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Performance Engineering

BMW E46 M3 VANOSボルト交換

2014-09-22 22:09:32 | 作業
シルキーシックスを搭載するE46のM3。今回はトラブルの予防の為の部品交換。重心高を抑えるため、ボンネットを低くするためでしょうか、エンジンの傾きがなかなか激しいです。


カーボン製のインダクションボックスが目を引きます。エンジンがバルクヘッドにのめり込んでいる印象。


スロットル開度、エンジン回転数に応じて開閉されると思しき巨大バタフライバルブ。スロットルはこれとは別にあり、6連になってます。


バルブカバーを外すためにバラしていきます。


走行距離7万km強のエンジン、かなり綺麗。


インテーク側のカム。見て分かるレベルで極悪なプロフィール&リフト量。


排気側も四角い。


動弁系はレシオがほぼ無いフィンガーフォロワー。バルブスプリングは可哀想なくらい圧縮されてます…。


これが問題の箇所、スプロケットフランジをカムに固定しているボルト。こいつが度々問題を起こします。


左が元のボルト。この部品、途中で品番が変わっており、対策品になっているそうです。対策品は強度区分8.8。1本百数十円のボルトが原因でエンジン全損になる可能性があるわけです。T社じゃないんだから、その辺ケチらないで欲しい…。


今回は外したボルトも無傷でした。


ついでにプラグも点検。問題は無し。


折角だから清掃。


マクロで撮ると、電極の減りが分かり易い。接地電極のある左右は角が丸くなってきてます。


戻して完成。


ボリューミーなフェンダー。タイヤの様子が走っている雰囲気を感じさせます。


純正でカーボン製の屋根。今後ハイパフォーマンスモデルでの採用は増えて行くのでしょうか。


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