交代なるか、というこれまた一大関心事であり盛り上がっています。選挙が盛り上がるのは良いことです。

残念ながら住民票を家族の住所に残して単身赴任しているので、来週の投票にはいけません。もちろん物理的には自宅に帰ればいいのですが、お盆休みに帰ったばかりですから、金銭的に帰れません。選挙の公示日が先週であれば、不在者投票が出来たのにほんと残念です。

今日の午前中はひさぶさにサンプロを最初から最後まで見ていました。で気づいたことというか、思ったことなど。

社民党という政党に存在意義はあるのでしょうか。小学校のクラス会議じゃないんだから、他人の討論中に手を上げて話したそうにしている党首は見ていて邪魔です。いざ話を始めても視点のずれたことしかいわないのに。
それに比べてお隣の綿貫代表はどっしり構えて、「わしゃ郵政民営化の話しか興味が無い」という風で悠然と構えていました。こっちのほうがまだ大人らしくていいや。もっともその主張には全く賛同しませんが。

郵政の話題で、民営化したのに200兆円の預金は国債購入にしか当てられていない、これでは民営化の目的、つまり財政投融資への資金を断つということが、本来の意味で達成できていないのではないか、という田原さんの問題提起に関して、全うな議論にならなかったのは残念です。

国民の大事な預金を株やサブプライム証券のような危ないものに振り向けてはいけない、という論調が目立ったような気がします。
しかし、金融機関の資金運用先としては、国債を含む債権、株式、ベンチャー企業などへの直接投資、そして企業融資しかありません。国債、住宅ローン以外はすべて最終的には企業活動への資金提供です。この資金をひとくくりに安全でない運用先と決め付けることは間違いでしょう。企業への資金提供をしないとなれば結局国債を買うしかないように思います。
貯蓄から投資へという意識があるのですから、企業活動への投資も行われてしかるべきです。

もちろん、日本郵政そんなに高い運用利益を追求する必要はないとすれば、ハイリスク・ハイリターンの投資をする必要も無いことはわかります。
危険な運用先に資金を出してはだめ、というのならばはっきりと国債だけでいい、と主張すべきでしょう。
もっとも私は金融の専門家でもなんでもないので、簡単な理屈しか理解していません。日本の経済成長を担う日本の企業への投資が危険なものであるというのは、日本は経済成長しないといっているようなもので、ずいぶんと矛盾していると思います。

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