いとこの結婚式
いとこの兄弟の兄の方が結婚式を挙げた時、その弟が車で式場へ一緒に乗せて行ってくれるということになりました。
私はビデオ2台とカメラ一台、弁当箱程大きな予備電源(当時バッテリーは30分程度しかもたなかった)など、2つのバッグ一杯重い荷物を準備して車が来るのを待ちました。
式場は車で普通20分はかかる場所なので当然1時間程前には迎えに来てくれると思っていました。
しかしなかなか来ないので電話すると、出前の返事と同じく「もう出ます」
イライラしながら待っていると、三〇分程前に来て急いで乗り込んで出発。
まあ始めからこんな調子なので弟君は全然結婚式に気が入ってない。
(要するに彼ら兄弟は仲が悪いのだ)
イザ目標の式が行われるビル街に来て驚いた。
弟君は式場の場所を正確に知らず案内状の地図をみて
「この辺だけど・・・」と大きなビル街の路を探しながらウロウロ。
一週間前にビデオを撮りついでに下見に来ていた私はよく知っていたので、
「そこのビルの横」とか言ってやっと到着、ほぼ式の始まる10分前だった。こんなのアリか!反則ワザやないか!
弟君に「カメラ撮る」とカメラを差し出すと「・・・」と向こうへ行ってしまった。
今思い返してもなんかムードが悪い・・・
急いでお嫁さんを探しまくって、やっと見つけてビデオを撮りかけた途端、ガーッと後ろの扉が開いた「何かっ?」と振り返ると式場へ入る列席者が並んでいました。
そう、新郎新婦が居た所は式場の扉の手前の部屋だった訳です。
私が急ぎまくっていたために場所も何も解らなかっただけなのです・・・
荷物を一杯持っていったのは自分ひとりで、何か暖かみの少ない今思い出しても「トホホ」の結婚式でした。こんなのもうイヤ