中国国営中央テレビは昼のニュースで、朝鮮半島危機をトップで報道し、「中国は関係各国に自制を保つよう求めた」などと習近平政権の土壇場の和平外交を強調。国境から約30キロの小学校では、北朝鮮の核実験を心配しながら授業を行ったほか、国境では中国人民解放軍が緊急事態に備えた
中朝国境に近い吉林省龍井市内の小学校では、北朝鮮が昨年9月に実施した核実験の際、校舎が揺れた。核実験場がある豊渓里から約160キロの距離にある
トランプ大統領、全上院議員を緊急招集する
米海軍最大級のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」が25日に韓国・釜山に入港した。トランプ米政権としては、朝鮮半島近海に向けて航行中の米原子力空母「カール・ビンソン」に加え、原潜も派遣することで「平壌に強力なメッセージを送る
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党率いる北朝鮮が相次いで弾道ミサイルを発射し、脅威が高まっている。日本では「敵基地攻撃能力」の保有を求める意見も浮上しているが、現在の防衛システムで国民を守ることができるのか。万が一の「着弾」という事態に備え、身を守るための対応方法も知っておきたい
トランプ米政権が、核・ミサイル開発で挑発を続ける北朝鮮への攻撃も辞さない態勢をとる中 朝鮮半島の危機を目の前にして、米朝間による対岸の火事と思っているわけではないだろうが、この間の国会の論戦などを見ていると、与野党ともに「こんな国会議員たちに日本の外交・安全保障を任せていていいのか」と思わざるを得ない
安倍晋三首相も出席して行われた4月17日の衆院決算行政監視委員会の質疑だ。前日の16日、北朝鮮は弾道ミサイル1発を発射した。15日の金日成主席生誕105年の記念日に軍事パレードを行った直後で、失敗に終わったとはいえ、明確な威嚇行為だった
政府は「共謀罪」の法案を提出していない。それにも関わらず、山尾氏の質問は勝手な妄想に基づく架空の話を作って政府を攻める自作自演の様相を呈した。その内容は、テロ等準備罪の対象になる犯罪277の数え方のルールや、保安林のキノコ採取が対象になるか否かなどだった
山尾氏が「個別的なテロ対策をやらずに、何のために役に立つのかも疑問符がつく共謀罪ばかりに時間をかけるのか」とただすと、首相はこう言い放った
もともとこの委員会は決算委員会だ。その中で通告のない質問を次から次へとされる。法務委員会でしっかりと議論すべきことを決算委で質問するのはどうかという意見もある
民進党は山尾氏に続き、階猛氏も約26分間の質問時間全てをテロ等準備罪に費やした。民進党の3人の質問時間は合計で約105分間で、そのうち北朝鮮関係は石関氏の約10分間だけだった