前々から、随分と前から、もう何年も前からなんですが、
ちゃんとした木工作業場を建てなければと悶々としておりまして、
なぜかと言いますと、現在の作業場は、プレハブ倉庫にトタン屋根を差し掛けして、
それでも狭いからと、横にビニールシートを張り出して、何とかかんとか凌いでいるのですが、
あくまでもこれは仮設の作業場で、そのうちにちゃんとしたものを建てるぞ、
いつか機会が出来たら建てるぞ、もういい加減に建てなくては、
おい!本当に建てるつもりあるのか!!と怒られそうなくらいに年月が経ってしまいました。
この春に、個人の家具屋さんとしては、たくさんの納品アイテムを抱えており、
その仕事に備えて小さくてもよいから、それなりの作業スペースを確保したく、
夜な夜なその作業場のCAD図面を描きながら、
更には、間取図を穴があくぐらい眺めて、
ここにメインの作業台、このコーナーには電動工具の棚、照明の配置も考えなくては、
自動カンナ盤はこの位置で、バンドソーと角ノミ機はこのあたりがよさそう、
そうそう、この新しい作業場に合わせて、思い切って購入した最新のテーブルソー(妄想の産物)はここで、
ああ、なんて快適な作業空間なのだろう・・・
と、頭の中では、眩いばかりに新しい作業場で満足している自分の姿が見え、
年末に着手するつもりで段取りを組もうとしたのですが、それなりに忙しく、
でも、そんな状況でも何とか、少しずつでもよいから進めたいと思い、
合間を見ながら、基礎部分の整地を人力で進めてみたものの、
冷静に春までのスケジュールを考えてみると、合間合間ではとても出来そうもなく、
かといって、このまま春の納品アイテムの部材点数がこれから日に日に増えていくことを考えてみると、
今のスペースでは、その部材の保管や管理などはとても無理なのは目に見えており、
どうしたものかと四六時中考えて(焦って)おりました。
そして今朝、閃いたのです。
現在のプレハブの南側はビニールシート、東側はトタンの差し掛け、西側は土手となっており、
四方の内、三方はこのように塞がっているのですが、
作業スペースの増設でなく、部材の保管場所くらいなら、
北側に適当なスペースがあるではないかと。
早速、採寸してみると ↓

幅2.7m、奥行き2.1mで差し掛け工事が出来そうなことが判明する。
決して広くはありませんが、このくらいのスペースがあれば、
塗装した部材の乾燥部屋にしたり、
作りかけの部材(仕掛品)の保管、
物がごった返しているプレハブの整理整頓などなど、
なかなか有用なスペースになりそうで、
プレハブに差し掛けして作ることから、手間もかからず、
短期間で作れそうなのがなによりです。
午前中は材料の確保にあたり、
午後は簡易な独立基礎工事をスタート。
まずは、基準の水糸をプレハブから引っ張り、水平を出す ↓

一応、水盛管という、水平を出す道具があるのですが、
まあ、それほどシビアな工事でもないので、水糸を張ってから水平器で水平を出すという手抜き工事です。
最初の基準位置が決まりましたら、そこへ羽子板付きの沓石を穴を掘ったところへ据える ↓

沓石には予め、鉛筆で柱の大きさと芯を墨付けしておいて、
その上に二方向の水平器を置いて微調整します(沓石が傾いているとズレが生じます) ↓

基準の独立基礎を設置したら、そこから2.7m横へ、プレハブからは2.1mの距離で大まかな場所を出す ↓

この方法では正確な直角は出ないと思いますが、
プレハブの側面から出した水糸と、差し掛けするプレハブの面との大まかな直角が出れば問題ないと思います。
沓石を三つ設置後、同じように水糸と水平器で幅方向の高さを出しています ↓

ここのスペースは、ゆるい坂で傾斜がついています。
三つの独立基礎の高さは、その地面に合わせて据えましたので、
それぞれの独立基礎の上面の高さはバラバラです。
ですので、これから建てる柱の寸法を、この基礎の高さに合わせてカットすることになります。
今日は基礎工事でおしまい。
つづく。
といいなあ・・・
ちゃんとした木工作業場を建てなければと悶々としておりまして、
なぜかと言いますと、現在の作業場は、プレハブ倉庫にトタン屋根を差し掛けして、
それでも狭いからと、横にビニールシートを張り出して、何とかかんとか凌いでいるのですが、
あくまでもこれは仮設の作業場で、そのうちにちゃんとしたものを建てるぞ、
いつか機会が出来たら建てるぞ、もういい加減に建てなくては、
おい!本当に建てるつもりあるのか!!と怒られそうなくらいに年月が経ってしまいました。
この春に、個人の家具屋さんとしては、たくさんの納品アイテムを抱えており、
その仕事に備えて小さくてもよいから、それなりの作業スペースを確保したく、
夜な夜なその作業場のCAD図面を描きながら、
更には、間取図を穴があくぐらい眺めて、
ここにメインの作業台、このコーナーには電動工具の棚、照明の配置も考えなくては、
自動カンナ盤はこの位置で、バンドソーと角ノミ機はこのあたりがよさそう、
そうそう、この新しい作業場に合わせて、思い切って購入した最新のテーブルソー(妄想の産物)はここで、
ああ、なんて快適な作業空間なのだろう・・・
と、頭の中では、眩いばかりに新しい作業場で満足している自分の姿が見え、
年末に着手するつもりで段取りを組もうとしたのですが、それなりに忙しく、
でも、そんな状況でも何とか、少しずつでもよいから進めたいと思い、
合間を見ながら、基礎部分の整地を人力で進めてみたものの、
冷静に春までのスケジュールを考えてみると、合間合間ではとても出来そうもなく、
かといって、このまま春の納品アイテムの部材点数がこれから日に日に増えていくことを考えてみると、
今のスペースでは、その部材の保管や管理などはとても無理なのは目に見えており、
どうしたものかと四六時中考えて(焦って)おりました。
そして今朝、閃いたのです。
現在のプレハブの南側はビニールシート、東側はトタンの差し掛け、西側は土手となっており、
四方の内、三方はこのように塞がっているのですが、
作業スペースの増設でなく、部材の保管場所くらいなら、
北側に適当なスペースがあるではないかと。
早速、採寸してみると ↓

幅2.7m、奥行き2.1mで差し掛け工事が出来そうなことが判明する。
決して広くはありませんが、このくらいのスペースがあれば、
塗装した部材の乾燥部屋にしたり、
作りかけの部材(仕掛品)の保管、
物がごった返しているプレハブの整理整頓などなど、
なかなか有用なスペースになりそうで、
プレハブに差し掛けして作ることから、手間もかからず、
短期間で作れそうなのがなによりです。
午前中は材料の確保にあたり、
午後は簡易な独立基礎工事をスタート。
まずは、基準の水糸をプレハブから引っ張り、水平を出す ↓

一応、水盛管という、水平を出す道具があるのですが、
まあ、それほどシビアな工事でもないので、水糸を張ってから水平器で水平を出すという手抜き工事です。
最初の基準位置が決まりましたら、そこへ羽子板付きの沓石を穴を掘ったところへ据える ↓

沓石には予め、鉛筆で柱の大きさと芯を墨付けしておいて、
その上に二方向の水平器を置いて微調整します(沓石が傾いているとズレが生じます) ↓

基準の独立基礎を設置したら、そこから2.7m横へ、プレハブからは2.1mの距離で大まかな場所を出す ↓

この方法では正確な直角は出ないと思いますが、
プレハブの側面から出した水糸と、差し掛けするプレハブの面との大まかな直角が出れば問題ないと思います。
沓石を三つ設置後、同じように水糸と水平器で幅方向の高さを出しています ↓

ここのスペースは、ゆるい坂で傾斜がついています。
三つの独立基礎の高さは、その地面に合わせて据えましたので、
それぞれの独立基礎の上面の高さはバラバラです。
ですので、これから建てる柱の寸法を、この基礎の高さに合わせてカットすることになります。
今日は基礎工事でおしまい。
つづく。
といいなあ・・・