編集する時いつも考えて悩むのは、作品を記録として残すのか
作品として残すのかとの問題です。
記録として残す場合は家族親族として貴重な映像なら精一杯の長さで使用したいし、純粋に作品として考えれば構成のなかで必要かどうかの基準で考えますし・・・むつかしい。
さて
昔の8mmフィルムのビデオ化は業者をよ~く選ばないと大変です。
今はもう昔(20年ほど前)偶然にも近所にVHSやベーターに音楽を付けて変換してくれる所があって、2度ほど頼んだ事があり、思えばその時に付けて頂いたBGMが今もって私におおきな影響を与えつづけています。
「タイスの瞑想曲」や「G線上のアリア」とか・・・小鳥の声も入れて頂き、BGMや効果音をこういう風に入れると映像が引き立ちイキイキしてくる見本を見せて頂きました。多分社長さんだったと思いますが、もう今は亡くなられて道路に面した町工場も全く違う大きな建物に生まれ変わっています。
数年前に40年も前の8mmフィルムをもう一度編集し直してDVD化する必要性から業者をインターネットで調べてある業者に頼みました。
「わが社はフィルムの見苦しい端のギザギザを見せません」とかうたっておりました。
早速フィルムを送りました、がアト何日も連絡なし。
もし失くしたら泣いても泣ききれないので超心配になって電話したら、今たくさんの注文きておりますので出来ましたら送ります」との事務的な対応
「フィルム到着しました」位のメールがあっても当然。
過去のフィルムに対する思い入れ、愛着をどれだけ依頼者が強くい抱いているとかに対する思いやりが全然なし。
そう感じたら、もうその業者を選んだ自分の落ち度をくやむと同時に、ともかく無事にフィルムが戻ってくれさえすれば充分。
さて、しばらくして送り返されてきたフィルムを見たときはもう「ほっ」として変換されたDVDの出来の悪さもエエ加減なトリミング(枠の中心部75%位を映していて問題外)使用不可能な映像も皆許せた。
そして今度は慎重にいろんな業者のなかから誠実そうな業者さんを見つけ
お願いしました。
今度は充分納得できる内容と誠実な対応で今も感謝し続けております。
参考までに言えば、北海道の業者さんです。
過去の貴重なフィルム、テープを持っておられる皆さん、お互いに充分保管には注意いたしましょう。