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Performance Engineering

VG20計測、部品設計 5E洗浄

2013-09-07 22:11:27 | 作業
クランクメタルの交換の為、ハウジング径を計測。グレードの刻印があるものの、内部応力が抜けて変形していたりするので新品時とは結構異なる数値になります。こういう”枯れた”ブロックをベースに全部加工しなおすと新品ブロックで組むよりフリクションが減ったりする。


親メタルはこんな感じ。下が前側。メタルの当たりも見つつグレードを決定。センターに溝が入っているほうがブロック上側、燃焼荷重を受けない方なんだが、一番だけオーバーレイががっつり減って銅色が見えてるでしょ?こういう減り方結構ありがちなんだが、原因の大半はベルトの張りすぎ。

修理工場やディーラーでベルト交換や調整を行うと”絶対鳴かない(スリップしない)”張力で張ることが多く、結果こうなる。うちではなるべく緩く張ってます。お客さんにも因るけど、近所のお客さんや自分で調整できるようなら、バッテリーへたるとベルト鳴くくらいのテンションにしてる。

最近の車両じゃサーペンタイン&オートテンショナーってレイアウトが増えてるのでこういうトラブルは減ってます。こういう合理化は歓迎だね。エアコンやパワステ撤去するのが大変そうだけどw


さて、E型の方は表面処理の前の準備。




オイルライン等の加工の都合でよく使われる鋼球。こいつが邪魔でライン内を洗浄できない。


スタッドボルト等を溶接して




プラーで引っこ抜く。反対側の端にも球があるので、棒突っ込んで引っ叩く。


PTのタップ立てて沈めプラグに変更。これで次回以降、メンテしやすくなる。正常なエンジンではここまではやらないけどね。これ、結構な手間がかかります。


そんで洗浄。塗装も剥がしたいのでしばらく漬け置き。

その間にまたVG進める。


計測して


とりあえず図面引く



これでいいか。

体動かして、頭使って、腹が減る。

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